ソニーは、有効約5010万画素の高解像でAF/AE追従最高30枚/秒※1のブラックアウトフリー連続撮影※3を実現し、α™(Alpha™)として初めて8K30p※2動画撮影に対応するフルサイズミラーレス一眼カメラ 『α1』を発売します。本機は、解像力とスピード性能の高い次元での両立と、撮影から納品までの高効率ワークフローを実現したプロフェッショナル向けの1台です。
商品名 | 型名 | 発売日 | 価格 |
---|---|---|---|
レンズ交換式デジタル一眼カメラ | 『α1』 ILCE-1 (Eマウント) | 3月19日 | オープン価格 |
予約販売の受付は、2月2日(火)10時より開始します。
『α1』は、新開発のフルサイズ有効約5010万画素 積層型CMOSイメージセンサーExmor RS™(エクスモアアールエス)と、従来比※4約8倍の処理性能をもつ画像処理エンジンBIONZ XR™(ビオンズエックスアール)などの最先端イメージング技術を結集しました。約5010万画素での最高30コマ/秒※1のブラックアウトフリー撮影※3や最大120回/秒※5の演算による高速AF/AE追従など、『α9』シリーズを大幅に上回る新次元のスピードと高い解像力を両立しています。また、無音・無振動のサイレント撮影(電子シャッター使用)時にもフリッカーレス撮影やフラッシュ撮影が可能になり、従来は撮影が難しかったコマ間の瞬間を、屋内外問わず、撮影者の意図通りに高解像で捉えることができます。加えて、αとして初めて高精細8K30p※2撮影に対応するほか、4K120p※6や4:2:2 10bit記録など充実の動画性能を実現しています。
さらに、静止画・動画ともに現場から効率的に納品したいというプロの要望に応え、『α9 II』比約3.5倍の無線FTP転送速度をはじめとする通信機能の高速化や新規ファイルフォーマット対応など、即納が求められる報道・スポーツ現場での使い勝手を大きく改善しました。
ソニーは、2010年にEマウント搭載のミラーレス一眼カメラ初号機を発売して以来、その市場を創出し、牽引してきました。今回の『α1』導入を機に、一眼カメラによる撮影表現の可能性をさらに広げ、常に進化するプロフェッショナルの表現や撮影の要求、創造性に応えていきます。
新開発のフルサイズ有効約5010万画素 積層型CMOSイメージセンサーExmor RS™と従来比約8倍の処理性能をもつ画像処理エンジンBIONZ XR™との組み合わせにより、高解像ながら、AF/AE追従最高30枚/秒のブラックアウトフリー高速連写(電子シャッター時)を実現します。30枚/秒※1連写で圧縮RAWで約155枚※7、JPEG形式で約165枚※8の性能※9で、これまで撮り逃していた一瞬の動きをより確実に捉えることができます。被写体の動きが高速かつ不規則なスポーツや野生動物の撮影、また被写体の表情の変化を一瞬でも見逃したくないポートレート撮影など様々なプロの現場において、ブラックアウトで視野を遮られることなく被写体を肉眼で追い続けるように撮影することが可能です。
さらに、『α9 II』比2倍となる最大120回/秒※5AF/AE演算の実現により、複雑な動きでスピードに緩急のある被写体でも高精度にAF追従をし続けます。さらに急激な輝度の変化に対しても、最速0.033秒※10でAEが追従します。
最高30枚/秒※1の高速連写時にも、まるで肉眼で見ているかのようにシームレスに被写体を捉えることができる、世界初※11240fps※12の頻度で表示可能な電子ビューファインダーを搭載しています。約944万ドット(Quad-XGA)・大型0.64型有機ELディスプレイを採用し、0.90倍※13のファインダー倍率(対角視野角:約41度)やハイアイポイント(約25mm※14)、周辺部もシャープな接眼レンズ光学設計により、隅々まで高い視認性を実現します。またBIONZ XRと電子ビューファインダーの高速処理性能により、ファインダー内で被写体の動きをより滑らかに表示することができるため、動体撮影時も被写体を追いやすくなりました。
