2009年4月20日
新商品
〜 映画やCM制作でもファイルベースでのHDコンテンツ制作が可能に 〜
ソニーは、記録メディアに青紫色レーザー技術を採用したプロフェッショナルディスクシステム“XDCAM”シリーズの中でも2008年4月に発売を開始した4:2:2サンプリング対応の“XDCAM”HD422シリーズとして、23.98P記録・再生に対応するXDCAM HD422カムコーダー 『PDW-F800』、XDCAM HD422レコーダー『PDW-F1600』、及びXDCAM HD422フィールド ステーション『PDW-HR1』の3機種を発売します。
型名 | 発売日(予定) | 希望小売価格 |
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XDCAM HD422カムコーダー 『PDW-F800』 |
2009年7月上旬 | 4,410,000円 (税抜価格4,200,000円) |
XDCAM HD422レコーダー 『PDW-F1600』 |
2009年7月上旬 | 3,255,000円 (税抜価格¥3,100,000) |
XDCAM HD422フィールドステーション 『PDW-HR1』 |
2009年7月上旬 | 2,205,000円 (税抜価格¥2,100,000円) |
“XDCAM”シリーズは、発売以来、ディスクならではの操作性に加え、映像・音声をプロフェッショナルディスクにMXFファイル形式で記録する点や、IT技術との親和性が高くネットワークやサーバーとの連携がスムーズに行える点などを評価いただき、急速に普及しています。
今回発売する新商品群は、23.98P記録・再生に対応することで、報道用途だけでなく、映画やCM制作の場も含んだより幅広い場面にて、ファイルベースでのHDコンテンツ制作を実現します。
全機種共通の主な特長
1080/59.94i/29.97p/50i/25p記録・再生に加え、1080/23.98pの記録・再生に対応したことにより、映画やCM制作にも用途が広がります。
MPEG HD422(50Mbps)、MPEG HD(35/25/18※Mbps)、MPEG IMX(50/40/30Mbps)、DVCAM(25Mbps)の記録・再生に標準で対応し、従来のHD4:2:0やSDの記録・再生にも対応し、高い互換性を発揮します。
従来、パソコンを使って行っていたファイル転送が、“XDCAM”HD422シリーズのカムコーダーやレコーダーの本体から行うことが可能になります。転送先のIPアドレスを本体に3つ登録できるだけでなく、DHCP・AutoIP・UPnPに対応しておりIPアドレスを自動設定することが可能です。
撮像素子には、3板式 2/3型 220万画素 フルHD(1920×1080)CCD、14ビット A/D コンバーターを搭載した“PowerHAD”FX CCDブロックを搭載し、暗部での豊かな階調表現を実現する、高画質なフルHD撮影が可能です。
ND光学フィルターとCC光学フィルターを独立して標準装備しているため、制作用途に合わせてお使い頂くことができます。
CCフィルター A:クロス B:3200K C:4300K D:6300K
NDフィルター 1:素通し 2:1/4ND 3:1/16ND 4:1/64ND
プログレッシブモードでの撮影時に、HD映像の撮像フレームレートを再生フレームレートと異なる設定にすることができ、滑らかなスローモーションや早送りなどの効果が可能となります。映画やCM、プロモーションビデオなど様々なHDコンテンツ制作において映像 表現をサポートします。
再生フレームレート:23.98Pの場合
撮像フレームレート:1P 〜 48P (1フレーム毎)[24倍速クイックモーション〜1/2倍速スローモーション]
再生フレームレート:29.97Pの場合
撮像フレームレート:1P 〜 59.94P (1フレーム毎)[30倍速クイックモーション〜1/2倍速スローモーション]
2/3型レンズアダプターを使うことで、シネマレンズなどを使用するときに便利な画像反転に対応できます。
ユーザーガンマ設定用アプリケーションソフトウェア「CVP File Editor(Ver.4.0以降)」を使って、4種類の内蔵ハイパーガンマ以外に、任意のガンマカーブを作成し、“メモリースティック”を経由してカメラ本体に読み込んで使用することができます。
最適なフォーカス位置をビューファインダー上に表示させるフォーカスアシスト機能を搭載。正確な焦点距離を容易に確認することが可能です。
従来機種であるXDCAM HD422カムコーダー『PDW-700』の主な機能を継承しています。
アップコンバーター/ダウンコンバーター、1080/720クロスコンバーター内蔵
スローシャッター機能、キャッシュREC機能、デジタルエクステンダー機能等の様々なシーンに対応する機能に対応
スロットイン・デジタルワイヤレスに対応
HD/SD-SDIインプットボード『CBK-HD01』に対応。緊急時など、取材現場でカムコーダーをレコーダー代わりに使用可能
