アイ・エム・ジェイ(以下、IMJ)は、インターネットならびにデジタル機器を活用した、ビジネスコンサルティングやWebサイト設計、システム構築、デジタルマーケティングなどのサービスを提供している会社です。企画力・技術力・表現力による価値創造を理念とする同社において、クリエイティブの現場から、パフォーマンスの高さを強く要望されて導入されたのがVAIOでした。
情報サービス業
従業員数 344名
グループ従業員数 488名
合計:264台
2010年11月より
高いスペックを必要とするクリエイティブ業務に耐えられる性能を持つZシリーズを導入。デスクワークから客先でのミーティングやプレゼンテーションと、幅広い業務をVAIO 1台に集約。
クリエイターを悩ませていたPCによって異なる色彩を、色再現性の高いVAIOディスプレイプレミアムで解決。顧客を前にしたプレゼンテーションでも、正しい色彩で成果物をアピール。
レンタルを活用することで、故障時に迅速なVAIOの交換が可能に。クリエイターがPCを使えない期間を短縮化して、業務の円滑な推進を支援。
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VAIO導入の決め手は何だったのでしょうか?
逸見
私は情報システム部門のマネージャーとして、PCやソフトの導入、管理をしています。当社が定めている標準機のうちのひとつにGシリーズがありましたが、Web制作チームからの要望もあって、2010年の11月からZシリーズへ切り替えを行いました。
Gシリーズは軽くバッテリーの持ちもよかったので、外回りをする社員にはメリットがありました。切り替えたZシリーズは、少しサイズが大きくなるものの、持ち運びがしやすくバッテリーの持ちもよく、パフォーマンスも高い。現場からの要望だけあって、ユーザーからの評判がいいですね。
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Web制作チームの方がVAIOを強く推薦してくださった理由は何ですか?
関口
私はWebサイト制作のディレクターをしており、お客様の会社に常駐し、25人ほどのチームでECサイト制作の運用を行っています。私の常駐フロアとお客様のいるフロアが異なる場合がありますので、しばしばノートPCを持参してミーティングを開いています。
私は日ごろから「Zシリーズを導入したら業務の無駄を減らし、効率化できるのではないか」と思っていました。というのも、Web制作の業務では、ノートPCであってもパフォーマンスが重要だからです。
例えばミーティングの場ではWebブラウザで制作物を見せながら、企画書をまとめたパワーポイントを開く、進捗表をエクセルで開く、PhotoshopやIllustratorで画像を開く、というように、同時にいろいろなソフトを次々と立ち上げて使います。しかしPCのスペックが低いとソフトの起動や切り替えにも時間がかかってしまいます。加えて重いデータも快適に動かすグラフィック性能も重要です。
その点、ZシリーズはモバイルPCのサイズでありながら、パフォーマンスも高く、グラフィックアクセラレーターを搭載しています。トータルに見て、制作現場の仕事に必要なすべてがZシリーズに集約されていると思いました。
平嶋
今回、本社の社員にはZシリーズのHDD搭載モデルを入れましたが、お客様の会社に常駐している制作チームには、よりクリエイティブな作業が多いことから、デュアルSSDモデルを導入しています。デュアルSSD搭載モデルは動きが速く、仕事の効率が上がると、現場からはたいへん喜ばれています。
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制作チームの方々は、VAIOをどのように使われていますか?
関口
デザイン作業、複数バージョンのWebブラウザでサイトのチェック、企画書やサイトマップの作成など、制作にかかわるすべてのことをPCで行っています。従来、各スタッフにはデスクトップPCとノートPCを用意し、制作の仕事はデスクトップPC、打ち合わせやプレゼンテーションをするときはノートPCと使い分けできるようにしてきました。
でも私の場合、あまりデスクトップPCは使いません。大きなディスプレイでの確認が必要なときに使うくらいで、ほとんどVAIOで済ませています。ほかのスタッフにもVAIOだけを使っている人は多いです。VAIO 1台に集約するほうが効率的なんですね。
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VAIOを使われるようになって、これまでと変化はありましたか?
