教育ソリューションセミナー in 札幌、福岡 レポート
〜教育現場でのデジタルペーパーの効用とその期待について〜
1月10日(金)、14日(火)、札幌、福岡において教育ソリューションセミナーを開催しました。
教育ご関係者をはじめ、非常に多くのお客様にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。
本セミナーでは、昨年12月3日(火)に発売されたデジタルペーパーの商品紹介に加え、2013年後期よりデジタルペーパーの実証実験にご参画いただいている早稲田大学様、立命館大学様より実証実験の最新状況や新たな学習スタイルの可能性についてご講演いただきました。
セミナー概要
- 『デジタルペーパー開発の狙いと今後の期待』(札幌会場、福岡会場)
- ソニー株式会社 VAIO&Mobile事業本部 デジタルリーディング事業部
事業部長 野口 不二夫
- 高等教育機関では、知識伝達型の講義から課題解決型の講義へと学習の質の向上を目指した教育スタイルの変革がはじまりつつあります。このような教育の変革を支えるICTソリューションとして、デジタルペーパーはタブレットとは異なる観点より企画・開発されました。本セミナーでは、デジタルペーパー開発に至る経緯や狙い、その特徴的な機能やソリューションについて紹介いたしました。
- 『手書きデジタル化による教育イノベーション』(札幌会場)
- 立命館大学 政策科学部
森 隆知 准教授
- 立命館大学では、デジタルペーパー実証実験の開始に際し、学部の学生を対象とした専門授業を新規に開設し、デジタルペーパーの導入による教育効果の検証を行っています。
本セミナーでは、紙媒体と電子媒体の双方の利点を活かしたデジタルペーパー端末の「メモ機能」に着目し、実際の教育現場における様々な「手書き演習」の事例を紹介。
ICT教育の普及により失われつつある「手書き」による教育への効用を、デジタルペーパーの活用により再認識するとともに、今後のICTを活用した教育の在り方へ一石を投じました。
- 『デジタルペーパーの教育分野への応用と今後の課題』(札幌会場、福岡会場)
- 早稲田大学 人間科学学術院
畠山 卓朗 教授
- 実証実験を通じて教育分野におけるデジタルペーパーの有用性を紹介。
デジタルペーパーを「手元に引き寄せ、書き込みが可能なデバイス」と位置付け、文章の校正作業における紙との相違点を掘り下げました。また、具体的な活用事例を通して、学生や教員の実体験を交えながら、今後の様々な分野で期待される活用用途や、運用に伴う諸課題について触れられました。
- 『デジタルペーパーの教育における可能性』(福岡会場)
- 早稲田大学 人間科学学術院
向後 千春 教授
- 早稲田大学では、紙もインクも消費しないノートの代替品としてデジタルペーパーを活用。
配布資料への手書きコメントの利便性や、資料作成者へのコメントフィードバック等による知的生産活動への有用性に焦点をあて、大学院生を対象とした実証実験を行っています。
本セミナーでは、論文添削・グループ討議・研究構想時のアイデア想起等のシーンをもとに、ゼミや講演者自身のユースケースを交えながら、今後のデジタルペーパーの可能性を掘り下げていきました。
デジタルペーパー体験会
セミナー終了後には、多くのお客様にデジタルペーパーをご体験いただきました。
商品へのご感想や、今後の可能性等について多くのご意見をいただきありがとうございました。
体験会では、実際にデジタルペーパーの手書き機能を体感
開催概要
札幌 |
- 日時:2014年1月10日(金) 14:00〜17:30
- 会場:ACU(アキュ)大研修室1606(JR札幌駅 徒歩5分)
- 参加費:無料(事前登録制)
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福岡 |
- 日時:2014年1月14日(火) 14:00〜17:30
- 会場:TKP博多駅前シティセンター ホールC(JR博多駅 徒歩2分)
- 参加費:無料(事前登録制)
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主催 |
ソニービジネスソリューション株式会社 |