新ランプ制御技術で3D映像を明るくしたスタンダードモデルの家庭用プロジェクター発売 | プレスリリース

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2011年6月9日
2011年7月6日改訂

新商品

新ランプ制御技術採用で、より明るく、くっきりした3D映像^※1を実現した家庭用ビデオプロジェクター

～ハイフレームレート“SXRD”パネルを搭載し3D対応したスタンダードモデル発売～

ビデオプロジェクター『VPL-HW30ES』

ソニーは、3D映像視聴時における新ランプ制御技術の採用により、当社従来機比約2.7倍明るい3D映像^※1と、クロストーク（2重像）の少ないくっきりした3D映像を実現した家庭用ビデオプロジェクターを発売します。
上位機種で採用しているソニー独自のハイフレームレート対応フルHD反射型液晶ディスプレイデバイス“SXRD（Silicon X-tal Reflective Display）”をスタンダードモデルに初めて搭載し、3D映像表示に対応しました。また、2D映像視聴時には70,000:1^※2の高ダイナミックコントラスト比^※3と1,300ルーメンの高光出力を実現しています。

型名	価格	発売日
ビデオプロジェクター『VPL-HW30ES』	オープン価格	7月25日
3Dメガネ『TDG-PJ1』（別売）
3Dシンクロトランスミッター『TMR-PJ1』（別売）

『VPL-HW30ES』は、“SXRD”の高速応答性能を活かして240Hzで高速駆動させることにより、「フレームシーケンシャル表示方式」によるフルハイビジョンの3D映像表示を実現しています。アクティブシャッター方式で専用の新型3Dメガネ『TDG-PJ1』（別売）^※4と、専用新型3Dシンクロトランスミッター『TMR-PJ1』（別売）^※4をお使い頂くことで、ご家庭のスクリーンで臨場感あふれる3Dコンテンツを簡単にお楽しみ頂けます。
3D映像視聴時には3Dメガネを使うため、2D映像視聴時に比べて映像が暗くなりますが、本機は新ランプ制御技術を採用し、左目用、右目用の映像表示と3Dメガネのシャッター開閉に合わせてランプの輝度をダイナミックにコントロールすることで、当社従来機比で約2.7倍明るい3D映像^※1と、クロストーク現象（映像が2重に見える現象）を抑えた、くっきりした3D映像を実現しています。
また、「2D／3D専用画質モード」を搭載。多様な映像素材に合わせたCinema1～3、Game、Photoなど7つのプリセット画質モードから、2D、3D映像視聴時それぞれにおいて最適な設定を選択できるほか、お好みの設定を保存した2つの画質モードを選択できます。
なお、本機は“SXRD”と、光量を画像に合わせて自動制御する「アドバンストアイリス3」技術の組み合わせにより、2D映像視聴時において、70,000:1^※2の高ダイナミックコントラスト比^※3と、1,300ルーメンの高光出力を実現しました。比較的明るいリビングなどでの使用にも配慮し、高輝度を維持しながら、NTSC比90％の広色域を確保、明部から暗部まで自然で豊かな階調表現と色表現を両立しています。

ソニーは、フルハイビジョン3D映像を楽しめる家庭用ビデオプロジェクターとして、昨年11月に本格的なホームシアター向け高画質モデル『VPL-VW90ES』を発売しました。このたび、より幅広いお客様に3D映像を体験頂けるよう、3D対応のスタンダードモデルとして『VPL-HW30ES』をラインナップに追加することで、ご家庭における3Dエンタテインメントの世界をさらに広げてまいります。

※1: 当社3D対応従来機、ビデオプロジェクター『VPL-VW90ES』の出荷設定時における3D映像との比較で約2.7倍。
（新ランプ制御技術による明るさの向上：　約2.1倍　×　輝度の絶対値差による明るさの向上：　約1.3倍）
※2: プロジェクター本体の設定および使用環境により異なります。
※3: 実使用上における画面内の最大輝度と最小輝度比。
※4: 3D対応プロジェクター専用。

『VPL-HW30ES』の主な特長

新ランプ制御技術の採用で、当社従来機比約2.7倍明るく^※1、クロストークも低減させた3D映像を実現

フレームシーケンシャル表示方式とアクティブシャッター方式の3Dメガネを組み合わせた3D映像視聴時には、メガネを使用するため2D映像視聴時に比べて映像が暗くなります。
そこで本機では、新型ランプとチューンアップした周辺回路を組み合わせた新ランプ制御技術を採用しました。3D映像視聴時における、左目用、右目用の映像表示と、3Dメガネのシャッターの開閉に合わせて、ランプをダイナミックに、かつ高精度にコントロールすることで、当社従来機『VPL-VW90ES』の出荷設定時の輝度と比較して、約2.7倍明るい3D映像^※1と、クロストーク現象を抑えたくっきりした3D映像を実現しました。
この技術では、シャッターが開いているタイミングに、2D映像視聴時より高い輝度でランプを光らせる一方、左目用、右目用の映像を書き換える間のクロストークが出やすいタイミングではランプの輝度を下げる仕組みとなっています。

