LEDを採用することで、高コントラスト比を実現。また、〈ブラビア〉では、小型のLEDをパネルのエッジのみに配置。低消費電力と薄型・軽量化を可能にしました。
スポーツ中継やニュース、ドラマなど通常のテレビカメラで撮影された1秒間60コマの映像(60i)に対しても、映像と映像の間に1枚ずつ補間映像をつくりだし、挿入。1秒間120コマの映像で、速い動きもなめらかに表現します。
1/60秒(60i)や1/24秒(24p)の連続する静止画を撮影するカメラでは、その間(1/60秒間や1/24秒間)に動くものを撮影した場合、映像に「ぼやけ」が発生します。「モーションフロー」は業界で初めて(*)、その「ぼやけ」を検知し、補正する技術(IBリダクション機能)を搭載。この補正後の映像をもとに中間のコマを増やす処理をするため、よりくっきりとした映像を再現します。
1秒間24コマ(24p)で撮影された映画などの映像の場合、映像と映像の間に4枚ずつの補間映像をつくりだし、挿入します。これにより、1秒間に120 コマの映像となり、くっきり・なめらかな画質でテレビに映しだします。
ソニーが独自に開発したフルデジタル処理により、デジタルハイビジョン映像だけでなくアナログ映像も高画質化する「ブラビアエンジン」。「ブラビアエンジン3」では、演算処理能力をさらに向上させることで、よりきめ細やかな入力信号の解析とノイズ低減を可能にしました。色の鮮やかさに加え、コントラストと鮮鋭感がアップし、被写体のもつ質感や艶、奥行き感をリアルに再現します。
・豊かな色彩表現:「ブラビアエンジン3」に採用したカラーエンハンサーで、とくに緑・青・白を他の色に影響を与えることなく、きめ細やかに補正。澄みわたる空の青や、いきいきとした葉の緑、そしてきらめくような雪の白などを、鮮やかに表現します。
・ダイナミックコントラストの進化: 映像を1フレームごとに解析し、明るさの分布によってリアルタイムにコントラストを制御。明部から暗部まで豊かな階調表現が可能になり、被写体のリアルな質感や映像の奥行き感を再現します。
映像のノイズ成分と動き成分を分け、ノイズだけを低減することで、よりくっきりとした美しい映像を映しだします。
動きのある映像では動き成分とノイズ成分の区別がつきにくくなります。「ブラビアエンジン3」では、動き成分とノイズ成分を分離。シーンに応じてノイズ成分のみを低減します。これにより、残像が発生しにくい効果的なノイズリダクションを実現しました。
窓からの日差しによる自然光、部屋の蛍光灯やスタンドライトなどの照明の種類を感知し、自動で色温度と明るさを調整する「おまかせ画質センサー」を搭載。昼と夜で変化する部屋の明暗と光源に合わせ、テレビ画面を最適な画質と明るさに調整することで、映像本来の自然な色合いを表現でき、ムダな消費電力を抑えられます。
演算処理能力の向上により、入力信号をよりきめ細かに解析し最適なバックライト制御を実現しました。明るい部分は、必要な明るさを残しつつ、従来まで再現が難しいとされていた暗い映像においては、暗い部分は本来の黒を表現することで、より豊かな階調性と奥行き感を再現しました。
本来テレビは動画に合わせて画質を調整しています。「フォト画質モード」は静止画専用に、自然であたたかみのある画質に調整した画質モードです。
ブラビアプレミアムフォトは、写真らしい高精細で微妙な質感や色あいを表現する機能です。ブラビアプレミアムフォト対応のソニー機器同士の組み合わせで、写真をいままでにない、美しいフルHD画質で楽しめます。人肌や、花びらの繊細な描写、砂浜や波の質感など、美しいフォト画質を大画面で楽しめます。
リモコンのシアターボタンを押すだけで、「HDMI機器制御」と画質モード「シネマ」への切り換えをまとめて行います。
■HDMI機器制御:HDMIケーブルでつないだシアタースタンドへの音声切り換えに加え、シアタースタンドの音量調整、電源オン/オフなどがテレビのリモコンで行えます。
■画質モード「シネマ」:この画質設定は映画制作者が意図した画質を忠実に再現するために、映画制作を行っている株式会社ソニー・ピクチャーズエンタテインメントと共同開発しています。
毎秒24コマで撮影されているフィルム映画。しかし、従来の薄型テレビでは24コマの映像を60コマに変換して映しだしているため、映画制作者の意図とは異なる映りかたをしていました。「24p True Cinema」では、映画と同じ毎秒24コマを再現。映画館でしか味わえなかったフィルム映画独特の映像をリビングで楽しめます。