もろんのんさんのコメントから映像が始まる。
「好みの色の状態で撮ってそのままSNSにアップができちゃうんです」
渋谷の街を背景にした人物写真が表示される。
色調整を行ったBeforeとAfterのさまざまな写真が並んで表示。
室内にもろんのんさん。
α7 IVを手に持ち、こちらに向かってあいさつをする。
テロップ:Photographer もろんのん
今日は、α7 IVのクリエイティブルックについて話していくとのこと。
画面にはこれから話す内容が箇条書きで表示される。
テロップ:この動画の内容
・クリエイティブルックとは
・クリエイティブルックでどんなことができるのか
・クリエイティブスタイルとクリエイティブルックの違いについて
・クリエイティブルックを使うと色がどう変わるのか
・もろんのんのクリエイティブルックの設定
最初のテーマから話が始まる。
テロップ:クリエイティブルックとは
クリエイティブルックは、簡単に言うと、写真や動画を撮る時から自分の好きな色や雰囲気にして撮影ができるプリセットのことと説明するもろんのんさん。
SNSにはいくつかフィルターがあるが、それは撮った写真に対して後からフィルターをかけている。一方、クリエイティブルックは、撮影するときから自分で調整することができる。
例えば、旅先でたくさん写真を撮るが、たくさんの写真の色味を調整するのは大変な作業になる。しかし、撮る時からクリエイティブルックを写真や動画に適応させておけば、自分の好みの状態で撮影してそのまますぐにSNSにアップすることができる。
画面にはクリエイティブルック「FL」「IN」を適用したサンプル画像が表示される。
さらに、自分の好みの色がわかっていない写真初心者の人も、クリエイティブルックを使えば、色を変える楽しさや簡単さをわかってもらえると思うと話す。
クリエイティブルックは、α7 IVだけでなく、α1、α7S III、FX3にも搭載しており、今までの機種よりもクリエイティブルックの数が増え10個を搭載しているとのこと。
さらには、クリエイティブルックのプリセットの中には8項目のバロメーターがあり、コントラストや明瞭度、シャープネスを調整することで好みのプリセットよりもさらに自分好みに仕上げることができると述べる。
テロップ:クリエイティブルックのプリセットを紹介
α7 IVのクリエイティブルックは10種類あると言い、各クリエイティブルックの効果がサンプル画像とともに紹介される。
サンプル画像とともに表示されるテロップ:
ST 被写体・シーンに幅広く対応する標準の仕上がり。
PT 肌をよりやわらかに再現する。人物の撮影に適している。
NT 彩度・シャープネスが低くなり落ち着いた雰囲気に表現する。パソコンでの画像加工を目的とした撮影にも適している。
VV 彩度とコントラストが高めになり、花、新緑、青空、空など色彩豊かなシーンをより印象的に表現する。
VV2 明るく色鮮やかな発色で明瞭度の高い画像に仕上がる。
FL 落ち着いた発色と印象的な空や緑の色味に、メリハリのあるコントラストを加えることで雰囲気のある画像に仕上がる。
IN コントラストと彩度を抑えたマットな質感に仕上がる。
SH 透明感・柔らかさ・鮮やかさを持つ明るい雰囲気に仕上がる。
BW 白黒のモノトーンで表現する。
SE セピア色のモノトーンで表現する。
テロップ:クリエイティブルックを自分好みにアレンジ
今紹介したクリエイティブルックのそれぞれについて、細かく自分好みの色味に調整することができると言うもろんのんさん。
クリエイティブルックの設定画面が表示され、「コントラスト」「ハイライト」「シャドウ」「フェード」「彩度」「シャープネス」「シャープネスレンジ」「明瞭度」の8つのバロメーターがあることが表示される。
テロップ:もろんのんが実際にする調整
クリエイティブルックSTのバロメーターを調整しながら、もろんのんさんが行っている調整の例が紹介される。
日中晴れた時間に撮った写真はコントラストが強いので、そんなときはコントラストを2、3段階下げたり、撮って出しでモデルやクライアントに見せるときは、彩度があるほうが印象的になるので、彩度をプラスしたりするとのこと。
撮る時からクリエイティブルック、さらにパラメーターで微調整しておけば、撮って出しのデータでSNSのシェアや動画が完成してしまうのでとても楽だと話す。
