TA-DA5700ESでは、新たに192kHz24bitに加えて48kH24bitの5.1chマルチチャンネル再生に対応し音楽ファイルの種類も、リニアPCMやFLACファイルなどに幅広く対応した、高音質、大型ヒートシンク付き「ハブ対応型高速ネットワークエンジン」に進化しました。また、ネットワークコンテンツを高音質で再生するために、大型ヒートシンクを採用。発熱量が大きくなっても騒音と振動を排除して高音質を維持します。さらに温度が大幅に上昇した時に回路を守るための小型静音ファンも装備しています。
LAN経由での音楽再生は、通常AVアンプから見えるネットワーク上のパソコンや、NAS(ネットワークHDD)からオーディオファイルを受けとり再生します。その際、NASをアンプに直接つないでしまうと、NASがイーサネット上から離れてしまうため、データやIPアドレスの取得ができなくなります。一方、NASやパソコンをスイッチングハブ(又はルータ機器)を経由してAVアンプと接続すると、信号接続的に遠く、音質低下が生じます。ハブ方式LAN入力端子は、NASやパソコンをAVアンプに直結しながらもネットワークへの接続を維持できるので、よりハイクオリティーなデータ伝送が可能となり音質向上につながります。また、LAN端子が4ポートあることで、薄型テレビやブルーレイディスクレコーダー、ゲーム機など、周辺機器をネットワークへ接続する為に、別にハブを用意せずにすみ、配線がスッキリします。
このほか、新たに対応した、ベルリン・フィルのオンデマンドサービス“ベルリン・フィル〈ブラビア〉デジタル・コンサートホール(*1)”や“ソニー・エンタテインメント・ネットワーク ビデオオンデマンド(*2)”、ネットワークを経由して楽しめる多彩な高画質・高音質コンテンツをより高品位に楽しめます。
NASやPCの高音質再生に加えて、DLNAに対応した携帯電話やタブレット(*3)などの端末内の音楽コンテンツを再生することも可能です。また、“Sony Tablet”の中の音楽コンテンツも端末操作によって再生することが可能です。(*4)
本体前面に搭載したUSB端子(Aタイプ)に、お持ちの“ウォークマン”、iPhone/iPod touchを接続することで音楽ファイルをAVアンプを通じて高音質で楽しめます(*1)(*2)。また、音楽ファイルが格納されている記憶装置(USBメモリーやHDD)を接続すると(*3)、TA-DA5700ES側のGUIで音源を指定して再生することが可能になります。さらに、TA-DA5700ESには背面にもUSB端子(Bタイプ)を装備。PCのUSB端子と接続することでPCのサウンド装置として使用できるUSB DAC機能を備えました。USB-DACとして接続することで、PCの音声出力としてTA-DA5700ESが選択可能です。PCに保存されている様々な音楽ファイルを高音質でお楽しみいただけます。
本体背面にはUSB端子(Bタイプ)の受信側端子を追加。パソコンとUSB接続することで、パソコンのサウンド装置として活用できます。TA-DA5700ESをUSB-DACとして接続することで、PCの音声出力としてTA-DA5700ESが選択可能です。PCに保存されている様々な音楽ファイルを"iTunes"やWindows Media Playerなどで再生して TA-DA5700ESの高音質でお楽しみいただけます。
入力の切り替えや設定変更を画面上で快適に行えるように、GUIメニューを一新。従来の構成から、Watch、Listenと目的別のわかりやすいメニュー構成に改良しました。聴きたいソースや使いたい機能の選択が簡単にできるなど、より感覚的に操作・設定できます。さらにAndroid(TM)携帯(*1)やiPhoneなどをリモコンとして使うことが可能な専用アプリ「ES Remote(リモート)」を無料で提供(*2)。新しいGUIと共通のわかりやすい操作メニューをタッチパネルで操作でき、お手元で快適に使えます。
「ブラビアリンク」は、〈ブラビア〉とHDMIケーブルで接続した対応機器を〈ブラビア〉のリモコン1つで、簡単に操作できる機能です。本機と接続した場合、〈ブラビア〉のリモコンのシアターボタンを押すだけで、テレビのスピーカーから本機へ音声が切り替わります。さらに、本機の音量調整や、〈ブラビア〉と本機の一斉電源オフも〈ブラビア〉のリモコンで行えます。
業界標準規格のHDMI機器制御(CEC)に準拠。同規格を採用した他社製テレビやブルーレイ機器などとHDMIケーブルで本機を接続することで、テレビのリモコンで連動操作をすることも可能です(*)。本機が対応しているリンク機能は、システムスタンバイ(電源オフ連動)、システムオーディオコントロール(スピーカー切換、音量調節、消音操作)、ワンタッチプレイ(自動入力切換)です。これらの機能により、快適な操作でお楽しみいただけます。
●システムスタンバイ(電源オフ連動)
テレビ電源をオフにすると、テレビに加え、本機とHDMI接続している機器の電源を一斉にオフにすることが可能です。
●システムオーディオコントロール(スピーカー切換、音量調整、消音操作)
テレビと本機のスピーカーを切り替えることができます。またTVのリモコンで本機の音量調整や消音操作が可能です。
●ワンタッチプレイ
ブルーレイディスクレコーダー等の接続している再生機を操作した時に、本機が適切なHDMI入力に切り替わる機能です。
本機は、ブラビアの「オーディオ機器コントロール」アプリに連動することにより、〈ブラビア〉のリモコンを使ってテレビ画面上で、サウンドフィールドの変更や音質設定、入力切り替えが可能になりました(*)。従来の「ブラビアリンク」に加えて、「オーディオ機器コントロール」アプリとの連動により、さらに簡単で快適な操作が行えます。
デジタル放送の視聴の際は、「オートジャンルセレクター」により、EPG情報に応じて、サウンドフィールドを自動的に切り替え(*2)、最適なサウンド設定で番組をご視聴になれます。
HDMI入力端子は6系統搭載。高音質性能を高めた入力「for AUDIO」(*1)を2系統備え、BDやCDの高音質ソースをクオリティーの高い状態で再生できます。また1系統をフロントに配置し、カムコーダーなどの他機器との接続性を高めました。
HDMI出力端子は2系統を装備。A、B、A+B、OFFと4パターンの出力切替えが可能。
HDMIパススルー機能も搭載し、アンプの電源を立ち上げなくても、HDMI接続しているテレビ等のディスプレイで接続機器を再生できます。また、HDMI出力OFF時は、映像が必要ない場合に、より良い音質でHDMI機器を使うことが可能。
このほか、“x.v.Color”(*2)、“Deep Color”(*3)、フルHD・1080pの高精細デジタル映像信号や「ブラビアリンク」(*4)にも対応しています。
従来必要だったテレビとの光デジタルケーブルの接続をすることなく、テレビ(*1)(*2)への映像・音声信号の出力とテレビからの音声信号の入力をHDMIケーブル(*3)1本だけで可能にする、「ARC(オーディオリターンチャンネル)」に対応。
映像処理技術において非常に高い評価を得ているファロージャLSIを搭載し、入力するすべてのアナログ映像信号を1080pに変換してHDMI端子から出力します。たとえば、ビデオかフィルムかの素材を問わず斜め線のジャギーが起こりにくく、なめらかな高画質を楽しめます。
省エネの観点より、約30分間操作や信号の入力がない場合、自動でスタンバイ状態に切り替える「オートスタンバイ」機能が働きます。出荷時はONになっていますが、OFFにすることも可能です。待機消費電力は約0.5Wです。