ノイズキャンセリング機能には大きく2 つの処理手法があります。ひとつは現在最もポピュラーなアナログ処理での手法です。アナログ処理は耳の部分にあるマイクロホンで騒音を集音し、アナログのフィルターとアンプを用いて信号処理をおこなっています。
そしてもうひとつが、ソニーが開発し、2008年4月に世界で初めて*商品化したデジタル処理での手法です。デジタル処理では、DSP(デジタルシグナルプロセッサー)を中心とする独自のシステムで騒音をデジタル信号化します。騒音がデジタル化=数値化されることで、正確なデータを基にしたノイズキャンセル処理をおこなえるようになります。
この結果、アナログ処理よりも高精度なノイズキャンセリング性能を発揮できるようになりました。
*2008年4月ソニー調べ
アナログでは得られない緻密なフィルター特性により、ノイズキャンセリング機能を大幅に向上。 デジタルイコライザーが理想的な周波数特性を実現し、静寂の中で高音質なサウンドを再生します。 また、場面によって特性の異なる環境音に合わせて、キャンセル量をコントロールするフィルター 特性の切り替えが可能。高精度なノイズキャンセリングをさらに効果的におこなえます。
ヘッドホンに内蔵されたマイクで拾った騒音をデジタル化して、その騒音を打ち消す効果のある逆位相の音を発生させ
ます。音楽信号はデジタルイコライザーで高音質化。
従来のアナログノイズキャンセリング方式に比べて、より静かな環境での音楽再生が可能です。
D N C( デジタルノイズキャンセリング)ソフトウェアエンジンを開発したことによって、ノイズキャンセリング機能のデジタル化が
実現しました。一番のメリットは、高精度なノイズキャンセリングが可能になったということです。高精度な騒音低減性能を持つ
デジタルノイズキャンセリングは、普段、さまざまな「ノイズ=騒音」に囲まれて暮らしている私たちに快適な静けさを作り上げる
手助けをしてくれる技術です。
静かな環境の獲得は、再生機器のクオリティ向上と同じくらい重要な要件です。 ソニーが独自に開発したDNC(デジタルノイズキャンセリング)ソフトウェアエンジンは、その特長である、非常に高精度な演算により、周囲の騒音を効果的に低減。 また、音声信号をデジタル処理することで、再生音のクオリティーも大幅に向上しました。 静けさの創造と高音質。これらを両立した、ソニーのデジタルノイズキャンセリングヘッドホン。是非ご体感ください。