自宅のテレビやブルーレイに、ホームシアターシステムをプラスするだけで、臨場感はどのように変化するのでしょうか。
サッカー元日本代表で現在は解説者として活躍されている北澤 豪さんに体験していただきました。
——ピッチでプレーしている選手は、サポーターの声援はよく聞こえているのですか?
北澤さん もちろん、よく聞こえています。とくにブーイングはよく聞こえていましたよ(笑)。でも、もし無観客で声援がない状況では、プレーしている選手も盛り上がらないでしょうね。
——スポーツにとって音は重要なんですね。
北澤さん 音でも感情が刺激されるから、スポーツは出場している選手と応援しているサポーターが一体となって、おもしろさが増すんです。
——スポーツで重要となる音が、今回視聴したホームシアターシステム「HT-CT550W」では再現されていましたか?
北澤さん 音がグッと迫ってくる感じで、まさにピッチに立っているときの感覚が蘇り、本当に懐かしかったです。現在、僕はサッカー解説の仕事をしていますので、1週間に20試合くらいテレビで見ていますが、そんな感覚になったことはありません。ホームシアターシステムをプラスするだけで、こんなに音が変化するとは知りませんでした。でも、一度知ってしまったら、これなしでサッカーの試合を見るのは味気ない気がしますね。
——他にホームシアターをプラスすることによる違いはありましたか?
北澤さん 音で試合の見方が全然違ってきます。フィールド上の色々な音が聞こえてくるため、より試合に没入して見るようになります。サッカーはボールを持っている選手だけでなく、フィールドにいる選手全員の動きに注目すると、よりおもしろく見ることができます。また、目の肥えているスタンドだと、チャンスが近づいてくるとサポーターが自然に盛り上がり、その盛り上がる声が音として沸き上がってくるんです。その音で、チャンスなのか、ピンチなのか分別することができます。
——スポーツ観戦でも音は重要なのですね。では、今回視聴したソフトの音で気になる部分はありましたか?
北澤さん ワールドカップの南アフリカ大会は、会場で実際に見た試合もあれば、テレビ観戦の試合もありました。予選リーグのブラジル対コートジボワールの試合は、会場で観戦したのですが、実は、この試合が開催されたスタジアムは、こもった音がするのが特徴だったのです。実際に行ったから分かるのですが、スタジアムの特徴的なこもる音が、リアルに表現されていました。テレビだけでは伝わらない音を、ホームシアターシステムをプラスするだけで感じられるのは凄いですね。実際の音に近い感じで伝わると、その場にいるような気になります。これは、すごい進化ですね。
——視聴スタイルは、テレビのみとどのような点が違っていましたか?
北澤さん テレビのスピーカーだけだと聞き耳を立ててという感じになりますが、ホームシアターシステムが接続されている場合は普通にしていても音が飛び込んでくる感じがします。そのため、自分で音を探しに行く必要がなく、より集中して試合を楽しむことができます。試合の臨場感もそうですが、解説の声もしっかりと頭に入ってきました。
——3D映像とホームシアターシステムの組み合わせはいかがでしたか?
北澤さん 迫力満点で、まさにそこにいる感覚で、見ていて楽しかったです。まさに、見るスポーツと言えます。この映像と音を一度体験してしまったら、もうこれなしには満足できないでしょうね(笑)。解説者の言葉もはっきりしているので、解説者の立場からは、このシステムで聞いてください、と言いたくなりました。
——今回、視聴して感じたことを最後にお聞かせください。
北澤さん 僕はサッカー選手としてフィールドで戦ってきた経験があるから、試合中の音をよく知っています。そんな僕が聴いても、ホームシアターシステムから聞こえてくる音は本物に近いと思います。ぜひ、その音の臨場感を存分に楽しんでみてください。
僕自身の経験から言うと、初めて国立競技場のお客さんが満員になったとき、音だけで感動しました。本当にすぐ横にいる選手の声が聞こえなかったのですが、自分たちの試合を見にたくさんのサポーターが駆けつけてくれて、嬉しかったですね。テレビのみでの視聴とホームシアターシステムをプラスした場合を比較すると、日本サッカーリーグ時代とJリーグ開幕当初の注目度の差くらい違いがあると言えますね(笑)。
テレビを購入する際、画面の大きさに注目してしまいますが、今日の視聴で改めて音響の大切さ、重要性を感じることができました。これからは、大画面テレビにホームシアターシステムをプラスして、サッカー中継を楽しんでみたいと思います。
読売クラブ(現・東京ヴェルディ)、日本代表選手として多数の国際試合でも活躍した(J1リーグ戦264試合・日本代表国際Aマッチ59試合)。 2003年現役を引退。現在、日本テレビ系「NEWS ZERO」や「ズームインサタデー」などに出演中。(財)日本サッカー協会特任理事兼国際委員も務めている。
スリムスピーカー、ワイヤレスウーファーを採用したフロントサラウンドシステム。40〜46型のブラビアと一体設置することも可能です。
視聴しているコンテンツに最適な音を、自動的に再現するモードを選択できます(今回はスポーツモードを選択)。また、ブラビアリンクとの連動により、座る位置に応じた音場を自動調整する「視聴位置自動調整機能連携」を搭載しています。
スポーツモードを選択することで、そのコンテンツで重要となる部分の音をしっかりと再生します。観客の歓声やピッチでの音、解説の声などをしっかりと鳴らして、音を広げてくれます。また、「S-Force PROフロントサラウンド3D」により、視聴位置から画面の後方にまで広がる奥行きのあるサラウンドが楽しめます。