<テープA面>
ソニーカセットレコーダー TCM-4TR 声の取扱説明書
この度は、ソニーカセットレコーダーTCM-4TR(以下カセットレコーダーと略します)をお買いあげいただき、ありがとうございます。
このカセットレコーダーは、標準速、半減速の録音、再生に加え、4トラック、半減速で録音されたテープ図書、テープ雑誌の再生ができます。
なお、ステレオで録音されたテープは、正常に再生することができませんので、ご注意下さい。このテープは、このカセットレコーダーの取り扱い方を説明しています。
取り扱い上の一般的な注意事項などについては、付属の取扱説明書をお役立ていただくか、またはお客様ご相談センター、お買い上げ店までお尋ね下さい。
お客様ご相談センターへのお問い合わせは、次の3つの方法からお選びくださいますようお願い致します。
・全国どこからでも市内通話料金でご利用いただける「ナビダイヤル」を利用される場合:0570-00-3311
・携帯電話、PHS、一部のIP電話等、ナビダイアルがご利用になれない場合:03-5448-3311
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受付時間は、月曜日から金曜日は9:00から20:00、土曜日・日曜日・祝日は9:00から17:00です。
A面では、次の項目について説明しています。
1.電池の入れ方
2.各ボタンの位置と働き
3.テープの入れ方
B面では、次の項目について説明しています。
4.再生する
5.再生スピードを調節する
6.録音する
7.キューマーカーの使い方
このテープには、説明の区切りごとに、次のような信号が入っています。(SE:インデックス音)この音を目安に聞きたいところの頭出しができます。
1.電池の入れ方
突起のたくさんある側面を右側に、紐が右手前に来るように、縦長に置いて下さい。
まず、電池蓋を開けます。左手前に電池蓋があります。電池蓋のざらざらしたところに指を置いて下さい。左にずらしてから、蓋を外側から持ち上げて下さい。蓋は完全にははずれないようになっています。
単3乾電池を2本用意して下さい。電池の平らな方、つまりマイナスを向こう側にして、まず1本奥へ滑らせます。もう1本も、平らな方を向こう側にして入れます。
そして、蓋をカチッと音がするまで押して閉めます。 電池の持続時間は、単3アルカリ乾電池を使った場合、録音時、再生時ともに約6.5時間です。
電池が消耗してくると、操作したときに、再生中はスピーカーまたはイヤホンから、録音中はイヤホンからのみ、「ピー、ピー、ピー」と音がします。
電池を2本とも新しいものと交換して下さい。
電池を取り出すときは、後から入れた電池の手前側を下に押し込むと、取り出せるようになります。
2.各ボタンの位置と働き
突起のたくさんある側面が左側に、紐が左手前に来るように、縦長に置いて下さい。通常は、この位置で使います。
左の側面、操作ボタンは、手前から順に、早送りボタン、巻き戻しボタン、再生ボタン、少し引っ込んだところに停止ボタン、少し向こうに録音ボタンです。再生ボタンの近くにザラザラしたスイッチがあります。これは、一時停止スイッチです。
手前にスライドすると、録音、再生を一時停止できます。向こう側にスライドすると、一時停止を解除します。また、停止ボタンを押すと、一時停止スイッチが解除されます。
なお、このカセットレコーダーでは、再生や録音をして、テープが終わりまでくると、自動的にボタンが解除されます。
上の広い面、手前側のザラザラした面がスピーカーです。
その向こうに、少しくぼんだキューマーカーボタンがあります。このボタンには凸点がついています。録音中、このボタンを押すと、その位置にキューマーカーが入ります。
このテープを再生中に早送りまたは巻き戻しすると、キューマーカーを入れた位置で、「ポー」という音がして、検索の助けになります。
その向こう側には、親指の先ほどに少し膨らんだ内蔵マイクがあります。
内蔵マイクの右側には、再生トラック切り換えスイッチがあります。
このスイッチは、4トラックテープを再生するときにのみに使います。
一般のテープを再生するときは、スイッチを常に向こう側にして下さい。
4トラックテープを再生するときは、スイッチを向こう側にすると、1、2トラック、手前側にすると、3、4トラックの再生ができます。
その手前には、丸い再生スピード調整ダイアルがあります。音程はあまり変えないで、お好みの速さで聞くことができます。ダイアルの凸線と、ダイアルの左脇にある凸線を合わせると、元のスピードで聞くことができます。そして、左に廻すと速くなり、右に廻すと、遅くなります。
内蔵マイクの左には、電池残量ランプがあります。電池が消耗してくると、一つずつ消えて行きます。また、真ん中のランプは、録音中であることを示すインジケーターも兼ねています。 そして、この面は、カセット蓋になっています。
カセット蓋の左側の手前側と向こう側の側面に指をかけて、手で開け閉めします。
向こう側の側面、一番左に、音量ダイアルがあります。凸点がついている側が音量の小さくなる方です。次に、マイクジャック、イヤホンジャックがあります。
マイクジャックの近くには凸線がついています。ここに別売のミニプラグ付マイクロホンを接続して、外部マイクからの音を録音することもできます。
また、別売の接続コード RK-G64を接続して、テープレコーダーやテレビ、ラジオなどの他の機器から録音することができます。
