━━

パソコン教室のPCとしてVAIOを選んだ理由を教えてください。

宮崎

2010年4月にパソコン教室で使っていたPCのリース期間が終了するので、そのタイミングで新しいPCに切り替えること検討していました。今回は2つの教室のPCを更新したのですが、1つの教室を全部VAIOに切り替えました。

谷田貝

本学は女子短大ですし、このパソコン教室は主に幼児教育学科で使っています。そこで2つの観点から機種選定をしました。まずはデザイン、カラー、キーボードなどの使いやすさも含めて女性にあったPCであること。それから幼児教育学科なので絵や音楽を多用した作品を作るので、「何かを作りたい」という意欲を起こしやすいPCであること。その点で私は最初から「デザイン性に優れたVAIOしかないかな」と考えていました。

━━

VAIOを授業ではどのように活用しているのですか？

谷田貝

授業では、ワープロなどの事務的な文書から写真や音楽を取り込んだ紙芝居やクレイアニメ作成まで、さまざまな用途でPCを活用しています。ですからPC1台で何でもできるのが理想的です。例えば外部接続端子類も種類が豊富なほうがいい。デジタルカメラの写真を記録するメディアにはいろいろな種類のカードが使われますが、Nシリーズはよく利用されているSDカードとメモリースティックに対応しているので、実用上問題ありません。またビデオカメラと接続するためのi.LINK(IEEE 1394)も内蔵していますし、絵を描くタブレットやマウスなどを接続するUSB端子も３つあります。他にも外付けディスプレイ用の端子（D-Sub 15ピン、HDMI）、無線で接続するBluetoothもあります。このように外部接続端子が充実しているVAIOはいいですね。

宮崎

Webカメラ《MOTION EYE》はデジカメやビデオカメラ代わりに使えますし、VAIOで直接撮影、録画ができるので、PCに写真を取り込む作業を減らせます。また教育現場では、離れた場所をビデオでつなぐ遠隔授業などが研究されていますが、実際にはその準備は相当たいへんなんです。しかしWebカメラが内蔵されているとインターネットにつながれたPCが両方にあるだけで、気軽にWebカメラでお互いの顔を見ながら授業が進められます。私たちもVAIOを使って、付属幼稚園とつないで幼児と学生のコミュニケーションの機会を増やすことも検討しています。

長野

その点では液晶ディスプレイの色も重要です。発色がきれいだと学生も気持ちよく創作ができます。それに視認性も高く視野角も広いので、先生が横から画面をのぞきながら指導するときもやりやすいんです。

━━

ピンク/ゴールド/ホワイト/シルバーの4色を導入されているのはなぜですか？

谷田貝

多くのPCは無機質なデザインが多く、「作りたい」というモチベーションに結びつかないことが問題だと感じていました。VAIOはデザインもよくカラーリングも豊富できれいな色を選べます。好きな色のPCを使うことは学生のモチベーションを高めると思います。
授業における学生の反応を見ると、VAIOを好意的に受け取ってくれたことがわかります。PCを使って作品を作ることに対して抵抗がなく、授業の雰囲気も良い感じです。

長野

PC教室は空いていれば好きに使って良いことになっているのですが、ほかのパソコン教室には他メーカーのPCが入っています。やっぱり幼児教育学科の学生はVAIOのある教室を好んで使いますね。それだけVAIOが気に入っているようです。あまりにVAIOばかり使うものだから、他のPCだと使い方がわからなくて戸惑う学生もいるくらいです。

━━

幼児教育学科ではPCを積極的に活用されています。PCの使い方で心がけていることはありますか？

谷田貝

幼児教育で私たちが心がけているのは、手作りの持つ暖かみです。子どもたちに見せる紙芝居や配布物などは手作りのものが一番。PCでも、写真や絵、音楽を取り込んで動く紙芝居などを作れます。子どもたちも、紙芝居から自分の声が飛び出してきたら喜びますよね。それはデジタルでも、手作りの暖かみが伝わる作品だと思います。学生には卒業後、保育現場に入ったら、自分たちで楽しみながらいろいろなアイディアを盛り込んだ作品をたくさん作ってほしいと思っています。だからそういうスキルを身につけてほしいです。