2012年7月11日(水)
キリンチャレンジカップ2012
U-23 日本代表 vs U-23 ニュージーランド代表 in 国立競技場
なでしこジャパン(日本女子代表) vs オーストラリア女子代表 in 国立競技場
Twitterのツイートタイムラインとともにテレビでサッカーを観戦する。
そんな〈ブラビア〉が提案する新しいサッカーの楽しみ方を実践してきた「ハッシュタグプロジェクト〈ブラビア〉ツイート観戦」。
今回は7月11日(水)に行われたキリンチャレンジカップ2012 なでしこジャパン(日本女子代表)vsオーストラリア女子代表と、U-23日本代表vsU-23ニュージーランド代表の2試合で、〈ブラビア〉ツイート観戦を開催。オーストラリア女子代表との一戦のゲストは、スポーツライターの松原渓さん。そしてU-23ニュージーランド代表戦にはタレントの福田萌さんとお笑いタレント・はんにゃの川島章良さんをお迎えし、Twitterのハッシュタグ(#ツイート観戦)を使いながら、日本代表を応援しました。
辺りがだんだん暗くなってきた頃、行われたのがU-23 日本代表とU-23 ニュージーランド代表との一戦。課題としてU-23 日本代表は守備の立て直しが急務となっています。セルジオ越後さんもOA枠でメンバー入りした選手に期待するつぶやきを試合前にツイート。国内で行う最後の試合を勝利で飾りたいところです。ゲストの福田萌さんは「この選手に注目という選手がいたら、教えてください」と、フォロワーに情報提供を呼びかけます。すると即座に、はんにゃの川島さんや他のフォロワーからツイッターを通じて、たくさんの注目選手情報が集まってきました。
試合が開始すると、テクニックに勝るU-23日本代表が圧倒的にボールを支配。幾度となくニュージーランドのゴールを脅かします。しかしゴールを割ることができず、もどかしい時間が続きます。膠着した試合を少しでも盛り上げようと思ったのか、セルジオ越後さんが選手名をもじったダジャレツイートを連投。多くのフォロワーにリツイートされ、試合展開とは裏腹にツイート観戦が盛り上がっていきます。また福田萌さんとはんにゃの川島さんで写真を撮り合い、ツイートするなど盛り上がりをみせました。そして両チーム無得点のまま前半が終了。セルジオ越後さんはハーフタイムに「ロスタイムのいらない前半だね。内容もプアだね。内容云々よりも急ぎすぎた展開で、遊び心の無いまるで高校サッカーの決勝だね」と前半を辛口に総括してツイートしました。
後半に入り、日本の攻撃がようやく実ります。強烈なミドルシュートは一度ゴールキーパーにはじかれるものの、攻撃陣が詰めて見事に先制点を挙げます。ツイート観戦会場でははんにゃの川島さんに福田萌さんがTwitter上で面白ツイートを要求するという展開になっていきました。試合も終盤に差しかかり、このままタイムアップかと思われたアディショナルタイムに落とし穴が待っていました。一瞬の気の緩みででボールを奪われ、まさかの同点弾を喫してしまったのでした。一方的に攻め込みながらもドローとなった試合に、セルジオ越後さんの厳しい一言。「時間の無い中でベストメンバーで望めず、現段階のごたごたが現れた試合だった。本当に良いところなく試合を締めくくった」とツイートしたのでした。
試合前にセルジオ越後さんが「なでしこは、アメリカに負けてからどう調子が戻ってきてるか今日の見所だね」とツイート。実は今回のオーストラリア女子代表との一戦からさかのぼること約1カ月。なでしこジャパンは、ライバルであるアメリカ女子代表と試合を行い、不安を抱えた状態での壮行試合となりました。ゲストの松原渓さんも「今日なでしこが対戦するオーストラリアは高さ、スピード、パワーも兼ね備えた選手がたくさん。(中略)初戦のカナダ対策と位置づけているそうです。ワクワクしてきた〜♪♪」とツイートするなど、オーストラリア女子代表の体格差を生かしたサッカーを警戒し、課題の修正度合いにも注目していました。
なでしこジャパンは試合直後からオーストラリア女子代表を攻め立てます。この展開には、セルジオ越後さんが「一方的な試合展開だね。片方しか向かないから首が痛くなるね」と思わずツイートするほど。早いボール回しでプレスをかわし、オーストラリア女子代表をゴールに釘付けにします。また、高さのある相手への対策も徹底され、「フリーキックを強く蹴っているのは相手の高さを消すための作戦だね」とセルジオ越後さんも解説ツイートしていきます。
怒濤の攻撃が実ったのは、前半の25分。コーナーキックからパスをつなぎ、ボールを受けたなでしこジャパンがペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得。これを落ち着いて決め、待望の先制点を挙げます。その後も次々と決定的なチャンスを作り出します。そしてアディショナルタイムに追加点を挙げ、なでしこジャパンが2-0とリードして、試合を折り返します。後半も日本は攻撃の手を緩めず、後半の13分にも追加点を挙げ、そのままリードを保ったままタイムアップ。完勝で今後に弾みをつけたのでした。
今回のハッシュタグプロジェクトでは、なでしこジャパンとU-23日本代表の2試合で応援ツイートを行いました。今後に向け、国内での最後の試合は命運を分けましたが、多くのツイートが寄せられ、関心の高まりを感じました。サッカーに詳しい人も、そうでない人も、テレビ観戦に加えて、ツイッターを活用することで、さらにサッカー観戦が楽しくなる。そんなテレビ+ツイッターの魅力を再確認する機会となりました。