茅場を整備することで茅葺屋根を守り、
山村地域の活性化につなげる(メンバー8名)
「茅場から考える地域の活性化」を掲げ、鳥取県内のかつての茅場だった場所で活動しています。茅の燻蒸や茅場の整備を通じて、茅葺屋根の耐久性を向上する取り組みを行いました。耕作が放棄されてしまった農地で、茅を刈り取り、ススキを取り除いて景観を整備しました。集落に根付いた活動により、その地域の住人とも交流が図れています。これまで捨てられていた茅の価値に着目することで、山村の土地利用の機会を生み、地域を活性化していきます。
規格外の野菜を利用したスイーツ開発(メンバー20名)
施設園芸農業が行われている長野県の地域で、つくられた野菜が農作物価格の低下や規格外という理由で廃棄されている状況をみた団体は、それら規格外野菜でおいしいスイーツを作ることを考えました。トマト・プチトマト・アスパラガスの3つを用いて、シフォンやクレープ、ジャムを作りました。お祭りなどのイベントでは一般のかたがたに試食してもらいました。試食会でアンケートも実施した結果、野菜そのものの味を生かした調理方法を今後さらに追求していこうと取り組みを続けています。
楽しく本気でゴミ拾いをするという概念を普及させる(メンバー6名)
ゴミ拾いとスポーツを掛け合わせて、楽しく本気でゴミ拾いをするコンセプトの普及を図っています。2011年、年間を通し5回に分けて、東京・日本橋から京都・三条大橋までの東海道約500kmにおいて、ゴミ拾い駅伝「もう一つの東海道駅伝」を実施します。2月の第1回大会では、24チーム/150人が参加しました。4月の第2回大会で拾ったゴミ1gを1円に換算し、合計金額を義援金として東日本大震災の復興に役立ててもらおうという企画も実施しました。駅伝の取り組みによって、美化運動から一歩進んだ活動を目指します。
日本で暮らす外国人生徒の「生きる」力を養う(メンバー13名)
日本で暮らす外国人の学生およびその子どもが、日本文化に興味を持ちながら快適に暮らせるよう、日本語の学習支援および教科支援を手伝っています。日本語学習では、週3回のリレー形式で会話練習や作文に挑戦しました。また、公共交通機関の利用や、店舗での買い物について学ぶ社会勉強も実施し、生活力向上を図っています。今後、県内の他の外国人学生とその家族も支援していきたいと考えています。
その他、教育、子ども・青少年、医療・保健、環境といった活動に取り組んでいるボランティア団体もありました。
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