「アプリ活用で風景撮影をもっと楽しく快適に!」
by 高橋良典氏

ソニーのカメラとクラウドをつないで、撮影・共有の体験を広げるスマートフォンアプリ「Creators' App」。多くのクリエイターの皆様にもご活用いただき、ご好評を得ています。今回は、写真家の高橋良典さんにCreators' Appの活用のヒントをお聞きしました。

写真家 高橋良典氏

写真家 高橋良典氏

1970年、奈良県生まれ。「自分が生まれ育った奈良を写真に残し、その魅力を数多くの人に知ってほしい」との想いから、大阪のフォトライブラリーで勤務する傍ら撮影に励む。2000年よりフリーの写真家として独立、写真事務所「フォト春日」を設立。風景写真を中心とした作品をパンフレット・カレンダー・観光ポスター等へ提供。また、写真雑誌や出版物への写真提供及び原稿執筆を行う。奈良県の撮影と併行して国内各地にて自然の織りなす旋律をテーマに撮影を続けている。 (公社)日本写真家協会会員・日本風景写真家協会会員・奈良県美術人協会会員

Creators' App TIPS 1

風景写真撮影に便利な位置情報連動機能

風景写真の撮影では景勝地や名所に行くことが多いのですが、写真を後々見返した時、地名も分からないような撮影場所にもう一度行ってみたいと思うことがよくあります。そんな時は、Creators’ Appの位置情報連動機能が便利。アプリの設定画面で「位置情報連動」をONにして撮影するだけで、写真に位置情報が埋め込まれます。

こちらは、千葉県・九十九里浜で撮影した写真をスマートフォンの写真アプリで表示しています。一言で九十九里と言っても、海岸線は66kmもの長さに渡ります。土地勘のない地域だけに、広いエリア内のどこで撮影したかが分かるのは大変助かり、私にとって無くてはならない機能となっています。
どこで撮影したのかを後から地図上に表示させて、旅の思い出を振り返るのも楽しいですよ。旅の記録にぜひ生かしてほしいと思います。

Creators' Appで撮影した作品

α7R V,FE 16-35mm F2.8 GM 16mm,F16,1/60秒,ISO400
撮影:高橋良典氏

Creators' App TIPS 1

自動時刻補正機能で
時刻はいつでも正確

アプリの設定画面で「自動時刻補正」をONにしてカメラと連動すれば、いつでも正確な時刻を取得して撮影することができます。
朝日の昇る忙しい時間帯のシャッターチャンスに備えるため、αの2台体制で臨みました。同じ時間帯での撮影では、後で写真を見返す際、2台の時刻が同期されていると便利です。
※1台のスマートフォンに対して同時接続できるカメラは1台です

Creators' Appで撮影した作品

α7R V,FE 24-105mm F4 G OSS 24mm,F11,1/250秒,ISO800
撮影:高橋良典氏

α7R V,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 200mm,F5.6,1/250秒,ISO800
撮影:高橋良典氏

Creators' App TIPS 1

暗いシーンも高画質なリモート撮影

旅先や外出先など三脚を持ってきていない場面で、ふと「夜景などを撮りたい」と思うこと、ありますよね?
暗いシーンで手持ち撮影するにはカメラブレを防ぐため高いISOを使うことになり、画質が悪くなってしまいますが、カメラを台やバッグの上などで固定してCreators’ Appのリモート撮影を使えば、カメラに触れずにスマートフォンでシャッターを切ることができるので、低速シャッターでもブレの心配がなく、ISOを低く設定して高画質で撮影できます。

Creators' Appでリモート撮影した作品

α7R V,FE 70-200mm F2.8 GM OSS II 76mm,F8,20秒,ISO400
撮影:高橋良典氏

高橋良典さんからのメッセージ

Creators’ Appは私にとって、「シャッターを切る〜取り込み」までのルーティーンを大変快適にしてくれています。私は常々、新しい技術や便利な機能があれば積極的に取り入れることが大切で、それに合わせて撮影スタイルをアップグレードすれば写真がもっと楽しくなると思っています。この記事を読まれて、これから風景写真を始めたいという方もいらっしゃると思います。そんな方にも本アプリをぜひ活用して、長秒撮影など、新しい表現手法にも挑戦してほしいですね。