ポスターや写真集で活躍するモデル犬は、スタッフや撮影場所が変わっても、動じることなく、トレーナーや飼い主さんの指示を待つことができます。きちんと座って、カメラ目線ができるモデル犬の第一歩は、「おすわり」「まて」が上手にできることです。たったこれだけで、犬も飼い主さんも落ち着くことができ、シャッターチャンスも倍増します。 しつけを始める前の注意です。まず、上から犬に覆いかぶさるように指示を出すのは、犬に威圧感を与え、おびえさせてしまいます。それから、犬が視線をそらしても、無理やり目を合わせて視線を追ってはいけません。人間同士では、目と目を合わせることもコミュニケーションの1つですが、犬の世界では敵対心を意味します。大好きな飼い主さんに敵対心を示したくないので、犬は意識して目をそらしていることを理解してください。 では、「おすわり」「まて」のレッスンです。飼い主さんが離れても、駆けよってこないよう、がまんさせることが目的です。「まて」の指示を出したら、飼い主さんが少し離れ、ふたたび元の位置に戻るまで動かなかったらほめてあげましょう。離れた位置から「よし」と言ってOKを出してしまうと、犬は飼い主さんに呼ばれて、駆け寄ったことをほめてもらったと、勘違いしてしまいます。必ず、元の位置に戻るまでがまんできたことに対し、ほめてあげましょう。はじめはごほうびに、おやつをあげてもかまいません。少しずつ距離をのばして、「できたらほめる」を10回から15回繰り返し、成功体験を積み重ねることが大切です。 |
「おすわり」「まて」が上達したら、次にカメラに慣れさせます。「まて」の状態ですこし離れ、カメラを構えます。はじめのうちは、カメラに興味をもって近づいたり、怯えて逃げたりする犬もいます。ポイントは、カメラで無理やり目線を追わないこと。犬が動いたら、元の位置に戻して「まて」の指示を出し、「できたらほめる」を繰り返します。カメラを怖がっているようなら、カメラの近くにおもちゃを近づけて気を引くのも1つの方法です。 カメラを構えても動じなくなってきたら、ステップアップ! 最初に注意したとおり、犬は敵対心のない相手を見つめるのは苦手です。犬がカメラや飼い主さんから目をそらしたら、そのままにし、無理に目線を合わせないようにします。犬がカメラを見た瞬間、「そう!」と声をかけ、にっこりとほほ笑んであげましょう。このときの笑顔がポイントのひとつで、目を細めたり、まばたきしたりして、犬の目を見つめすぎないようにします。こういった笑顔も犬とのコミュニケーションになります。 それから、レッスンにも集中力が必要です。子犬なら5分、成犬でも15分が集中力の限界なので、犬が「飼い主さんともっと遊びたいな」と思っているうちにレッスンを切あげたほうがベスト。オン(飼い主の指示に従う時間)とオフ(自由にあそんでもいい時間)を、犬に理解してもらうことが大切です。 |
犬がカメラにも慣れてきたところで、レッスン参加者の方に、”α350”を体験していただきました。設定はカメラまかせにできるP(ブログラムオート)。 ● 埼玉県・吉川市にお住まいのN.A.さん いつもの写真とは、出来ばえがぜんぜん違います。 普段はコンパクトなカメラを使っているので、はじめて使うデジタル一眼レフカメラは、わたしの手にはちょっと余る感じ。主人と撮影を交代して、わたしが「おすわり」「まて」の指示を出しました。お正月用の衣装で撮影したんですよ。主人は仕事でもカメラを使いますが、モニターを見ながら撮影するタイプには興味があるようです。 ● 埼玉県・朝霞市にお住まいのT.U.さん 今日がお散歩デビューで、もちろん、しつけ教室も初めてです。できるかどうか心配でしたが、おやつの魅力でクリアすることができました。写真はカメラつき携帯電話で撮りますが、シャッター音の大きさに、ビックリした顔になることも。 このカメラは、液晶モニターが動くのがいいですね。犬の目の高さで撮るために、高い場所にモカを座らせて撮ったりしていたんですよ。今日はレッスンのおかげで、カメラ目線の写真がたくさん撮れました。プリントアウトが楽しみです。 ● 埼玉県・越谷市にお住まいのI.K.さん しつけ教室は今日で2回です。動きまわる犬を追いかけて撮ると、ブレてしまって、まともな写真にならないのが悩みでした。このカメラで撮ると、ブレないですね。 途中でレンズを交換してもらったのですが、そのレンズ(AF50mm/F1.4)にしたら、さらに撮りやすかったです。もうちょっと赤ちゃんのうちに撮りたかった!たくさん写真を撮っても、操作がわからなくて、一度もプリントアウトしたことがありませんでした。こうして簡単にプリントできると楽しいですね。 |
同日、イオンレイクタウンkaze地区1Fにある「ペットシティー」では、来店したお客様に“α350”を体験していただくイベントも開催。愛犬を飼い主さんご自身に撮影していただき、感想をうかがいました。 ● 埼玉県・越谷市にお住まいのF.K.さんご一家 たったいま、子犬を購入しました。パピヨンです。前々からペットを飼いたかったので、散歩するのが楽しみ!名前はまだ決まっていません。これから家族みんなで相談して決めます。 写真を撮るのも初めて。家では写真はフイルムカメラを愛用しています。このカメラは、見た目より軽くて、持った感じがやわらかいです。液晶モニターを見ながら撮影するのは、慣れていませんが、ファインダーで撮ることもできるんですね。 ● 埼玉県・吉川市にお住まいのM.Y.さんとY.O.さん お互い犬を連れていたということで、意気投合!今日知り合ったばかりなんですよ。ペットシティーがkaze地区にあると聞いて、mori地区のペコスから、お散歩を兼ねて歩いてきました。 犬をかわいらしく撮りたいのですが、カメラが怖いのか、なかなか正面から撮らせてくれません。こんなに低く構えることができるなら、怖くないかな?見た目が大きいわりには、そんなに重くないですね。リードをもったままでも撮れそうです。 |