ソニーは、長年培ってきたアナログとデジタルの高音質技術を結集し、新たにフラッグシップモデル“Signature Series(シグネチャーシリーズ)”として、ハイレゾリューション・オーディオ(ハイレゾ)対応のステレオヘッドホン『MDR-Z1R』、ウォークマン® WM1シリーズ『NW-WM1Z』『NW-WM1A』、ヘッドホンアンプ『TA-ZH1ES』の4機種を発売します。
シリーズ名 | 商品名 | 型名 | カラー | 発売日 | 価格(税抜) |
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Signature Series | ステレオヘッドホン | 『MDR-Z1R』 | ブラック | 10月29日 | オープン価格 |
ウォークマン® WM1シリーズ | 『NW-WM1Z』 (内蔵メモリー256GB) |
ゴールド | 10月29日 | ||
『NW-WM1A』 (内蔵メモリー128GB) |
ブラック | 10月29日 | |||
ヘッドホンアンプ | 『TA-ZH1ES』 | ブラック | 10月29日 | メーカー希望小売価格 278,000円 |
Signature Seriesは、それぞれのモデルにおいて、構造面でも素材面でも高音質を徹底的に突き詰めました。オーケストラの荘厳な響きからライブのほとばしる熱量まで、アーティストが伝えたい音楽の感動や空気感を再現。ヘッドホンによる音楽体験を“聴く”から“感じる”領域へ革新します。これまで再現することが難しかった演奏が始まる瞬間や演奏終わりの静寂に至るまでの微小音がもたらす繊細な空気感、ニュアンス、大音量時のスケール感や躍動感、音楽のダイナミズムもご体感いただける音づくりをめざしました。また、最新のJEITA統一規格であるφ4.4mmのヘッドホンバランス端子※1を業界に先駆けて※2搭載しました。ハイレゾ音源の再現性がさらに進化し、自然な音をご堪能いただける、創業時から高音質にこだわり続けてきたソニーがこだわり抜いた新商品群です。
音楽の空気感を追求したステレオヘッドホン『MDR-Z1R』は、大口径70mm HD(High Definition)ドライバーユニットを搭載。ドーム部には薄膜のマグネシウムを採用し、120kHzまでの超高域再生を可能にしました。また、音響レジスターをハウジング全面に使用し通気を最適にコントロールすることで、密閉型ヘッドホン装着時特有の共鳴を限りなく除去し、ハイレゾ音源に含まれる微小な音まで余すことなく表現。生演奏を客席のベストな位置で聴いているかのような音楽体験ができます。加えて、ヘッドバンドには眼鏡フレームにも使われる軽量で弾力性に富むβチタンを採用し、ヘッドバンドカバーには耐久性に優れた牛革を使用。イヤーパッドには厚みのある低反発ウレタンフォームを用いて、高品質な羊革を立体縫製しました。頭部や耳にフィットしやすく長時間のリスニングでも快適に装着いただけます。
高音質を突き詰めたウォークマン® WM1シリーズは、内蔵メモリー256GBの『NW-WM1Z』と、128GBの『NW-WM1A』で構成。両機種ともにソニーがウォークマン®用に新規開発したフルデジタルアンプ「CXD3778GF」を搭載し、DSD 11.2MHzまでのネイティブ再生※3に対応しました。また、ヘッドホン出力を向上させたことで、音の広がりや空気感までをも再現するステレオヘッドホン『MDR-Z1R』のような高インピーダンスヘッドホンであっても、ポータブルヘッドホンアンプを用いずに、独力でのドライブが可能になり、ダイレクトに繋いで音楽をお楽しみいただけます。その他、『NW-WM1Z』では筐体に金メッキを施した無酸素銅のシャーシを採用、アンプからヘッドホンへつなぐ内部ケーブルにはKIMBER KABLE®社の協力によって開発された4芯Braid(編み)構造のケーブルを使用し、さらなる高音質を追求。シャープで立ち上がりの早いデジタルアンプの特徴を活かしつつ、ナチュラルでアコースティックな音もご体感いただけます。
