【DPT-CP1 / DPT-RP1】
複数台のデジタルペーパーを使い分ける方法
Digital Paper App 「デジタルペーパーの切り替え」機能
A5サイズのDPT-CP1の発売に伴い、A4サイズのDPT-RP1とシーンに応じて使い分けをされている方もいらっしゃるかと思います。 その際に課題になるのが、複数のデジタルペーパーを1台のPCでどのように使い分けるのかという点です。 この度「Digital Paper App」(以下、DPA)のバージョンアップで実装された「デジタルペーパーの切り替え」機能を中心に、複数台のデジタルペーパーを運用する方法について解説いたします。
ペアリングの簡単切り替え機能
これまで、DPAがインストールされたPCと複数の端末をペアリングする場合、認証コードの入力を含む「ペアリングの再設定」を一からやり直す必要がありました。
DPAの新バージョン(Ver1.4.0.16050)では、2台目以降のデジタルペーパーを簡単にペアリングを切り替えて接続できるようになりました。
- デジタルペーパーのペアリング情報を、10台まで保持することができます。
- 保持できるデジタルペーパーはDPT-RP1、DPT-CP1が混在してもOKです
1つのユーザーアカウントで複数台のデジタルペーパーを登録するには
1. DPA 左上のメニューバーの[ツール]から、[デジタルペーパーの切り替え]をクリックする。
2. [追加]をクリックしてデジタルペーパーを接続し、セットアップを行ってください。
※ DPA画面右上の[設定]メニューの「ペアリングの再設定」で設定されたデジタルペーパーは切り替えツールに登録されません。必ず[ツール]メニューの[デジタルペーパーの切り替え]から、[追加]ボタンを押して接続設定を行ってください。
Digital Paper Appに接続するデジタルペーパーを切り替えるには
[ツール]から、[デジタルペーパーの切り替え]をクリックすると、登録されたデジタルペーパーのシリアル番号の一覧が表示されます。 接続したいデジタルペーパーを選択し、[切り替え]をクリックします。
※ 登録されたデジタルペーパーに対して、同時にファイル転送はできません。DPAに表示されたデジタルペーパーを1台づつ切り替えてファイルを転送をしてください。
ご注意
DPAにペアリング情報を登録した後、デジタルペーパー本体を初期化してしまった場合は、登録情報が無効となってしまいます。ペアリング設定を登録し直してください。
複数台のデジタルペーパーの文書フォルダの内容を同じにする方法
DPAと同期させるフォルダを、同じ同期フォルダに設定しておくことで、複数のデジタルペーパーの同期フォルダの内容を、常に同じ内容で運用することができます。
【運用例】
2台のデジタルペーパー(A、B)の同期フォルダを常に同じにして運用したい場合
- DPAと接続しているAでのワークが終了したら、DPAに設定したPC上の同期フォルダと同期させて、Aの最新のワーク内容を反映させます。
- 次にBをDPAの「デジタルペーパーの切り替え」で切り替えた後、同期フォルダと同期させます。これでAとB両方のデジタルペーパーの同期フォルダの内容が同じになります。
※ このとき、Bの同期フォルダの設定が、Aと同じ同期フォルダに設定されている必要があります。
- Bのワークが終了したら、PC上の同期フォルダと同期をさせます。このように、ワークした端末で作業が終わったら必ずPC上の同期フォルダを同期させて最新にしておくことで、常にA、B、2台のデジタルペーパーの同期フォルダを同じ内容で運用することができます。
同期を実行する際、PC上で行ったドキュメントの編集と、デジタルペーパーで行った編集が衝突した場合、PC上で編集したファイルは、以下のようなファイル名の別ドキュメントファイルとして新たに保存されます。
元のファイル名_conflicted_YYYYMMDD_HHMM.pdf
同期フォルダ内に「conflicted_・・・」 がついたファイルがあった場合は、元のファイルと内容を見比べて整理されることをお勧めします。
なお、元のファイルはそのまま保持されていますので、ご安心ください。