ソニー ワンセグTV対応FMステレオ/AMラジオ XDV-G200 「声の取扱説明書」
この度は、ソニー ワンセグTV対応FMステレオ/AMラジオ XDV-G200(以下「ワンセグTV対応ラジオ」と略します)をお買い上げいただき、ありがとうございます。
この「声の取扱説明書」は、ワンセグTV対応ラジオの主な機能、使い方を説明したもので、付属の取扱説明書の内容をすべて網羅しているものではありません。
その点をご理解・ご了承いただいた上で、ご使用の前に付属の取扱説明書も併せてご確認くださいますよう、お願い申し上げます。
また、この「声の取扱説明書」の内容は、2008年8月現在のものです。
このワンセグTV対応ラジオには、次のような特長があります。
・携帯端末向け地上デジタル放送であるワンセグの視聴や、ラジオを聞くことができます。
・放送局をプリセットしておくと、ワンセグもラジオも、ボタンを押すだけで選局できます。
・ボタンを押すと「ピッ」という操作音が鳴り、操作の確認に役立ちます。
この「声の取扱説明書」では、次の5項目に分けて説明しています。
1. 各部の位置と働き
2. 充電する
3. 初期設定をする
4. ワンセグを視聴する
5. ラジオを聞く
そのほかの項目については、付属の取扱説明書をお役立ていただくか、またはお客様ご相談センター、お買い上げ店へお問い合わせください。
お客様ご相談センターへのお問い合わせは、「使い方相談窓口」フリーダイヤル0120-333-020へお電話ください。
携帯電話、PHS、一部のIP電話ではフリーダイヤルをご利用いただけないため、0466-31-2511へお問い合わせください。
電話がつながると、音声ガイダンスが流れます。最初のガイダンスが流れている間に、「304」を押し、次に「#(シャープ)」を押すと、直接、担当窓口へおつなぎします。
では、基本的な取り扱い方を、5項目に分けて説明します。
1 各部の位置と働き
まず、広い面の中央よりやや下にある、上下に動く1cmほどの横長のレバーがある面を手前に、小さなボタンが横一列に並んでいる面を上にして持ってください。
はじめに、小さなボタンが横一列に並んでいる上側の面について説明します。
右端の丸いボタンが電源ボタンです。その手前の前面に縦長の四角いインジケーターがあります。インジケーターは前面に埋め込まれているので、触ってもわかりませんが、電源が入っているときは緑色に点灯し、充電中は橙色に点灯します。
電源ボタンの左側に6つ並んでいるのが、プリセット選局ボタンです。プリセットされたワンセグやラジオの放送局を、ダイレクトに選ぶことができます。左から3つめのボタンには、小さな突起がついています。操作時の目印としてお使いください。
電源ボタンから向こう側の面の1cmほど下がったところに、ホールドスイッチがあります。上側にするとホールドがかかってすべての操作を受けつけなくなり、誤操作を防ぎます。
次に、手前の面について説明します。
広い面の中央よりやや下にある、上下に動く1cmほどの横長のレバーが、ジョグレバーです。ジョグレバーを上下に動かすと、ワンセグやラジオの放送局や画面上のメニューを選ぶことができます。
ジョグレバーのすぐ上のつるつるした面が液晶画面で、レバーの左のざらざらした面にスピーカーがあります。
次に、右側の面について説明します。
一番上の縦長で真ん中がへこんでいるのが音量ボタンです。ボタンの上側を押すと音量が大きくなり、下側を押すと音量が小さくなります。音量ボタンの上側には、小さな突起がついています。操作時の目印としてお使いください。
その下に小さな四角いボタンが縦に3つ並んでいます。上から、TV/FM/AM切り換えボタン、画面ボタン、設定ボタンです。
一番上のTV/FM/AM切り換えボタンは、押すたびにワンセグ、FMラジオ、AMラジオに切り換わります。
真ん中の画面ボタンを押すと、画面の表示を切り換えます。また、画面ボタンを2秒以上押し続けると、画面の映像が消えて音声のみになり、電池の消耗を抑えることができます。ただし、画面を消した後にいずれかのボタンを押すと、再び映像が映ります。
一番下の設定ボタンを押すと、画面に設定メニューが表示されます。
もう一度設定ボタンを押すと、画面はその前の状態に戻ります。また、ラジオ受信時に設定ボタンを押すと、音が聞こえなくなりますが、この場合ももう一度押すと元の状態に戻ります。
次に、左側の面について説明します。
一番上の縦長の穴は、ヘッドホン端子です。付属の長さ20cmほどのヘッドホンアンテナアダプターの片側の長方形の突起部を、コードが上側になる向きで差し込み、もう一方の丸いプラグに、付属のヘッドホンをつなぎます。
ヘッドホンアンテナアダプターはワンセグ放送のアンテナとして働きます。ヘッドホンアンテナアダプターにヘッドホンをつなぐと、FM放送のアンテナとして働きます。スピーカーで聞くときも、ワンセグ放送とFM放送は、ヘッドホンアンテナアダプターとヘッドホンをつないだ状態で操作してください。