画面にはホワイトバランスを調整している様子が映し出される。
サンプル画像が変わり、サントリーニ島の夕景写真が映し出される。
撮影後の写真でもクリエイティブルックで色味調整が可能で、こちらにクリエイティブルックをあてていくと言い、STやVV、VV2、BW、SEなどをかけた画像が次々に表示される。
VVがこの写真には合うとのことで採用され、さらに、シャドウやコントラストを微調整して色調整が完成。
Before・Afterの画像が表示される。
クリエイティブルックをあてた写真のほうが、より色彩豊かで印象的な写真に仕上がっている。
テロップ:クリエイティブルックのVVを使用
もう2つ、もろんのんさんのお気に入りのクリエイティブルックがあるとのこと。
画面には、パフェとそれを食べようとする女性の写真が表示される。
1つ目はSHを紹介。
日中の写真に使うと柔らか過ぎる印象になるので、先ほどのサントリーニ島の写真にも向かなかったとのこと。
室内の暗い写真やコントラストの強い写真に使うと、だいぶ印象的な仕上がりになると話す。
テロップ:もろんのんお気に入りクリエイティブルック「SH」を使用
画面には、クリエイティブルックSHを施したBefore・Afterの画像が表示される。
Afterの画像のほうが柔らかく明るい雰囲気になっている。
写真の黒っぽいところが持ち上がるので、柔らかい印象にすることができると話す。
テロップ:もろんのんお気に入りクリエイティブルック「FL」を使用。
もう1つのお気に入りとして、クリエイティブルックFLを使用した写真が映し出される。
渋谷の街を背景にした女性の写真だが、Afterの画像のほうがしっとりとした印象に仕上がっている。
テロップ:クリエイティブルックの補足説明
テロップ:ピクチャープロファイルとの違いは?
クリエイティブルックの補足として、ピクチャープロファイルとクリエイティブルックの違いについて説明。
ピクチャープロファイルは、階調、明暗のトーンや発色など映像の特徴を決めるパラメーターを調整、変更するメニューで、本格的なガンマカーブや色などさまざまな項目を変更できるものと説明。動画に対して、自分が思う通りの色味を細部にこだわって調整したい人向けのものだと話す。
クリエイティブルックは、最初から色のトーンを適用させておけるので、手軽にルックのいい動画を作ってアップすることもできるとのこと。
もろんのんさんも実際にクリエイティブルックを使用した動画をYouTubeにアップしているという。
その動画に対して色味がいいというコメントも来ていたので、今後も自分好みの色づくりに活用していきたいと話す。
補足の2つ目として、クリエイティブルックを使ってRAW+JPEGで撮影したとき、RAWには反映されないと説明。ちゃんと現像したいときには、RAWを使用できる。
クリエイティブルックは後からかけることもできるが、ソニーから提供されている無料のPC用の写真現像、リモート撮影アプリケーション「Imaging Edge Desktop」を紹介。画面には、「Imaging Edge Desktop」で画像加工をしている様子が表示される。その他の加工ソフトとして「Lightroom」もあるとのこと。
α7 IV、α7S III、α1に入っている新しいクリエイティブルックは、もろんのんさんが今まで使っていたα7 IIIやα7Cのクリエイティブスタイルより、使えるバリエーションがあり、かつもっと微調整ができるのでとてもうれしいと話す。
もろんのんさんの語りの間、クリエイティブルックをあてた実例として、さまざまな画像のBefore・Afterが表示される。クリエイティブルックを使うだけで、印象的になったり、華やかになったりするのがわかる。
もろんのんさん的にはクリエイティブルックFL、SHが好みだと言う。また、VVは使いづらいと思っていたが、夕焼けや海、青空を華やかにさせたいとき、つまり彩度をはっきりさせたいものにとても合うと思ったとのこと。
視聴者の方の好きなクリエイティブルックについてもコメントが欲しいと言う。
微笑むもろんのんさんの写真。右手にα7を手に持ち、左手でα7を指差している。
写真の上に、SNSの案内が表示される。
視聴のお礼を述べて終了。