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担当者に聞く! 業務用ディスプレイ選定時のよくあるお悩みと解決法

どう選べばいい?
ビジネスの生産性を高める

業務用ディスプレイの選び方

企業の会議室のモニターや街中のデジタルサイネージといった用途で使われる業務用ディスプレイ。導入を検討しているかたも多いのではないでしょうか。本記事では長く企業の業務用ディスプレイ導入を支援してきたビジネス推進チームメンバーが、業務用ディスプレイの選び方を紹介します。

私がお答えします!
  • ソニーマーケティング株式会社
    B2Bプロダクツ&ソリューション本部 B2B統合ビジネス推進部 1課 前川笑理
  • ソニーマーケティング株式会社
    B2Bプロダクツ&ソリューション本部 B2B統合ビジネス推進部 1課 進藤涼太

■業務用ディスプレイは「目的」と「用途」が大事

--お二人は仕事柄、お客さまが業務用ディスプレイを選ぶ際の相談に乗ることも多いと思うのですが、どういった悩みや課題があるのでしょうか?

進藤:どの製品を選べばいいのかが分からないというお声はよく聞きますね。量販店で複数のメーカーを見比べられる民生用テレビと違って、業務用ディスプレイは比較・検討できる場所がなかなかありませんし、Webで得られる情報量も少ないというのが大きな理由だと思います。そもそも「業務用ディスプレイ」が「テレビ」や「PCモニター」とどう違うのかが分からないというお客さまもかなりいらっしゃるようです。

また、業務用ディスプレイでなにを実現したいのかあいまいな状態で価格だけを見て購入してしまうというお客さまも少なくないようで、業務用ディスプレイを導入してやりたかったことが実現できなかったというお話を何度もお聞きしました。

--そうした中、お客さまにどのような選び方を提案、アドバイスされているのですか?

進藤:業務用ディスプレイを導入して実現したいこと、つまり導入する目的を明確にし、そのために必要なスペックを備えた製品を選んでいただくという流れで製品選びのお手伝いをしております。業務用ディスプレイの導入は「手段」であって「目的」ではありませんから、まずはそこをご相談しながら明確にしていきます。

前川:ただ「店頭に置くデジタルサイネージとして使う」という場合でも、薄暗いお店で雰囲気作りのために使うのか、明るい場所でアイキャッチとしてしっかり目立たなければならないのかなど、「目的」、「用途」に応じて必要となる機能が大きく異なります。ですので、より具体的に、業務用ディスプレイを導入する「目的」とその「用途」を想定していただけると、より良い選択肢を提案しやすくなります。

--用途を可能な限り想像することが大事なんですね。

進藤:ただ、多くのお客さまにとっては具体的な利用シーンを想像しにくいところがあるのかなと感じています。そこは我々がしっかりサポートしていくべき部分ですので、どのような状況でもまずはお気軽に相談していただければと思います。

前川:そうすることで、法人向けブラビアのこの機能がお客さまのビジネスの生産性を高める助けになるといった説明ができます。例えば会議室用途では、法人向けブラビアにはPCとHDMIケーブルで繋ぐだけで自動的に電源がオンになって入力も切り替わる機能が用意されており、会議を始めるまでの時間を縮めることができます。1回あたりは数分ですが、毎日のようにある会議ですから、その積み重ねが大きな時間の節約につながります。

■生産性の向上のために求められる機能は用途ごとに異なる

--優れた業務用ディスプレイを導入することでビジネスの生産性がどう上がるのかをユースケース別に教えていただけますか?

進藤:まず会議室における生産性向上ですが、高画質・高解像度なことで資料の細かい文字などが読みやすくなるほか、ビデオ会議などでも相手の表情がしっかり確認できてコミュニケーションが円滑になるというメリットがあると思います。また、多くの会議室をもつ企業のお客さまの場合、ネットワークを通じて全てのディスプレイを一括管理できれば、管理コストを大幅に低減することが可能です。

進藤:法人向けブラビアには高画質に加えて、ビジネス用途に役立つ「プロモード」やネットワークを通じた本体操作を可能にする「IPコントロール」などが搭載されており、生産性向上に貢献します。

--デジタルサイネージに関してはいかがでしょう?

前川:4K解像度を備えた業務用ディスプレイなら、美しく精細な映像でより多くの情報を伝え、届けたかったメッセージを意図通りに届けることが可能になると思います。せっかく導入しても、メッセージが届かない、視認性が悪くては期待した効果は得られません。法人向けブラビアは4K解像度に加え、当社が長年培ってきた高画質技術も盛り込まれていますから、届けたいメッセージを意図通りにお伝えできると思います。いわゆる「シズル感」にあふれた告知も可能です。さらに動画など、紙のポスターでは絶対にできないような表現もお使いいただけます。届けたいメッセージをより忠実に再現できるはずです。