HD/SD-SDI出力(2系統)、コンポジット出力(1系統)、LAN端子、i.LINKなど多彩なインターフェースを搭載
リニア編集機のプレーヤーとしてだけでなく、レコーダーとしても使用できます。
アッセンブル編集やオーディオ/ビデオインサート編集、A/Vスプリット編集などに対応します。
複数のクリップが記録されているディスクを再生した場合、1クリップごとに停止するモードに対応しました。これにより、ファイル単位での送出が可能になります。
従来機種のXDCAM HD422レコーダー『PDW-HD1500』の主な機能を継承しています。
デュアル光学ヘッドを搭載し、高速なファイル転送が可能
ジョグモード -1〜+1倍速、バリアブルモード -2〜+2倍速、シャトルモード -20〜+20倍速に対応し、VTRライクなオペレーションを継承
アップコンバーター/ダウンコンバーター、1080/720クロスコンバーター内蔵
24bit/48kHzの高音質 8chオーディオ記録に対応、HD5.1ch制作が可能
TBCコントロールを搭載。HDデジタルビデオコントローラー『HKDV-900』からの外部コントロールも可能
AC/DC/バッテリーの3電源対応
HD/SD-SDI入力(1系統)、HD-SDI出力、SD-SDI出力、コンポジット出力をそれぞれ2系統ずつ装備。RS-422端子(リモート9ピン)やLAN端子、i.LINKなど多彩なインターフェースを搭載
リニア編集機の操作感覚で、In/Out点を指定してクリップリストデータを作成することが可能なため、擬似的なカット編集※が行えます。フィールドステーション単体でのクリップリスト編集のみならず、XDCAMレコーダーやHDCAMレコーダーなどRS-422端子を備えたVTRをプレーヤーとして、フィールドステーションをレコーダーとしてのクリップリスト編集も可能です。なお、編集は、上書きモードとインサートモードを選択することができます。
『PDW-HR1』単体のオペレーションだけでなく、別の“XDCAM”や“HDCAM”のレコーダーをプレーヤーとしてお使い頂く事が可能です。
新しいGUIの“EDITモード”は、編集リスト作成画面にてカット編集をしたり、リニア編集のプレーヤーとして使用したりする際に便利な表示画面です。通常の再生時にはノーマルモードを選択し、用途に合わせて、2つのモードを任意に切り替えて使用できます。
ノーマルモード
再生画/収録画/サムネイル表示、エクスパンド機能、シーンセレクションに対応
EDITモード
PLAYER/RECORDER/EDIT LISTの中から使用するモードを選択可能。
また編集内容に合わせて上書きモード/インサートモードも切り替えができます。
大型9型LCDモニターを搭載、16:9のワイド画面で素材の確認やクリップリストの作成が可能です。またスピーカーも内蔵しており、フィールドステーションが1台あれば、撮影現場でのモニタリングが可能です。
アナログ音声入力はXLR端子で4つ装備しており、4chの音声を独立して入力することが可能です。
MPEG TS入出力ボード『PDBK-202』(別売)により、DVB-ASI出力に対応します。デジタルFPUなどにTS信号のまま入力することが可能です。また、『PDBK-202』は、i.LINK TS 入出力にも対応し、“HDV”と互換性をもつTS信号やデジタルFPUなどで採用されているMPEG TS信号の入出力が可能になります。これにより、撮影現場で“HDV”素材をプロフェッショナルディスクにコピーをしたり、MPEG TSアダプター『HDCA-702』を搭載したXDCAMカムコーダーからのDVB-ASI信号の入力に対応したりすることが可能です。
希望小売価格: 315,000円(税抜価格: 300,000円)
発売予定日: 2009年7月上旬
型名 | PDW-F800 | |
撮像素子 | 2/3型 プログレッシブ型CCD | |
画素数 | 1920(H)×1080(V) | |
記録再生フォーマット | MPEG HD422(MPEG-2 422P@HL):記録ビットレート50Mbps MPEG HD、MPEG IMX、DVCAM | |
記録時間(MPEG HD422) | 1層ディスク使用時:約43分 2層ディスク使用時:約95分 |
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インターフェース | 映像 | HD/SD-SDI入力※:1系統(HD/SD切換式) ※オプションでの対応 コンポジット入力※:1系統 HD/SD-SDI出力:2系統 (HD/SD切換式、うち1系統はスーパー出力可能) コンポジット/HD-Y出力:1系統 (コンポジット/HD-Y切換式) |
音声 | 音声入力(Line・Mic・Mic+48V・AES/EBU): 2系統(XLRタイプ3ピン) ステレオマイク入力(XLRタイプ5ピン) 音声出力:1系統(XLRタイプ5ピン) |
