VAIOの導入のきっかけを教えてください。

 丸山  本校では、入学時に（授業で活用する）ノートPCを各自購入してもらう習慣があり、毎年さまざまなメーカーのノートPCを比較して、導入を検討しています。
実は、これまでソニー製品は価格が高いイメージがありました。ただ、見積もりをいただいた結果、予算的にも（導入の）検討対象になることがわかり、はじめてVAIOが選択肢として挙がったんです。

導入するノートPCに求めていたものは何ですか？

 丸山  持ち歩くことを前提に、重さは2kg以下で画面サイズは12〜13型で検討していました。そういう点で、（導入した）Sシリーズの大きさや重さは、条件にマッチしていましたね。また、本校は女子学生の比率が高く、従来選んでいたブラックやグレーのPCではなく、カラーバリエーションやデザイン面を考慮していたことも（Sシリーズ導入の）背景にあります。

最終的にVAIOに決定したポイントはどこですか？

 丸山  搭載できるCPUの差です。最終的に3機種が、選定に残りました。ただ（検討していた他社のノートPCと）同じ予算で、最新のインテル Coreプロセッサーが搭載できたのがVAIOでした。

学生さんはどのようにVAIOを活用されていますか？

 丸山  １年次にワープロや表計算、プレゼンテーションソフトを習得するPC実習が、カリキュラムとして組み込まれています。また、学生たちは検定試験合格を目指しているので、授業だけでなく放課後や自宅で、練習などに活用しています。
2年次にはPCは就職活動に欠かせないツールとなります。校内はすべて無線LANで接続できますので、企業研究やガイダンスのエントリー、メールのチェックなど、教室以外でもノートPCを持ち歩いて利用しています。 また、課題の提示やレポート提出などは、基本的に校内のファイルサーバを利用して行いますので、PCは学生生活の一部になっているようなところもありますね。
今回導入したSシリーズは、カメラが内蔵されているので、Skypeなどのビデオ通話やSNSなどに使いこなしている学生もいます。

ボディカラーについてはいかがですか？

 丸山  カラフルなノートPCが並び、教室の雰囲気がとても明るくなりました。実際に学生が使っているカラフルなSシリーズを見ていると、ファッションアイテムの一部になったような気もしています。学生にとって（6色のボディーカラーが自分で選べることは）愛着も湧いて良かったのではないでしょうか。ちなみに、ホワイトが一番人気でした（笑）。

ほかに、Sシリーズを導入して良かった点はありますか？

 丸山  （入学時の）ノートPC購入は強制ではありませんが、今年の新入生のうち9割の学生が（選定したVAIOを）購入しました。これは例年よりも、１割程度多めです。私の推測になりますが、ソニーのブランドやデザイン、カラーバリエーション、そして価格が、学生や保護者の方に受け入れられたと考えています。

学生さんたちに、VAIOの活用で望むことは？

 丸山  本校では、授業の補助的なツールとして「e-ラーニング」も展開しています。13.3型の画面は大きくて見やすく、PCを活用しての勉強にも最適だと思うので、家に持ち帰って積極的に使ってほしいですね。また、できる限り良いスペックのノートPCを選んだので、ずっと大切に使って欲しいです。

今後、学校で使われるPCの選択はいかがでしょうか？

 丸山  今年はWindows 8が登場します。そのため、来年度は同じタッチ機能になるタブレットを選択する可能性もあります。ただ、（学生たちには）PC関連の検定を受験する目標があるので、それとの兼ね合いや世の中の動向を見て、慎重に判断したいと思っています。市販されている各社のPCを比較・検討し、今年度のSシリーズのように、学生に好評で使い勝手のいいノートPCを選ぶつもりです。