関口
ディレクターである私は、デザイナーが制作したデザインをチェックする立場にいます。以前から課題に感じていたのは、デザイナーがMacintoshで制作したものをWindowsで確認する場合です。色再現性の違いから、制作物の見え方が異なっていたのです。しかし色再現性が高いVAIOディスプレイプレミアムでは、見え方の違いがほとんど解消されました。
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実際に、VAIOを使われた感触はいかがでしょうか?
関口
期待した通りで、作業も効率的にこなせるようになりました。私たちが扱う写真などのファイルは容量が大きくて、開くのにも時間がかかりますが、グラフィック性能が高いZシリーズは写真を開いたり編集したりする処理が非常にスムーズです。
またデザイン的にも電源ボタンが光るヒンジがかっこよく、個人的に気に入っています。プレゼンテーションのときはつい斜めにおいて、光る電源ボタンが相手に見えるようにしたりして・・・。
それと、アイソレーションキーボードのタッチも好きです。デスクトップPCのキーボードとあまり変わらないタッチ感があります。13.1型ワイドのZシリーズは、キーピッチの幅も広く、打ちやすいですね。
平嶋
SSD搭載モデルの性能は、情報システム部でも高く評価しています。ユーザーに渡す前、セキュリティー強化のためにディスクを暗号化しているのですが、HDD搭載モデルだと4〜5時間かかる暗号化処理もSSDだと半分の時間で済むんです。その分早く現場に渡すことができます。
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御社はレンタル形態でVAIOを導入されていますね。レンタルのメリットは何でしょうか?
平嶋
運用での無駄をなくすのが目的です。PCに不具合が出たとき自社購入品なら自分たちでメーカーに問い合わせなければなりません。修理に出した場合は手元に戻ってくるまでにたいてい1週間以上かかってしまいます。
それに対してレンタルの場合は、借りているPCを返却し別のPCを用意してもらえばいいだけ。レンタル会社との契約で、当社の標準PCに関しては予備の在庫が用意されているので、何かあればすぐに送ってもらえます。ですから、旧PCからのデータ移行を含めても、スタッフに新しいPCを渡すのに一日あれば十分。それでトラブルが起こっても業務への影響を最小限に抑えられるわけです。
逸見
古くなって処分、廃棄することも含め、PCライフサイクル全体の手間とコストを比較すると、購入よりもレンタルのほうがよいと考えています。
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クリエイティブの現場で今後、VAIOをどのように活用されていきますか?
関口
クリエイティブな業務においてVAIOは活用しがいのあるノートPCだと思います。
特に外に持ち出してのミーティングやプレゼンテーション時に、より力を発揮するのではないでしょうか。私たちの業務では、プレゼンテーションの場でお客様から要望を受けたとき、ちょっとした修正でもいったん持ち帰って作業をして、後日また改めてご覧いただく、ということが多いんです。しかし、モバイルPCのサイズであってもパフォーマンスの高いVAIOなら、その場でさっと作業して、すぐ修正結果をお客様にご確認いただけます。そのようにお客様とのやりとりが効率的に進められれば、時間と作業の無駄を軽減できます。
またクリエイティブな業務をする人間にとって、ストレスを感じることのない快適なPCを使うことは、制作に集中でき、自分自身のスキルを磨くことにも役立つと思っています。
IMJ様は、クリエイティブな現場の要求に応えられるハイパフォーマンスなPCを求めていらっしゃいました。かつ、昔から関係を持たれているレンタル会社様経由の手厚いサポートを含めたPC利用を要望されていました。そこで、高いスペックとモバイル性を兼ね備えたZシリーズをIMJ様にご提案し、またレンタル会社様と密な関係を構築して、IMJ様にもっとも使い勝手のよいスキームを整えて商品を提供させていただきました。
VAIOはレンタル期間終了後も残価がつくため、レンタル会社様にとっても初期投入費用を回収しやすいメリットになるのではないかと思います。
担当営業 高井 雄亮
CPUやチップセット内蔵のグラフィック機能とは別に搭載した、高性能なグラフィック機能。Zシリーズに搭載されたダイナミック・ハイブリッドグラフィックスは、内蔵のグラフィック機能とグラフィックアクセラレーターを使用状態に合わせて自動的に切り替えられる。
個々のキーが離れて独立しているタイプのキーボード。タイプミスを減らし、心地よい打感を実現する。