VAIOとソニータブレットの連携で
実現する「新しい学びのスタイル」。
他にはない"生きた授業"を実践中
これまでにない自由な発想でVAIOやタブレットを活用。
学校が考えた、生徒の好奇心や探求心をくすぐる仕掛けとは?
モバイル・マルチメディアコースと情報処理・Webデザインコースを持つ松本情報工科専門学校情報システム学科は、2012年4月の移転を機にIT実習室の刷新を図りました。「新しい学びのスタイルを提供する」をコンセプトに作られた新しいIT実習室では、PCとAndroid OSを搭載したタブレットとの連携を実現。学生さんたちがVAIOとSony Tabletの2台を同時に使用して授業が進められています。
業 種 | 導入機種 | 使用用途 |
---|---|---|
専門学校 | VAIO Cシリーズ 32台 Sony Tablet Sシリーズ 32台 合計 64台 |
IT実習室 実習用PC |
実用性と次世代性を見据えた
IT実習室の新しい試み
パソコンは生徒の心理に
刺激を与えるレッドを選択
生徒を"動かす"工夫で
授業を活性化
赤羽 2012年4月に、松本情報工科専門学校情報システム学科は、ビジネス系の学科が入る校舎から自動車整備学科のある校舎に移転しました。IT実習室も新しくなることになり、デスクトップPCが並ぶだけの教室よりも、工夫を加えた教室にしたいと思っていました。
赤羽
コンセプトは「新しい学びのスタイルを提供する」です。今回導入したVAIOとSony Tabletのほかに、3D立体映像プロジェクターや、人間の動きをとらえるモーションキャプチャ機器を備えています。
もちろん予算の制約もありますので、コストパフォーマンスを考えながら、まず、タブレットの導入、次にPCのカラーというように特色を出していきました。
赤羽
とにかく、インパクトが欲しかったということもあります。先行して1台、レッドのCシリーズを購入したのですが、他の先生方からも「おっ」と声がかかるなど、目立ちますし、非常によかったと思っています。
色についてもこの赤でなかったら選ばなかったかもしれません。もう少し落ち着いた色のほうが良いと思っていたのですが、最初の1台が届いてみると、想像してたよりもビビットな色で、
この機種ならではのインパクトがあって良いと評価し、導入を決定しました。
赤羽
好きか嫌いか別れていますね。どちらでも構わないのですが、仮にレッドの色に抵抗を感じたとしても、学生にインパクトが与えられPCに関心を持ってくれます。PCに全く興味を持たないよりは良いことだと思っています。
そして、すでにノートPCは個人個人で1台は持っていますし、ふだんの授業でも使っています。学校のIT実習室くらいは、生徒の希望を聞くばかりでなく、学校からの提案があってもいいのではないかと思っています。
赤羽
教室を見ていただいてわかるように、Cシリーズの横にタブレットを置いています。
授業での利用法は、教材をPDF形式で配布して読んでもらうデジタル教科書の役割がまずあります。スワイプしてページをめくる操作をさせることで、楽しめる要素を加え、タブレットに興味を持ってもらうことができました。
そして、従来はプロジェクターで教室の前のスクリーンに映し出していたことを、各自のタブレットの画面に表示させることもできます。講師が図を示して説明するときに手元の画面に表示されるので、授業が進めやすくなっています。こういった操作ができるアプリはなかったので、私のほうで一部プログラミングしてアプリを作りました。
赤羽
はい、そうなんです。難しいことをやっているわけではないですが、面白い使い方をしていると思っています。
他には既存のアプリの利用ですが、PCの拡張ディスプレイとしても使っています。PCのデスクトップを広げるような利用法です。学生たちは今まで拡張ディスプレイを見たことも使ったこともなかったようで、たいへんに喜んでいたのが印象的です。その刺激のせいか、新しい使い方を見つけていたずらっぽい真似をする学生も出てきましたよ(笑)ただ、今の印象では、Sony Tablet とVAIOがうまく連動して学習効率が上がり、楽しみながら習得が進んでいると感じています。
赤羽
今回、タブレットの面白い使い方ができたと思っていますが、まだ、タブレットですべて事足りる時代ではありません。そこでやはりVAIOを使いこなして、PCの技術を身につけないといけないと思っています。
今後、タブレットはデバイスとして面白い使い方ができます。本体だけでプログラミングもできますし、GPSや加速度センサーをはじめセンサー類もたくさん搭載している。タブレットを活用する能力を養い、新しいアプリを作成できる人材も育成していきたいですね。
Cシリーズの特徴あるカラーを気に入っていただき、学生のみなさんの刺激になっていると聞き、たいへんうれしく思います。また、学校オリジナルのアプリ作成など、VAIOとSony Tabletの連携も進んでいる様子も拝見させていただき、こちらも勉強になりました。
担当営業 高井 雄亮