--会議室、デジタルサイネージ以外の用途についても何かありましたら教えてください。

前川:その他には学校などのアカデミー用途があります。今、小中学校では生徒それぞれにタブレット端末が支給され、各自がその画面を見ながら学習を進めるといった環境が拡大していますが、例えばタブレットの画面を教室の大画面ディスプレイに「キャスト」して、自分の席から、教室全体に対して発表ができるようになれば生徒の主体的な学習参加を促し、授業が活発化するというメリットが生まれると思います。

また、光が差し込む教室でもしっかり生徒から画面が見える映り込みの少なさ、どの席からでも見え方の変わらない視野角の広さなどが重要になります。画面が見えにくいと生徒の皆さまが集中できなくなってしまうためです。その点、法人向けブラビアでは手元の端末画面を無線で転送でき、視野角も広いので集中を妨げられることが減るのではないでしょうか。

進藤:ホテルの部屋におけるテレビといった用途もあります。テレビとして使われる以上、画質が重要なのは言うまでもないのですが、昨今はホテルポータルとして、宿泊されるかたへのメッセージや情報を表示するといった使われ方もされるようになってきました。さらに、電源をオンにした直後の音量を設定したり、最大音量を制限したりといった機能があれば、メンテナンスも簡単になります。法人向けブラビアならこれらの対応が可能です。

--そのほか、導入時に注意すべきことがありましたら教えてください。

進藤:いざという時のサポート体制には目を向けていただきたいですね。業務用ディスプレイはテレビなどと比べて長時間連続で使用することが多いので、いざトラブルが起きたときにメーカーがどのように対応してくれるのかをあらかじめ確認しておくことをおすすめします。

■ビジネスの生産性を向上する新ラインアップ

--2023年6月に法人向けブラビア新ラインアップとして「BZ50L」「BZ40L」「BZ35L」「BZ30L」シリーズが発表されました。

進藤:全体に共通する特長として、2023年ラインアップはビジネス用途向けに特化した商品企画・設計となりました。これまでの法人向けブラビアは、家庭向けブラビアをベースに開発しており、それゆえの高画質などを売りにしていたのですが、今回のラインアップでは高画質といったポイントは残しつつ、ビジネス用途向けに開発したものになっています。

まず、BZ40L・BZ35L・BZ30Lシリーズでデザインが共通化され、見た目の統一感のほか、配線の取り回しの良さにも配慮しています。また、従来は本体前面に配置されていた当社のロゴが本体右側面上部の目立たない位置に移動し、さらにデジタルサイネージ利用時などの縦置きする際に上下が分かるラベルを背面に貼付しています。
* 55V型・85V型を除く

--今回のラインアップにおける、それぞれのシリーズの位置付けと機能を紹介してください。

進藤:フラッグシップモデルとなる「BZ50L」ですが、こちらは98V型の大型モデルとなります。ロビーなど広い空間でもしっかり目立つ画面サイズになっている上、輝度も高く、高画質プロセッサーも家庭向けブラビアの最上位モデル同等のものが採用されているため、圧倒的な映像美でお客さまにメッセージを届けることが可能です。

なお、本モデルは従来の100V型モデル「BZ40J」と比べて軽量化を実現したほか、背面のハンドル位置も工夫し、より設置・移動をしやすくしています。

BZ50Lの画像

進藤:85V型から55V型までのサイズを用意する「BZ40L」シリーズは、従来モデルと比べて劇的に「映り込み」を抑えたプレミアムモデルです。「ディープブラック・ノングレアコーティング」という独自技術を採用し、「映り込み」を大きく低減することに成功しました。

BZ40Lの画像

進藤:「BZ35L」シリーズと「BZ30L」シリーズはよりお手頃なスタンダードモデルです。前者は65V型と55V型を、後者は85V型〜43V型まで幅広いサイズを展開しています。違いとしては「BZ35L」シリーズが550cd/m2と高輝度で、明るい場所でも見やすいパネルを搭載しています。

BZ35Lの画像 BZ30Lの画像

前川:また、今回のラインアップは24時間365日の連続稼働でも対象となる3年保証を標準付帯しており、有償オプションで保証期間を5年に延長可能です。さらにいざ壊れた場合も技術者が直接設置場所にお伺いして修理する「オンサイト修理」に対応しています。さらに民生用モデルとは別に、法人向け専用のサポート窓口を設置しています。

■ビジネスの生産性向上のために一緒に考え、貢献したい

--最後にお客さまにメッセージをお願いします。

前川:冒頭で、業務用ディスプレイを何に使いたいのかの「目的」や「用途」が大事という話をしましたが、まずはお気軽にお声がけいただきたいと考えています。お客さまの状況を伺いながら、一緒に解決策を考え、提案させていただきたいと思っていますので、皆さまからのお問合せをお待ちしております。

進藤:今回の法人向けブラビアの新ラインアップは、ビジネス用途向けに特化した商品企画・設計モデルです。家庭向けブラビア由来の高画質はもちろん、これまで培ってきたプロモードなどのビジネスのための機能はそのままに、さらにパワーアップしたものに仕上がっています。皆さまのビジネスの生産性向上にしっかりと貢献できるものに仕上がっていますので、ぜひ導入をご検討いただきたいです。よろしくお願いいたします。

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