その下に、上下にスライドする小さな四角いスイッチが縦に2つ並んでいます。上にあるのがヘッドホン/スピーカー切り換えスイッチです。上側にするとヘッドホン、下側にするとスピーカーから音が出ます。
下にあるのがラジオのノイズカットスイッチです。ラジオの電波が弱く、雑音が気になるときは、上側にするとノイズが低減し、音声が聞き取りやすくなります。ただし、FMステレオ放送はモノラル音声になります。
最後に底面について説明します。
右端のネジ穴のすぐ左にある四角いくぼみが、充電端子です。
左端のネジ穴から右へ5mmほどのところにある直径1mmの穴が、リセットボタンです。ペン先などで穴を押し込むと、お買い上げ時の状態に戻ります。
2. 充電する
はじめに、付属のACパワーアダプターを充電スタンドに差し込みます。
充電スタンドは、縦5cm、横7cm、高さ2cmぐらいの直方体で、本機を縦に置く長方形のくぼみがあります。くぼみが手前になるように置くと、くぼみの中の右側に、本体底面の充電端子に差し込む突起部があります。
充電スタンドをひっくり返して反対側の面にします。指先が2本入るぐらいのくぼみがあり、それを右上にして置きます。そのくぼみの内側の左側面に、ACプラグアダプターの差込口があります。L字型のプラグを差し込んだ後、プラグを向こう側に倒してプラグがくぼみに収まるようにします。
次に、ACプラグアダプターの電源プラグを、コンセントに差し込みます。
本機の電源を切り、充電端子に充電スタンドの突起部を差し込める位置に合わせて、本機を充電スタンドにのせます。電源ボタンの手前にあるインジケーターが橙色に点灯し、充電が始まります。充電は約3時間で完了し、インジケーターは自動的に消えます。
充電した電池の持続時間は、ヘッドホン使用時とスピーカー使用時で異なります。
ヘッドホンでワンセグを視聴しているときは約8時間、FMを聞いているときは約18時間、AMを聞いているときは約22時間です。
スピーカーでワンセグを視聴しているときは約6.5時間、FMを聞いているときは約11時間、AMを聞いているときは約13時間です。
3. 初期設定をする
お買い上げ時にはじめて電源を入れると、初期設定を行う「かんたん設定」画面が表示されます。画面の指示に従って設定すると、お住まいの地域に応じたワンセグとラジオの放送局をプリセットリストに登録します。
この設定を行わないと、ワンセグやラジオを受信できません。
画面を見ながらの操作となりますが、ご了承ください。
はじめに、ヘッドホンをつなぎます。ジョグレバーが手前になる向きにして、左側の面の一番上にあるヘッドホン端子に、ヘッドホンアンテナアダプターの片側の長方形の突起部を、コードが上側になる向きで差し込みます。もう一方の丸いプラグに、ヘッドホンをつなぎます。
次に、上側の面の右端にある電源ボタンを押して電源を入れます。「かんたん設定」画面が表示されます。
その状態からジョグレバーを中央に押し込むと、都道府県を選ぶ画面が表示されます。ジョグレバーを上下に動かしてお住まいの都道府県を選び、ジョグレバーを押し込んで決定します。
画面に「受信中」と表示されてしばらくすると、ワンセグが映ります。ワンセグが映ったら、ワンセグとラジオの放送局がプリセットリストに登録され、初期設定は完了です。
4. ワンセグを視聴する
視聴の前に、初期設定が完了していることを確認してください。初期設定が完了していないとワンセグは受信できません。
また、ワンセグの放送エリア以外では、受信できません。放送エリア内でも、地形や建物などによって電波がさえぎられる場所やトンネル、地下、建物の中など電波の届かない場所では受信できないこともありますので、あらかじめご了承ください。
では、視聴の方法を説明します。
はじめに、ヘッドホンをつなぎます。ジョグレバーが手前になる向きにして、左側の面の一番上にあるヘッドホン端子に、ヘッドホンアンテナアダプターの片側の長方形の突起部を、コードが上側になる向きで差し込みます。もう一方の丸いプラグに、ヘッドホンをつなぎます。
次に、上側の面の右端にある電源ボタンを押して電源を入れ、右側の面の下から3つめのTV/FM/AM切り換えボタンを押して、ワンセグに切り換えます。ワンセグに切り換わったときは、操作音が「ピピッ」と鳴ります。
手前の面にあるジョグレバーを上下に動かして、放送局を選びます。
ワンセグの選局方法には、ダイレクト選局、プリセット選局、マニュアル選局の3つがあります。
ダイレクト選局は、上側の面にある横一列に並んだプリセット選局ボタンを押して、プリセットされたワンセグの放送局をダイレクトに選ぶ選局方法です。プリセット選局ボタンは6つあり、1から12までのプリセット番号を、1つのボタンに2つずつ配置しています。左から1または7、2または8、3または9、4または10、5または11、6または12を選べるようになっています。
