ソニー独自開発の有効1020万画素、1/2.4型CMOSセンサー“Exmor R(エクスモア アール)”を搭載。CMOSセンサーへの入射光を効率よく利用できる「裏面照射技術」を採用することで、感度が約2倍(*2)アップし、ノイズを約1/2に低減します。これにより、夜景や室内などの暗いシーンでも、ノイズが少なく、なめらかで美しい写真を撮影できます。
従来のイメージセンサーCCDとは、しくみから根本的に違うCMOSセンサー“Exmor R(エクスモア アール)”。CCDもCMOSセンサーも、レンズからの光をフォトダイオードで電気(電荷)に変換するのは同じですが、CCD の場合、フォトダイオードが変換した電気そのものを電荷転送路で垂直および水平方向につぎつぎに転送して出力します。それに対してCMOSセンサーは、電気(電荷)をその場で増幅して信号化し、一気に出力します。電気(電荷)そのものをバケツリレーのように転送するCCDに比べて、電気の量を信号として伝えるCMOSセンサーのほうが、読みだし速度を高速にできます。
CMOSセンサー内に、AD変換を行う「オンチップ・カラムAD変換」と「デュアルノイズリダクション」を内蔵することで、従来のアナログ処理で起こるノイズ混入もなく、低ノイズのデジタル信号を画像処理エンジンに出力できます。これにより、いっそうの高速読みだしとともに、徹底した低ノイズ化を実現しています。
CMOSセンサーからの映像信号を高速処理し、高解像度かつ高品位な画像データを生成する、画像処理エンジン“BIONZ(ビオンズ)”。解像感・色再現性・階調再現・低ノイズを高次元で達成し、美しく深みのある画像を再現します。また、“BIONZ”の高速演算処理と、CMOSセンサー“Exmor R”の高速読みだしのリレーションによって、秒間10コマの高速連写を実現。さらに、高速連写した6枚の画像を1枚に合成してノイズを低減する撮影モードなど、従来にない撮影機能の搭載を可能にしています。
CMOSセンサー“Exmor R(エクスモア アール)”と画像処理エンジン“BIONZ(ビオンズ)”の搭載によって、最大画像サイズ(10M)で秒間最大10コマの高速連写を実現(*1)。さらに、メカニカルシャッターを使用した連写のため、高速で動く被写体を撮影する際でも、一般的な電子シャッター方式で起こる「ゆがみ」が発生しません。また、再生時は連写画像が自動的にグループ表示されるので、画像の確認が容易です。さらに、連写画像を解析してベストピクチャー(*2)を選択し、グループの代表画像として表示することが可能です。
逆光など明暗差が大きなシーンで起こる被写体の黒つぶれや、白とびを防ぐ「Dレンジオプティマイザー」。撮影した画像データを瞬時に分析し、シーンに最適な露出と階調表現に自動補正。見たままの自然な写真を撮影できます。さらに、画像全体を均一に補正する「スタンダードモード」に加え、画像を細かな領域ごとに分けて、より高精度な補正ができる「プラスモード」も追加され、逆光時での黒つぶれや白とびを大幅に軽減できます。
高感度による高速シャッターでは、ブレは防げるが、ノイズが目立ってしまう。そこで、ノイズの心配がなく高画質のまま補正できる「光学式手ブレ補正」を採用。シャッターを押す際のわずかな手の揺れも内蔵ジャイロセンサーが感知し、シフトレンズで手ブレをしっかりと補正します。
カールツァイス「バリオ・テッサー」レンズの優れた描写性能で、シーンの空気感まで表現。さらに、光学4倍ズームを搭載し、遠くの被写体でも、その表情まで鮮明に高画質での撮影ができます。