たとえば格調高い映像、ドキュメンタリーな映像、精細な映像など、カメラは撮影者の繊細なこだわりにどれだけ的確に応えられるか。プロ機に迫るVX2100の高度なテクノロジーが多様な映像表現を実現します。
ソニー独自の光学技術とデジタル技術を結集。3CCDの色再現性と解像力を大きく向上しました。光の3原色「赤」「緑」「青」を読み取る各CCDに1/3型総画素38万画素(*)を採用し、DV規格に最適化。画像情報を忠実にデジタル化し、より高い集光率を実現しました。水平解像度530本、分光特性を最適化したダイクロイックプリズムよる圧倒的な色再現力など、その映像はあざやかにして繊細。DV規格最高水準の高画質を生み出ます。
フィルター径が58mmの大口径レンズと優れた光学特性を誇る12倍ズーム(デジタル48倍)(*)により高倍率化を達成しながらも、周辺のMTF(ModulationTransferFunction/Factor)を最適化、かつ同レベルの明るさの維持と歪みの低減を実現。標準撮影/望遠撮影を問わず、明るく美しい映像での撮影が可能です。
縦横方向独立のセンサーが、撮影時のVX2100本体の上下左右方向のブレを感知。CCDに画像が到達する前に、その揺れ具合に合わせレンズ前方のプリズム角度を瞬時に調整、手ブレを補正するアクティブプリズム方式手ブレ補正機能を搭載しました。細かく連続的なブレにも効果的に反応。また、手ブレ補正のON/OFFによる画角の変化や画質劣化がなく、光学領域ではズームアップするほど効果を発揮、安定した撮影が行えます。またワイドTVモードでの撮影時も使用できます。
動画はもちろん静止画も、3CCDの実力を生かした高画質な撮影ができるよう、VX2100ではCCDからの読み出し方式にインターレーススキャン方式に加え、静止画撮影に適したプログレッシブスキャン方式(*1)を搭載。用途に合わせ切り換えて使用できます(*2)。プログレッシブスキャン方式は、CCDが受け止めたすべての情報を一気にスキャンして読み出す方式で、インターレース方式に比べ、より高い垂直解像度が得られ、かつブレの少ない撮影が可能です。
信号処理プロセスの改善により、最低被写体照度を3ルクスを実現。より暗い場所でも、高感度で明るい映像を撮ることができます。
低照度下で発生する画像ノイズを低減。暗い場所や黒い被写体の撮影でもノイズの少ない、より高画質な撮影を実現します。ロケーションや時間帯の影響を受けにくく、高感度3CCDの実力を生かした高品位撮影の可能性を大きく広げます。