高密度かつ広範囲(撮像エリアの約92%をカバー)に配置した759点の像面位相差※15AFセンサーを備え、被写体を高速・高精度に追随するため、撮影者は構図に集中できます。リアルタイム処理に優れた画像処理エンジンBIONZ XRにより、検出能力が従来比30%向上(『α9 II』比)したリアルタイム瞳AF(人物)を用いれば、角度のある横顔や上向き、下向きの顔でも、高精度に自動的に瞳にフォーカスを合わせ続けられます。
さらに動物※16への瞳AF対応では、従来の犬や猫などに、新たに鳥が加わります。オートフォーカスとトラッキングのアルゴリズムの最適化により、急な飛び立ちや高速飛翔中のフレーミングの変化など、鳥特有の撮影条件でも高い追従性を実現します。これまでフォーカス枠をピンポイントに合わせることが難しかった鳥撮影が格段に便利になります。加えて、AIを用いて色や模様(輝度)、被写体距離(奥行)からなる空間情報をリアルタイムに高速処理し、動体を高精度に追従し続けるリアルタイムトラッキングにも対応し、リアルタイム瞳AFとシームレスに使用できます。
イメージセンサーからの高速読み出しに加え、大容量バッファメモリーとBIONZ XRの高速処理性能により、高画素ながら電子シャッター※17でも『α9 II』比で約1.5倍、動体歪みを抑えた静止画※18撮影が可能になりました。緊張が高まるスポーツシーンや野生動物の撮影など、シャッター音を伴う撮影が憚られるような場面でも、無音・無振動で解像感への影響がなく高画質に撮影ができます。最高1/32000秒のシャッター速度も実現し、高速シャッターが露出の自由度を高めてNDフィルターがなくても高輝度環境に柔軟に対応できるなど、撮影領域がさらに広がります。
加えて、イメージセンサーの高速読み出しにより、世界で初めて※19電子シャッターでフリッカーレス撮影が可能になりました。蛍光灯などの人工光源下においてもブラックアウトフリー撮影、最大120回/秒※5の演算によるAF/AE追従、最高30枚/秒連写※20、サイレント撮影など、照明環境を気にすることなく電子シャッターならではの機能を使うことができます。またαで初めて、メカシャッターに加え、電子シャッター使用時でも1/200秒の同調速によるフラッシュ撮影※21に対応します。電子シャッターならではの性能とフラッシュ撮影が併用できるようになり、表現の幅をさらに広げます。
世界で初めて※19フラッシュ同調速度1/400秒を実現し、躍動感溢れる動きを鮮明に切り出すことができます。日中の明るいシーンで、動く被写体にフラッシュ発光で立体感を与えたい時などに便利です。新開発デュアル駆動式シャッターはバネと電磁駆動アクチュエーターの両方の力を利用し、またカーボンファイバー製のシャッターカーテンを用いることで、高い堅牢性と軽量化の両立を実現しています。
最新の画像処理システムの搭載により、有効約5010万画素の高解像ながら、低感度時は約15ストップ※22の広いダイナミックレンジを実現します。拡張ISO50-102400※23の広い感度域で、暗所や薄暗い場所での撮影でもノイズの少ない高精細な描写が可能です。
また、ボディ内手ブレ補正機能を高精度に制御しながら、複数画像を撮影し、PC上で合成することで極めて高い解像感を持つ画像を生成するピクセルシフトマルチ撮影※24がさらに進化しました。本機では計16枚の画像の持つ約7億9626万画素分※25の情報から、約1億9900万画素(17,280×11,520)の画像生成が可能です。ピクセルシフトマルチ撮影時は1/200秒のフラッシュ同調速度の使用が可能で、ブレを抑えたり、明るい屋内で美術品や物撮り撮影でも使用できるようになるなど、より幅広い撮影環境で使うことが可能になりました。
αシリーズとして初めて、8.6KオーバーサンプリングによるXAVC HS方式の8K30p※2動画撮影に対応します。リアルタイムトラッキングやリアルタイム瞳AFなどの優れたAF性能、階調・色再現性との組み合わせにより、高解像8Kならではの映像表現を提供します。ポストプロダクションの際には、8K撮影素材の切り出しよる自由度の高い4K編集作業が可能です。