一番右に、テープカウンターがあります。
テープカウンターのカセット蓋側に、テープスピード切り換えスイッチがあります。
録音、再生時とも、半減速のときは左側、標準速のときは右側にします。
手前の側面には、一つだけ穴があり、近くに下に向かって凸線がついています。
これは外部電源用ジャックです。付属のACパワーアダプター AC-E30Lをつなぐと、コンセントにつないでカセットレコーダーを使うことができます。
3.テープの入れ方
カセット蓋を開けます。 カセットテープは、テープが出ている部分を左にして、そして、録音、再生したい面を上にして蓋の溝に沿わせて入れます。
手でカセット蓋を閉めます。
これでA面を終わります。
このままB面に換えて、巻き戻さずに再生を始めてください。
4.再生する
ここでは、一般の標準速録音されたテープや、半減速録音されたテープ図書または4トラック半減速録音されたテープ図書の聞き方を説明します。
まず、お聞きになるテープに合わせて、テープスピードを選んで下さい。
テープスピード切り換えスイッチは、テープカウンターの近くにあります。
このスイッチには、凸線がついています。また、このスイッチのすぐ脇に、凸点があります。ご確認下さい。この凸線と凸点を合わせると、半減速の再生ができるようになります。
スイッチを右側にスライドすると、標準速の再生ができるようになります。
次に、再生トラックを合わせます。再生トラック切り換えスイッチは、カセット蓋の右上にあります。このスイッチの脇に凸線があります。
一般の標準速録音されたテープや半減速録音されたテープ図書を聞くときは、このスイッチを1、2トラック側に合わせておいて下さい。
3、4トラック側にすると正しく再生できません。
4トラック、半減速録音されたテープを聞くときは、この凸線とスイッチの出っ張りを合わせると、1、2トラックが再生されます。
この状態でテープの両面の再生が終わったら、このスイッチを手前側にスライドして、続きの3、4トラックを再生して下さい。
左側面にある再生ボタンを押すと、再生がはじまります。
音量は、向こう側側面にある音量ダイアルで調節して下さい。また、イヤホンを向こう側側面のイヤホンジャックに差し込んで聞くことができます。
再生中に早送り、巻き戻しボタンを押すと、音を聞きながら早送り、巻き戻しができます。
一時停止をしたいときは、上の面にある一時停止スイッチを手前にずらして下さい。
5.再生スピードを調節する
上の面、右側中央にある丸いダイアルが、再生スピード調整ダイアルです。
左に廻すと、再生スピードが早くなり、右に廻すと遅くなります。
このダイアルには、凸線がついています。また、ダイアルの左にも凸線があります。
この二つの凸線を合わせると、半減速、標準速録音されたカセットとも、録音されたままのスピードで聞くことができます。ダイアルを廻すと、標準速で録音されたテープの場合、2倍から2分の1まで再生スピードを変えることができます。
半減速録音されたカセットの場合、2倍から録音したそのままのスピードまでです。
半減速録音されたカセットの場合、再生スピードを遅くすることはできません。
6.録音する
このカセットレコーダーでは、標準速、半減速のテープスピードで録音できます。
録音時のテープスピードの切り替えも、再生のときと同様、テープスピード切り換えスイッチで選びます。なお、録音のときは、再生トラック切り換えスイッチは働きません。
まず、カセットを入れます。
次に、録音ボタンを押すと、内蔵マイクからの音が録音されます。
このとき、再生ボタンもいっしょに押し込まれます。録音を止めたいときは、停止ボタンを押して下さい。一時停止をしたいときは、上の面にある一時停止スイッチを手前にずらして下さい。録音したものをすぐ聞きたいときは、巻き戻しボタンを押すと、テープが巻き戻され、手を離すと、そこから再生がはじまります。
再生の途中から録音を始めるには、再生中に録音ボタンを押すと、そこから録音できます。
なお、発言者の声を明瞭に録音するために、カセットレコーダーを、机などの堅いものの上に、カセット蓋の面を上にして寝かせて置くと、効果的です。
外部マイクで録音するには、向こう側側面のマイクジャックにミニプラグ付マイクロホンのプラグを挿入します。
他の機器から録音するには、接続コードの片方のプラグを、このカセットコーダーのマイクジャックに挿入します。もう一方のプラグを他の機器の音声出力のジャックに挿入します。次に、他の機器から録音したい音を出します。次に、このカセットレコーダーの録音ボタンを押します。詳しくは、接続コード、録音元の機器の取扱説明書をお役立て下さい。
7.キューマーカーを入れる
このカセットレコーダーでは、録音中、大切なところにマークを入れられます。
再生のときに、そのマークを手がかりに大切なところを探すことができ便利です。
このマークを、キューマーカーと言います。 キューマーカーを入れるには、録音中、キューマーカーボタンを押します。キューマーカーボタンは、カセット蓋の中央にある少しくぼんだボタンです。このボタンには、凸点がついています。
キューマーカーを入れたテープを再生中、早送り、巻き戻しすると、キューマーカーを入れたところで「ポー」という音がします。検索の際にご利用下さい。
以上で、ソニーカセットレコーダー TCM-4TR 声の取扱説明書を終わります。