GDM-FW900には、新開発の24型ワイドFDトリニトロン管を搭載。有効表示画面サイズ、約482.1(幅)×308.2(高さ)mm(画面アスペクト比16:10のときの標準表示画面サイズは幅×高さ:474×296mm)を実現し、A3横のドキュメントをほぼ原寸大プラス・アルファで表示します。広々としたワークエリア上でCADやDTP、プログラミング等で余裕のある作業が可能です。また、CGを使った16:9以上の画面サイズを要するムービー制作においても、16:10の画面をほぼフルに活用することができます。もちろん、Fシリーズ、Gシリーズ等で実績のあるFDトリニトロン管を発展させた“ワイド”平面ディスプレイなので、すみずみまで写り込みが少なく見やすい大画面上に、高画質な映像表示が可能。映像の細部にいたるまで、生き生きとしたメリハリのある再生を行います。
平面でワイドな画面を最大限に生かすべく、MALS(スポット補正レンズシステム)、EFEAL(拡張大口径レンズ)、L-SAGIC(省電力小孔径電極+高密度カソード)等の最先端技術を駆使した電子銃を搭載しました。このため電子ビームを必要十分に絞り込むことができ、安定的ですぐれたフォーカス性能を獲得。24型ワイドという大画面ながら、0.23(中心部)−0.27mm(周辺部)のアパチャーグリル(AG)ピッチを実現し、高精細な映像を、周辺部でもボケや色ズレ、色ムラ等を生じることなく、クリアに再現できます。
新しく開発したマルチスキャン制御システムにより、水平周波数30kHz-121kHz、垂直周波数48Hz-160Hzまでの周波数範囲に対応。ワイド画面、および高精細表示を可能にしたスーパーファインピッチAGとの相乗効果で、アスペクト比16:10時には、最大解像度2304×1440※ドット(80Hz)までの表示を行うことができます。代表的な入力信号はTDTに登録してあり、画面位置、サイズを自動調整して表示するため、通常の使用では画歪み調整は必要ありません(未登録信号はASCボタンでワンタッチ調整可能)。また、入力信号周波数に依存しない補正波形をシステム内でリアルタイムにつくりだし補正を行っているため、入力信号周波数からのノイズを排除。安定した正確な映像表示を行います。
2D&3Dグラフィックアクセラレータボード
Matrox Millennium G450
オープン価格*
ジャパンマテリアル株式会社
TEL:03-5338-2701
●搭載チップ Matrox 社製 Matrox G450
●画像メモリー 16MB-32MB
●対応OS WindowsMe/Windows98/Windows95/Windows2000/WindowsNT4.0
●対応機種 AGPバス 1.0以上、PCIバス 2.1以上搭載のパーソナルコンピューター
CRTディスプレイは、地磁気の影響でビームランディング(電子ビームが蛍光体に正しく到達すること)の変化や画像の回転、コンバージェンス(R、G、Bのビーム収束精度)エラー等が起き、色ズレが生じたり画像が歪んだりすることがあります。これを防止するため、地磁気センサーで磁気を検出。マイコンで補正量をリアルタイムで演算し、これをLCCとN/S LCC、およびCRTの垂直偏向回路で補正。また、内外の温度変化を原因とする蛍光体やAGの変形によるビームランディングの変化はビーム電流センサーがとらえ、やはりLCCで補正します。これらの自動調整機能により、一般的な使い方であれば、微細な画歪み調整に煩わされることはありません。
明るさとコントラストはダイレクトボタンで、また、画歪みや画面位置、コンバージェンス、色温度等の微妙な調整は、わかりやすいOSDのメニューで行うことができます。とくに色温度調整は「EASYモード」「EXPERTモード」「sRGBモード」を選べ、より細やかで高度な調整が可能です。
クリエイティブな空間に違和感なく溶け込めるよう、シルバーメタリックカラーの精悍なスクエア・フロントベズル(画面枠)と、流麗な筐体デザインを採用。また、背面パネルカラーにはネイビーブルーを用い、後ろ姿の美しさにも配慮しました。ユーザーコントロールパネルはロールイン・コントロール・スティックタイプを採用。操作感、スタイルともにプロフェッショナルユースにふさわしいテイストを醸成しています。また、1UP/4DOWNのUSBハブをスタンド側面に装備。USB対応の各種周辺機器を簡単に接続できます。