最大120p※6のハイフレームレート映像を高精細4K解像度でカメラ内部に記録できます。4K解像度の最大5倍の滑らかなスローモーション※26などの、印象的な映像表現も可能です。また4:2:2 10bitのサンプリングにも対応し、従来の4:2:0 8bit比で約128倍の情報を保有しているため、カラーグレーディング時の微細な階調・色調整に対応します。圧縮方式においては、従来のLong GOPに加え、フレーム単位で圧縮し高画質記録を行いスロー&クイックモードでの撮影時は最大1200Mbpsの記録ビットレートとなるAll-intra(XAVC S∸I撮影時)方式や、高効率圧縮コーデックのMPEG-H HEVC/H.265を採用したXAVC HS™※27に対応しています。高い圧縮効率により、同じファイルサイズの場合、従来よりも高画質に記録できます。
また画質面では、映像制作用CineAltaカメラ『VENICE』の開発を通じて培った画作りS-Cinetone(エスシネトーン)を搭載しています。人肌の中間色の表現力を高め、色あいはよりソフトに、ハイライトの描写は被写体を美しく際立たせる自然なトーンで撮影できます。S-Log3/S-Gamut3にも対応し、ポストプロダクション時の業務用カメラとの高い親和性を実現します。S-Log3設定時には、15+ストップの広いダイナミックレンジで、諧調豊かな映像を撮影することができます。
撮影中の温度上昇を抑制するため、イメージセンサーから画像処理エンジン、各種回路設計すべてにおいて細やかな制御を行うことで、低消費電力を実現しています。また、カメラの内部構造やパーツを新たに設計し、イメージセンサーや画像処理エンジンの駆動に伴う熱を効果的に分散し放熱させることで、約30分の高精細8K30p※2動画記録を可能にします。※28
高精度な手ブレ補正ユニットとジャイロセンサーを搭載し、さらに手ブレ補正アルゴリズムの最適化を行うことにより、5.5段※29の補正効果を実現します。有効約5010万画素の高解像性能を最大限引き出します。動画撮影時には、光学式5軸手ブレ補正アクティブモード※30により、手持ち撮影を強力にサポートします。ポストプロダクション時にPCアプリケーション「Catalyst Browse(カタリストブラウズ)」または「Catalyst Prepare(カタリストプリペア)」※31を用いれば、撮影時の手ブレ補正メタデータを利用した高精度な手ブレ補正機能を活用できます。
加えて、映像クリエイターが求める高画質・高音質の映像制作をサポートする充実の性能も搭載しています。
プロからの要望に応え、リモート撮影や、撮影中および撮影後のデータ転送、転送時の使い勝手の強化など、大幅に利便性を向上しました。撮影から納品までのスピードが求められるスポーツや報道系のプロのワークフローの効率化を実現します。
カメラの拡張性を引き出す撮影・映像制作ソフトウェアソリューションとの連携により、効率的な作業や迅速な納品などをサポートします。
ソニーショールーム/ソニーストア 銀座、ソニーストア 札幌、ソニーストア 名古屋、ソニーストア 大阪、ソニーストア 福岡天神にて、1月29日より『α1』の先行展示を予定しています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染防止対策として、予約制での実施を予定しています。
詳細は、ソニー商品情報サイトの先行体験・展示一覧ページをご参照ください。
また、1月27日(水)20時より、ソニーストアチャンネルにてプロフェッショナルによる『α1』に対するインプレッショントークをライブ配信する予定です。
メール・チャット・LINE
https://www.sony.jp/support/inquiry.html
※24時間対応
TEL 050-3754-9555
受付時間 月〜金:9:00〜18:00