新ランプ制御技術（イメージ）

高画質なフルハイビジョン3D映像表示を可能にする、
ソニー独自のハイフレームレート対応フルHDディスプレイデバイス“SXRD（Silicon X-tal Reflective Display）”

解像度・コントラスト・応答速度に優れるソニー独自のハイフレームレート対応フルHD反射型液晶ディスプレイデバイス“SXRD”により、高画質な3D映像の表示を実現しました。
2µm以下の液晶セル厚、垂直配向技術による2.0msec以下^※5の高速応答性能を活かし、240Hzで液晶パネルを高速駆動させることで、クロストーク現象を抑え、くっきりした3D映像をお楽しみ頂けます。

※5: 立ち上がり、立ち下がりそれぞれにおいて。

「2D/3D専用画質モード」を搭載

2D、3Dそれぞれ専用の画質モードを搭載。2D、3D視聴時それぞれにおいて、多様な映像素材に合わせた7つのプリセット画質モードに、お好みの設定を保存できる2つの画質モードを加えた合計9つの画質モードから最適な設定を選択できます。
3種類の「Cinema」モード（フィルム画質、デジタルシネマ画質、プロフェッショナルモニターに合わせた画質）、遅延が少なく「PlayStation®3」などの3D立体視ゲームに最適な「Game」モード、デジタル写真用の「Photo」モードなどがあらかじめ設定されています。

3D機能

3D機能は、基本的に上位機種の『VPL-VW90ES』を踏襲しています。3Dフォーマットは、「フレームパッキング」、「サイドバイサイド」、「トップアンドボトム」に対応しています。また、「2D→3D変換機能」を搭載しており、2D映像素材から擬似的な3D映像を表示します^※6。「2D→3D変換機能」は、その効果を3段階で調整できます。3Dメガネの明るさおよび3D映像の奥行き調整は5段階で調整可能です。

※6: ただし、映像によって3Dの効果には差があり、その感じ方にも個人差があります

2D映像視聴時に、70,000：1^※2の高ダイナミックコントラスト比^※3、1,300ルーメンの高光出力を実現

本機には、入力された映像の明るさに応じてランプから投射する光の量をアイリス（絞り）で自動制御する「アドバンストアイリス3」を搭載。常にシーンの映像情報を解析し、最適となるようなアイリスの駆動を行うことにより、暗部の滑らかな表現とピーク輝度の高さの両立を可能としています。
高いコントラスト性能を持つ “SXRD”と、この「アドバンストアイリス3」の組み合わせにより、2D映像視聴時には、70,000：1^※2の高ダイナミックコントラスト比^※3と、1,300ルーメンの高光出力を実現しました。比較的明るいリビングシアターなどでの使用にも配慮、高輝度を維持しながら、NTSC比90％の広色域も確保しています。

3Dプロジェクター専用新型3Dメガネと3Dシンクロトランスミッター（専用別売アクセサリー）

3Dメガネ『TDG-PJ1』／3Dシンクロトランスミッター『TMR-PJ1』 3D対応プロジェクター専用の別売アクセサリーとして、3Dメガネ『TDG-PJ1』と3Dシンクロトランスミッター『TMR-PJ1』を同時発売します。
『TDG-PJ1』は、従来機種で必要だった偏光フィルターをレンズと一体化したほか、77gから59ｇに軽量化を図っています。同梱のUSB充電ACアダプターによる充電タイプで、約30分の充電で約30時間の連続視聴が可能です。約3分の充電で約3時間使用できる「クイック充電」機能も備えています。
『TMR-PJ1』は、トランスミッターから3Dメガネまで9ｍ以内の範囲をカバーできます。別売LANケーブル（Cat7ストレートタイプのみ）を用いて本体と接続でき、柔軟な設置が可能です。

3D対応の新型リモコン

本機に同梱した新型リモコン『RM-PJ20』には、3D映像に関する設定を行いやすくした「3D」ボタンを追加しました。また、9つの画質モードを直接選べるボタンで、簡単にお好みの画質設定を選択できます。

充実の入出力端子

接続にはDeepColor、x.v.Colorに対応したHDMI入力を2系統搭載。また、コンポーネント入力、アナログRGBやPC接続のD-sub15ピン入力端子も各１系統ずつ装備しています。3Dシンクロトランスミッターを接続する3D Sync端子や、IR IN端子も新たに装備しました。