例えば、1または7のボタンを1回押すと「ピッ」という操作音が鳴り、1にプリセットされた放送局を受信します。この状態からさらにもう1回ボタンを押すと7にプリセットされた放送局を受信し、操作音が「ピピッ」と鳴ります。
左から3つ目の3または9のボタンには、小さな突起がついています。操作時の目印としてお使いください。
放送局が登録されていないプリセット番号は、選べません。
プリセット選局は、初期設定でプリセットされた放送局や、「プリセット設定」画面で登録した放送局を、手前の面のジョグレバーを上下に動かして選ぶ選局方法です。ジョグレバーを上に動かすとプリセット番号の小さい放送局を、下に動かすとプリセット番号の大きい放送局を選局します。
マニュアル選局は、手前の面のジョグレバーを上下に動かして13から62チャンネルを1チャンネルずつ選ぶ選局方法です。ジョグレバーを上に動かすと大きいチャンネル番号を、下に動かすと小さいチャンネル番号を選局します。
ただし、マニュアル選局を行なうには、「基本設定」画面の「選局」を「マニュアル」に切り換えておく必要があります。
ワンセグ放送の受信状態を良くするには、付属のヘッドホンアンテナアダプターを、受信状態が最も良くなる方向へ向けてください。
また、本機の近くに携帯電話などの電波を発信する機器があると、雑音が入る場合があります。このときは、その機器の電源を切るか、本機から離してみてください。
5. ラジオを聞く
ラジオを聞く前に、初期設定が完了していることを確認してください。初期設定が完了していないとラジオを聞くことはできません。
はじめに、ヘッドホンをつなぎます。ジョグレバーが手前になる向きにして、左側の面の一番上にあるヘッドホン端子に、ヘッドホンアンテナアダプターの片側の長方形の突起部を、コードが上側になる向きで差し込みます。もう一方の丸いプラグに、ヘッドホンをつなぎます。
次に、上側の面の右端にある電源ボタンを押して電源を入れ、右側の面の下から3つめのTV/FM/AM切り換えボタンを押して、FMまたはAMに切り換えます。ボタンを押すたびに、ワンセグTV、FMラジオ、AMラジオの順に切り替わり、ワンセグTVに戻ったところで「ピピッ」と操作音が鳴ります。
手前の面にあるジョグレバーを上下に動かして、放送局を選びます。
ラジオの選局方法には、ダイレクト選局、プリセット選局、マニュアル選局の3つがあります。
ダイレクト選局は、上側の面にある横一列に並んだプリセット選局ボタンを押して、プリセットされたラジオの放送局をダイレクトに選ぶ選局方法です。プリセット選局ボタンは6つあり、1から12までのプリセット番号を、1つのボタンに2つずつ配置しています。左から1または7、2または8、3または9、4または10、5または11、6または12を選べるようになっています。
例えば、1または7のボタンを1回押すと、1にプリセットされた放送局を受信します。7を受信したいときは、1または7のボタンを2回押します。このときは、操作音が「ピピッ」と2回鳴ります。
3または9のボタンには、小さな突起がついています。操作時の目印としてお使いください。
放送局が登録されていないプリセット番号は、選べません。
プリセット選局は、初期設定でプリセットされた放送局や、「プリセット設定」画面で登録した放送局を、手前の面のジョグレバーを上下に動かして選ぶ選局方法です。ジョグレバーを上に動かすとプリセット番号の小さい放送局を、下に動かすとプリセット番号の大きい放送局を選局します。
マニュアル選局は、手前の面のジョグレバーを上下に動かして、FMでは0.1MHzずつ、AMでは9kHzずつ周波数を送る選局方法です。ジョグレバーを上に動かすと大きい周波数側に、下に動かすと小さい周波数側に送ります。
ただし、マニュアル選局を行なうには、「基本設定」画面の「選局」を「マニュアル」に切り換えておく必要があります。
ラジオの受信状態を良くするには、FM放送ではヘッドホンのコードがアンテナとして働きますので、ヘッドホンのコードをできるだけ長く伸ばしてお使いください。スピーカーで聞くときも同様に、ヘッドホンのコードをできるだけ長く伸ばしてお使いください。
AM放送では、本機にアンテナを内蔵していますので、受信状態が最も良くなるように本機の向きを変えてください。
また、本機の近くに携帯電話などの電波を発信する機器があると、雑音が入る場合があります。このときは、その機器の電源を切るか、本機から離してみてください。
それでもラジオの雑音が気になるときは、左側の面の一番下にあるノイズカットスイッチを上側にするとノイズが低減し、音声が聞き取りやすくなります。
ただし、FMステレオ放送はモノラル音声になります。
以上で、ワンセグTV対応FMステレオ/AMラジオ XDV-G200「声の取扱説明書」を終わります。