Xperiaのアクセシビリティ
それぞれが持つニーズの違いに関係なく誰もが自由に意思を伝えあえるような、アクセシビリティに配慮した製品をお届けすること。それが、ソニーの目標です。コンテンツを見えやすくし、音声に変換する「視覚アシスト」、コンテンツを聞こえやすくし、テキストに変換する「聴覚アシスト」、Xperiaの操作を簡単にする「操作アシスト」。私たちはこれら3つのアクセシビリティ機能に力を入れています。
2021年、ソニーはソニー・太陽のユーザーと意見交換を行い、ソフトウェア部門およびユーザーインターフェース部門によるアプリケーションの改良に着手しました。この意見交換を通じて、一例としてTalkBack(音声による操作案内)品質やGUI視認性の向上に対するニーズが高いことが分かったのです。アプリケーションの改良などを行うことで、障がいの有無に関わらず多くの人々にとっての使いやすさを改善できると考えます。また、ソニーはアクセシビリティに関する情報発信も推進しています。
ソニーは次のようなプロセスを通じて製品の改良を進めています。
[1] 関連組織(例:ソニー・太陽株式会社)との協力
[2] 評価
[3] 製品への実装
ソニー・太陽株式会社について
ソニー・太陽株式会社は、障がい者の社会参加を支援する「社会福祉法人 太陽の家」の運営に賛同したソニーファウンダーのひとり、井深 大氏によって1978年に設立されました。
ソニー・太陽株式会社は、ソニーグループ株式会社の特例子会社であり、様々な障がいのある社員が、必要な配慮のもと個性や能力を生かし、各部門で活躍しています。
毎年5月の第3木曜日は、世界中でアクセシビリティを考える日、Global Accessibility Awareness Day(GAAD)です。この日は、アクセシビリティとアクセシビリティを必要とする人々のインクルージョンについて語り、考え、学ぶ日です。
画面を見なくても音声で操作できたり、画面の表示を大きくしたり、表示を調整したりできます
画面上のテキストや画像が見えにくいと感じたら、必要に応じて拡大・縮小できます。「表示サイズとテキスト」設定では、画面の色合いを調整したり、テキストを太字にしたりして、視認性を向上させることができます。
色覚に障がいがある場合や画面上のテキストを読むことが難しい場合は、色補正モードを設定できます。色補正モードにすると、デバイスの色をどのように表示するか調整でき、色の違いを見分けやすくなります。
TalkBackは、画面上のテキストを読み上げる機能(音声フィードバック)です。画面が見えにくい場合に、操作の手助けとなります。
音声の代わりにテキストで読めたり、音を大きくしたり、音を調整したりできます
会話音声を文字に起こして画面に表示する音声文字変換機能を使うと、周囲の会話に参加しやすくなります。テキストで会話を確認でき、会話内に自分の名前が出ると通知されて、テキストを入力することで会話に参加できます。
音検知通知をオンにすると、スマートフォンが家の中の重要な音(例:煙探知器のアラーム音、インターホンの呼び出し音、赤ちゃんの泣き声)を検出し、通知でお知らせします。
音声で機器を操作できたり、操作の方法を選んだり、操作を短縮したりできます
最近のスマートフォンは画面が大きくなり、片手で操作しにくいことがあります。片手モードを使うと、画面が下にスライドするので、親指が画面上部まで届きやすくなります。
「ユーザー補助機能メニュー」を設定しておくと、画面上に大きなアイコンメニューが表示され、デバイスのロック、音量や明るさの調整、スクリーンショットの撮影などが簡単に行なえます。
着信中、画面を見たりタッチしなくても、応答、着信拒否、消音することができます。「ジェスチャー設定」の「スマート着信操作」をオンにすれば、デバイスを耳元に運ぶと応答、デバイスを振ると着信拒否、デバイスの画面を下向きに置くと消音となり、操作がずっと簡単になります。
大切な人たちとのやり取りや日々のタスク管理をより簡単に、スマートフォンの機能を使いこなしたいなら、Googleアシスタントを使ってみましょう。一度設定すれば、家族や友だちへの連絡、用事の管理、調べ物、スマートフォンの操作など、すべて「OK Google」と言うだけで始められます。
グローバルアクセシビリティ・リポーティングイニシアティブ(GARI)のデータベースは、聴覚、視覚、または手先の器用さに障がいを抱えている、あるいは特別な配慮を必要としている携帯電話ユーザーやタブレットユーザーのリファレンスガイドとなるものです。同データベースを見れば、Xperiaを始めとするスマートフォンのアクセシビリティ機能を簡単かつすばやく比較できます。
新たな表示機能でアクセシビリティを強化するように設計されたAndroidでは、お気に入りのコンテンツを楽々とスクロールして表示できます。
ソニーのスマートフォンは、視覚、聴覚、および操作に関するアクセシビリティ技術を搭載しています。