約22dB^※7の静音設計で視聴を妨げる駆動音を低減

冷却エアフローシステムを最適化したことで、ファンの低回転化を実現。風切り音と駆動振動を低減しています。低風量で冷却できるランプハウジングにより、ファンノイズを約22dB^※7まで低減しました。これにより、静寂な映画のシーンを充分に堪能できる静音設計を実現しています。

※7: プロジェクター本体の設定および使用環境により異なります。

3D視聴に関する注意

体調がすぐれないときは3Dの視聴はお控えください。
視聴中に体調の変化を感じた場合は、すぐに視聴を中止してください。
3D映像の見え方には個人差があります。

先行展示

『VPL-HW30ES』は、銀座・ソニーショールーム、ソニーストア名古屋、大阪にて、7月中旬^※より先行展示いたします。
※先行展示を7月中旬にさせていただきました（2011年7月6日付）。

ソニーショールーム発売前先行展示情報

キャンペーン実施のお知らせ

ソニーの3D対応商品で『トロン：レガシーブルーレイ3D™』を観よう！
～対象商品購入のお客様、先着5万名様にプレゼント～

「VPL-HW30ES」など3D対応商品を購入し、キャンペーンに応募頂いたお客様、先着5万名様を対象に、「ブルーレイ3D™」ソフト『トロン：レガシーブルーレイ3D™』（非売品／3D再生専用品）をプレゼント。
（2010年公開の3D映画。人類の未来を賭けたバトル・アクション。ウォルト・ディズニー・スタジオ作品）

【実施期間】
2011年6月1日（水）～2011年9月30日（金）※応募数が5万名様に到達し次第、終了。
【応募方法】
対象商品を購入の上、期間中にMy Sony Clubで新規に製品登録を行い、キャンペーンページから応募してください。詳しくは下記のページをご覧ください
◆キャンペーンページ（PCサイトのみ）
詳細はこちらよりご覧ください

主な仕様

パネル	倍速駆動対応 0.61型 SXRD（Silicon X-tal Reflective Display）、約622万画素（2,073,600画素×3枚）
3D機能	対応
光源用ランプ	200W 高圧水銀ランプ
レンズ	1.6倍ズームレンズ（手動）　　　f18.7～29.6mm/F2.50～3.00
レンズシフト量	V：+/-0.65V、H：+/-0.25H
投影サイズ	40～300型（対角・16:9）
輝度	最大1,300ルーメン
ダイナミックコントラスト比	最大70,000：1
対応ビデオ信号	15kHz RGB/コンポーネント 50/60Hz、プログレッシブコンポーネント 50/60Hz、（480/60i、576/50i、480/60p、576/50p、720/60p、720/50p、1080/60i、1080/50i、1080/48i）、1080/60p（HDMI入力端子のみ）、1080/50p（HDMI入力端子のみ）、1080/24p（HDMI入力端子のみ）、コンピューター信号（fH：19～72ｋHz、fV：48～92Hz、最大解像度：1920×1080 fV：60Hz）
ビデオ入力	-
Sビデオ入力	-
コンポーネント入力	1系統　　（Y Pb/Cb Pr/Cr）
INPUT A	1系統（アナログRGB/コンポーネント：HD D-sub 15ピン）
HDMI入力	2系統（デジタルRGB/Y CB(PB) CH (PR)）
REMOTE端子	1系統（RS-232C：D-sub 9ピン）
IR IN端子	ミニジャック
3D SYNC端子	RJ-45端子
電源	AC100V 50/60Hz
消費電力	最大：300W(待機時：0.5W／スタンバイモード（標準）選択時：8W)
外形寸法	（幅）407.4×（高さ）179.2×（奥行き）463.9mm
質量	約10kg
ファンノイズ	約22dB^※7
主な付属品	リモートコマンダー『RM-PJ20』、USB充電ACアダプター
別売アクセサリー	3Dメガネ『TDG-PJ1』　オープン価格大きさ：約幅174×高さ44×奥行185(mm) 3Dシンクロトランスミッター『TMR-PJ1』　オープン価格大きさ：約幅154×高さ26×奥行28(mm)
別売アクセサリー	天井取り付け金具『PSS-H10』（VPL-HW30ES、HW20、VW90ES、VW200共有）　　　希望小売価格 80,850円（税抜価格 77,000円）交換用プロジェクターランプ『LMP-H202』（VPL-HW30ES専用）　　　希望小売価格 31,500円（税抜価格 30,000円）

※7: プロジェクター本体の設定および使用環境により変化します。

注: 記載されている製品名等は各社の登録商標あるいは商標です。

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