ソニーのアンプ技術とデジタル技術を結集した据え置き型ヘッドホンアンプ『TA-ZH1ES』は、新開発のD.A.ハイブリッドアンプにより、フルデジタルアンプの高情報量・高解像度そのままに、アナログ回路を用いた信号補正により大出力時の歪(ひずみ)やデジタルノイズをさらに低減。ハイレゾ音源の再現性を高めました。加えて、PCM音源を11.2MHz相当のDSD信号に変換する「DSDリマスタリングエンジン」と、お手持ちのCDクオリティ以下の音源をハイレゾ相当にアップスケーリングする「DSEE HX™」が進化。お持ちの音源をより豊かな音質でお楽しみいただけます。また、主要なヘッドホンを変換プラグなしで接続できる出力端子を多数搭載した他、ウォークマン®との使い勝手も向上しました。デスクトップに置けるサイズでありながらも、据え置き型だからこそ実現できる本格的な高音質とパワー溢れる臨場感をご自宅でご体感いただけます。
ソニーは今年、創業70周年を迎えました。1979年のウォークマン®発売以来、ヘッドホンで音楽を楽しむ文化をつくり続けてきました。豊かな音の広がりを楽しめるハイレゾ音源の再生をさらに一歩進め、より高音質の先にある未知なる感動体験をお届けします。
ソニーが長年培ってきたアナログとデジタルの高音質技術を結集して磨き上げ、それぞれのモデルにおいて、構造や素材、形状・デザインも従来の常識にとらわれることなく、高音質を徹底的に突き詰めました。オーケストラの荘厳な響きからライブのほとばしる熱量まで、アーティストが伝えたい音楽の感動や空気感を再現。ヘッドホンによる音楽体験を“聴く”から“感じる”領域へ革新させます。これまで再現することが難しかった演奏が始まる瞬間や演奏終わりの静寂に至るまでの微小音などから生まれる繊細な空気感やニュアンス、大音量時のスケール感や躍動感、音楽のダイナミズムもご体感いただけます。
また、最新のJEITA統一規格であるφ4.4mmのヘッドホンバランス端子※1を業界に先駆けて※2採用。バランス接続では伝送路内で左右の音声信号が混合されることがないため、音の解像度、広がり、奥行を余すことなく表現することができます。同規格は、ヘッドホンやイヤホンでバランス接続するための端子をJEITAが2016年3月に規格化しました。
音響レジスターをハウジング全面に使用し、通気を最適にコントロールすることで、空間共鳴を排除。密閉型ヘッドホン装着時特有の共鳴を限りなく除去して聴感上のS/N比を向上しました。ハイレゾ音源に含まれる微小音を損なうことなく耳に届けます。また、異種材料の組み合わせと、シームレスに曲率を変化させた平面のないハウジング形状により共鳴を抑制します。
『MDR-Z1R』は、数多くのレコーディングスタジオで使われているコンデンサーマイクロホンやモニターヘッドホンなどプロフェッショナル向け音響製品を長年にわたり生産している、ソニー・太陽※4(大分県)で製造。プロ用製品で培われた厳しい品質管理の下、熟練作業者により手作業で一つひとつ丁寧に仕上げます。
オーディオケーブルの世界で独自のノウハウを持つKIMBER KABLE®社とソニーの技術を融合し、より原音に忠実な高音質再生を実現する、JEITA統一規格のφ4.4mmバランス標準プラグ採用のヘッドホンケーブル『MUC-B20SB1』(10月29日発売予定/オープン価格)を発売します。
型名 | 筐体 | アンプからヘッドホンジャックへの線材 |
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『NW-WM1Z』 |
金属の中でも抵抗値が低い無酸素銅(純度99.96%以上)を筐体素材に採用。低インピーダンス化を実現しました。熟練の技術を持つ職人による銅板からの総削り出しの加工。接触抵抗低減と酸化防止の為に、金メッキを施しました。音質は、伸びのある澄んだ高音、クリアでより力強い低音域をお楽しみいただけます。 |
KIMBER KABLE®社との協力によって開発された4芯Braid(編み)構造を採用し、表現力豊かで上品な音質を追求しました。 |
『NW-WM1A』 |
総削り出しアルミシャーシを採用することにより、音質効果と高剛性を両立しました。抵抗値の低減を実現し、クリアで力強い低音域をご体感いただけます。 |
無酸素銅ケーブルを採用し、力強い音質を実現しました。 |
ウォークマン本体を鞄などに入れたまま、手元で簡単に操作ができるリモートコマンダー『RMT-NWS20』をはじめ、日本製の上質な天然皮革(牛革)を厳選して使用した本革製NW-WM1シリーズ専用ケース『CKL-NWWM1』、傷や汚れに強いハードコーティング仕様のWM1シリーズ専用保護シート『PRF-NWH40A』を発売(すべて10月29日発売予定/オープン価格)します。より快適にウォークマン®をご愛用いただけます。
