石田「ハイハイ。まず、このヘッドホンはワイヤレスです。再生機と接続したプロセッサーがヘッドホンに2.4GHz帯の周波数でデジタル無線伝送を行なっているのね。昔は赤外線通信を採用しているモノが多くて、ヘッドホンとプロセッサーの間に障害物があると音が遮断されてたんだけど、デジタル無線伝送だと例え壁があっても音が途切れることなく、しかもクリアに聴こえるのさ」
ニコ「あっ、ホントだ! 部屋を出ても聴こえる。ということは、家で1階から2階に移動したり、ほかの部屋で音を聴くってことも可能なんですか?」
石田「ハイハイ。まず、このヘッドホンはワイヤレスです。再生機と接続したプロセッサーがヘッドホンに2.4GHz帯の周波数でデジタル無線伝送を行なっているのね。昔は赤外線通信を採用しているモノが多くて、ヘッドホンとプロセッサーの間に障害物があると音が遮断されてたんだけど、デジタル無線伝送だと例え壁があっても音が途切れることなく、しかもクリアに聴こえるのさ」
ニコ「あっ、ホントだ! 部屋を出ても聴こえる。ということは、家で1階から2階に移動したり、ほかの部屋で音を聴くってことも可能なんですか?」
石田「できるよ。俺も実際家で使ってみたけど、戸建て住宅の1階から3階で試してみても聴こえたし。ちなみに、伝達距離の目安は30mね」
ニコ「スゴイ! ワタシ、家で仕事することが多いんですけど、音楽だけじゃなくミュージックビデオとかテレビもBGM代わりにしたいと思ってたんですよ。でも、リビングと作業部屋が別だから使えなくて。これなら使える!」
石田「例えばトイレに行っても音は途切れないし、家事をしている時にも使えるんだよね」
ニコ「これって“究極のしながらサラウンド”じゃないですか!? 掃除機の吸い込み音じゃなくて、ライブ会場のリアルな音を聴きながら掃除ができるんだ!」
石田「それだけじゃないよ。さっき、音が障害物に遮断されないって説明をしたけど、実はデジタル無線伝送にも弱点はあって、ほかの電波機器と混線して音が途切れたり、ノイズが発生することがあるのね。でも、『DS7100』にはリアルタイムセレクションっていう機能があって、再生中はずっと電波状態を監視しているのさ。ノイズが発生する前に、別の空いているチャンネルへ移動して、安定した音を提供してくれるんだ」
ニコ「なるほど。ヘッドホンって音への没入感が高いから、ノイズとか発生しちゃったら気になりそうですもんね」
石田「そうだね。やっぱり、フルHDの映像には解像感の高いクリアな音がなきゃダメなのさ。あとは当然ながらしっかりしたサラウンド感も大事」
ニコ「そう! コレを聴いて一番驚いたのって、そこなんですよ!! 音の迫力にビックリしました」
石田「それは、7.1chのバーチャルサラウンドが効いているから。つまり、7つのスピーカーとサブウーファーで構成される音場ってこと。サラウンドヘッドホンっていうのは、他のメーカーからもたくさん発売されてるけど、ほとんどが5.1chで7.1chを実現しているのはほんのわずか。中でも、これは独自の7.1ch VPTを採用して、ドルビープロロジックIIxにも対応している。それが、この臨場感を生み出しているのさ」
ニコ「5.1chのモデルと『DS7100』を聴き比べてみると、その差が素人のワタシでもよくわかりました」
石田「でしょ? カーチェイスのシーンで、対向車線を主人公の車が疾走する時、前からクルマが迫ってきて、横を通りながら、後方に流れていく音の動きがすごくスムーズで、スピード感がしっかり表現されているんだよね。音が飛び出してくる感じ?」
ニコ「5.1chの方では、ここまで音の移動感が表現できてなかったですもんね」
石田「そう。あと俺はよくゲームをやるんだけど、『DS7100』で野球ゲームをプレイしてわかったのが、自分がバッターボックスに立った時の球場のリアルな雰囲気ね」
ニコ「というと?」
石田「野球ってさ、攻撃と守備に分かれるでしょ。で、ファンは自分のチームが攻撃する時に応援をするんだけど、自分がホームの時は一塁からライト側、つまり右からの声援が大きく鮮明に聴こえてくるんだよ。あと、キャッチャーミットにボールが収まる時の音の高低差ね。高めの球は上方から、低めの球は下方からってぐあい。これはゲームのプロ、ソニー・コンピュータエンタテインメントがゲームサウンドの監修をやっているっていうのも大きいと思うけど」
ニコ「本当だ! 音がどこから聴こえてくるのかがハッキリわかります」
石田「HDゲーム機のタイトルは音の情報量が多いんだけど、それをキッチリと描き分けられてる。これはテレビのスピーカーじゃ不可能だから」
ニコ「あと、このヘッドホン、低音もしっかり出てますね」
石田「うん、ここはソニーの音づくりの巧さが光ってるよね。低域に厚みを持たせて、しっかりサブウーファーの重低音を表現できている。低域はサラウンド環境の中で特に重要で、ここが弱いと映像が寂しくなるんだよね」
ニコ「ヘッドホンだから、音量を気にしないで済むのもうれしい。深夜でも大音量で楽しめますよ」
石田「夜遅く帰って家族が寝静まってたら、小さい音で周りを気にしながら観なきゃいけない。でもこれがあれば、大音量でゆっくり鑑賞できる。贅沢な一時を演出してくれるよ」
ニコ「本当に良いことずくめですね。欲しいー」
石田「ホームシアターの構築っていうと、複雑な接続、難解な操作、設置スペースの問題が懸念されがちだけど、サラウンドヘッドホンならそれらが一切ない。せっかくフルHDのテレビやブルーレイで高精細な映像を観られる環境があっても、音が枯れてちゃ魅力は半減以下。ニコには7.1ch ホームシアターを手軽に導入できる『DS7100』の購入をすすめるよ」
ニコ「テレビ買った時のエコポイントをこれからもらいますから、それを足しにして買っちゃいます! 石田さんアリガトー!」