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その他 | タイムコード入力:1系統 タイムコード出力:1系統 GenLock端子:1系統 LAN端子(100BASE-TX):1系統 i.LINK:1系統 USB端子:1系統 |
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消費電力 | 約40W | |
質量 | 約4.3kg (ビューファインダー・レンズ・マイクバッテリー除く) |
型名 | PDW-F1600 | |
記録再生フォーマット | MPEG HD422(MPEG-2 422P@HL):記録ビットレート50Mbps MPEG HD、MPEG IMX、DVCAM |
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記録時間(MPEG HD422) | 1層ディスク使用時:約43分 2層ディスク使用時:約95分 |
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サーチスピード | ジョグモード:-1〜+1倍速 バリアブルモード:-2〜+2倍速 シャトルモード:-20〜+20倍速 |
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インターフェース | 映像 | HD-SDI出力:2系統 (うち1系統はスーパー出力可能) SD-SDI出力:2系統( うち1系統はスーパー出力可能) コンポジット出力:2系統 (うち1系統はスーパー出力可能) HD/SD-SDI入力:1系統 (HD/SD切換式) |
音声 | アナログ音声入力:2系統(XLRタイプ3ピン) AES/EBU入力:2系統、4ch(XLRタイプ3ピン) アナログ音声出力:2系統(XLR3タイプピン) AES/EBU出力:2系統、4ch(XLR3タイプピン) モニター出力:2系統(XLR3タイプピン) |
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その他 | タイムコード入力:1系統 タイムコード出力:1系統 RS-422制御端子:D-sub9ピン ビデオコントロール端子: D-sub9ピン LAN端子(1000BASE-T):1系統 i.LINK:1系統(FAM/TSオプション切換式) USB端子:1系統 |
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消費電力 | AC運用時:約80W DC運用時:約65W(セーブモード時:約55W) |
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質量 | 約6.5kg |
型名 | PDW-HR1 | |
記録再生フォーマット | MPEG HD422(MPEG-2 422P@HL):記録ビットレート50Mbps MPEG HD、MPEG IMX、DVCAM |
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記録時間(MPEG HD422) | 1層ディスク使用時:約43分 2層ディスク使用時:約95分 |
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サーチスピード | ジョグモード:-1〜+1倍速 バリアブルモード:-2〜+2倍速 シャトルモード:-20〜+20倍速 |
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インターフェース | 映像 | HD/SD-SDI入出力:1系統(HD/SD切換式) コンポジット入力:1系統 アナログビデオ入力:1系統 タイムコード入力:1系統 HD -SDI出力:2系統 (うち1系統はスーパー出力可能) SD-SDI出力:1系統(スーパー出力可能) コンポジット出力:1系統(スーパー出力可能) HDMI出力:1系統 |
音声 | アナログオーディオ入力:1〜4ch アナログオーディオ出力:1〜4ch モニター出力:2系統(XLR3ピン) |
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その他 | RS-422制御端子:D-sub9ピン タイムコード出力:1系統 LAN端子:1系統 i.LINK(FAM):1系統 i.LINK(TSオプション):1系統 DVB/ASI(オプション):1系統 USB端子:2系統 |
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消費電力 | AC運用時:約65W DC運用時:約55W |
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質量 | 約7.4kg |
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