本機に採用している「S-Master HX」は全ての増幅プロセスをデジタル領域で行い信号劣化のない増幅が可能です。この「S-Master HX」にアナログ回路を組み合わせた「D.A.Hybrid Amplifier Circuit(D.A.ハイブリッドアンプ)」を新開発し搭載しました。フルデジタルアンプS-Master HXが持つダイナミックでストレートな音質と、高いインピーダンスのヘッドホンをノイズや歪なく鳴らしきるハイパワーを両立しました。また、USB端子に接続したPCなどからの音楽再生に対して、最大でDSD 22.4MHz、PCM 768kHz/32bitのハイレゾ音源に対応しています。
すべてのPCM音源を11.2MHz相当のDSD信号に変換するソニー独自技術「DSDリマスタリングエンジン」と、CD音源や圧縮音源などを384kHz/32bit相当の高解像度にアップスケーリングするDSEE HX™を搭載。お持ちのあらゆる音源をお好みに応じた、より豊かな音質でお楽しみいただけます。
ESシリーズで培ったFBシャーシにWall構造を組み合わせた新開発FBW(Frame/Beam/Wall)シャーシを採用。専用のアルミ押し出し材から削り出して作られたWallにより、共振を抑制する高剛性ボディを実現。クリーンで歪のないサウンドをご体感いただけます。また、FBWシャーシの性能を余すところなく引き出すよう音質チューニングされた天板により、より広い音場感・空気感を実現しています。
最新のJEITA統一規格であるφ4.4mmのヘッドホンバランス端子や、XLR4バランス端子、φ3.5mm×2のバランス端子に対応しました。φ3.5mmステレオミニ、φ6.3mmステレオ標準も含めた豊富なヘッドホン端子をフロント面に装備。バランス接続対応の主要なヘッドホンを、音質劣化が伴う変換プラグを介さず性能そのままに接続することができます。またPCだけでなく、ウォークマン®、Xperia™などのスマートフォンおよびタブレット、CDプレーヤーやレコードプレーヤーなどの機器を接続することもでき、ヘッドホンによる音楽体験の幅が広がります。
音楽を音と意識して聴き始めてもうほぼ半世紀になる。
音を聴く人間にとってこれからどんなツールが必要なのか?
職業柄、耳もかなり疲れているような気はするけれど、例えば、今まで聴こえなかった音も感じることが可能ではないかと。耳からだけではなく、大気に存在する振動のようなものを身体で感じる超越した感覚。それでいて、耳や心、身体にやさしい音を届けてくれるツール。 そんな理想のツールが登場したことを予感させる。
作曲を始めた頃、再生機器を変えただけでそれまで何度も聴いていたはずの曲に新たな発見や感動をし、より音楽の魅力にのめり込んでいきました。そんな僕としては、現在更なるハードの進化によってより良い音質や臨場感・迫力を体感出来るようになった事は、一音楽好き、そして音楽制作者としても嬉しく、楽曲を作る上でのモチベーションにもつながります。今回の機器でも思わず過去のアルバムを聴きこんで、自らの音作りの変遷を楽しみました。スタジオでミュージシャンやエンジニアが楽曲をブラッシュアップしてくれるのと同じように、ハードが楽曲に色や空気を与えてくれていると感じています。
今回の新商品ステレオヘッドホン『MDR-Z1R』、ウォークマン® WM1シリーズ『NW-WM1Z』『NW-WM1A』、ヘッドホンアンプ『TA-ZH1ES』を、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神にて、9月9日(金)より展示します。ソニーショールーム/ソニーストア 銀座※8では9月24日(土)より展示します。
発売に先駆けて、10月1日(土)ソニーストア 大阪、10月8日(土)ソニーショールーム/ソニーストア 銀座、10月9日(日)ソニーストア 福岡天神、10月16日(日)ソニーストア 名古屋にて、ステレオヘッドホン『MDR-Z1R』およびウォークマン® WM1シリーズ『NW-WM1Z』『NW-WM1A』の新商品体験イベントを開催いたします。当日は素敵なアーティストをゲストにお招きし開発者とのトークイベントを実施、商品体験も行っていただける予定となっております。詳しくはこちらをご参照ください。
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