重松 理(しげまつ・おさむ) |
AMIY : お久しぶりです。お話していたソニーのデジタル一眼レフカメラαってこれなんです。 重松 : これって難しいんじゃないの? AMIY : 全然大丈夫ですよ。シャッターを押すだけですから(笑)。 重松 : レンズもいろいろあるんじゃ? AMIY : 今、ついているレンズは基本的なサイズがカバーされたズームレンズなので、これ一本あれば、ほとんど大丈夫ですよ。 ----------(初期設定作業)------------ AMIY : “α350”は液晶モニターを見ながら撮れます。ちょっと一眼レフっぽくファインダーを覗いて撮りたい場合は、上部にある、このファインダーを覗いてみるのもいいかも知れませんね。そのままシャッターを押してみてください。 AMIY : 撮った写真を見たい場合は、液晶モニターの左横の一番下にある再生ボタンを押してください。 ----------(撮影する重松氏)------------ 重松 : フラッシュが光って、なんだかイメージと少し違う感じになってしまいました。 AMIY : いま、撮影モードが[AUTO]の設定になっていて、暗い場所で撮影する場合は自動的にフラッシュが光ります。撮影モードを[P]にすれば、フラッシュが光らないようにすることができます。ちょっとフラッシュを使わないで撮ってみましょう。 ----------(もう一度撮影)------------ 重松 : ほんとだ、今度はいい感じになりました。 AMIY : こういう雰囲気の良い場所は、フラッシュ無しで撮影するといい感じの写真になりますね。たぶん重松さんはフラッシュを使うより、こういうテイストがお好きだと思いますよ(笑)。フラッシュを使わないと、暗い室内ではシャッター速度が遅くなって手ブレを起こしやすいのですが、αには手ブレ補正機能がついているので、この程度の暗い室内なら、キレイに撮れます。それでもまだブレてしまうようでしたら、[A]モードにして絞りの値を小さくします。明るいレンズに交換したり、ISOの値を少し上げるという方法もあります。でも、基本はこのモードダイヤルを[P]に設定しておけば、明るい屋外からある程度暗いところまで、ほぼ何を撮影しても大丈夫だと思います。 重松 : わかりました。 AMIY : 重松さんは、物とか商品を撮られる事があると思いますが、カフス等の小さな物を寄って撮るときは、モードダイヤルをチューリップのマークのところに設定にしてもらえればと思います。 重松 : このマークは、コンパクトカメラと同じですね。 AMIY : はい。商品を寄って撮りたい場合は。このマクロ設定しておくと失敗が少ないです。 重松 : そうですか。 AMIY : 重松さんは、お仕事でよく海外に行かれると思うので、こういうデジタル一眼レフカメラを使えると、お仕事でも、もっと楽しい旅になると思いますよ。レンズを、ファインダーを覗きながら動かしてもらうと(レンズの胴体部分を回す)、写る範囲の大きさが変わるのが分かりますか? 重松 : ここはピントを合わせるのではなくて、撮りたいモノの大きさを調整するだけなんですね。 AMIY : ピントを合わせるのはカメラが勝手にやってくれます。ファインダーを覗いてシャッターを軽く押していただくと・・・何か変わりました? 重松 : 中に赤くなった部分があります。 AMIY : その赤い部分にピントが合っているということなんです。最初は難しそうですが、覚えると意外に簡単で楽しいですよ(笑)。 重松 : (撮った写真を見て)お、いい感じです(笑)。 AMIY : いい感じでしょ?(笑)いつも海外に行かれるときは、お持ちのコンパクトカメラで風景とかお撮りになったりしないのですか? 重松 : 実は全く撮らないですね(笑)。夕日だけ撮ったりしようと思うんですが、夕日はコンパクトデジカメじゃなかなかキレイに撮れないので。 AMIY : そうですよね〜。でもこのカメラは(モードダイヤルを指して)夕景を手軽に、キレイに撮る設定もあるんですよ。 重松 : 本当ですか? あと夜景とかもキレイだから撮りたいと思うのですが、夜景はどうですか? AMIY : 夜景モードもありますよ。モードダイヤルでは撮影するシチュエーションを「絵」で表しているので分かり易くなっています。夜景は、三脚がないとなかなかキレイには撮れないのですが、これもαの手ブレ補正機能のおかげで、カメラをしっかり支えた上で、シャッター速度ができる限り速くなるように工夫すれば、かなりキレイに撮れます。 AMIY : 重松さんは、これまでもファッション業界の第一人者でいらっしゃったわけですが、ファッション撮影などは立ち会われたりするんですが? 重松 : それは仕事上、無いですね。広告宣伝部の人が立ち会いますから。 AMIY : 見に行かれないんですか?(笑) 重松 : もう行かないですね。会社を立ち上げた当時は、カタログの撮影に行きましたが。 AMIY : そういえばアローズさんは広告の写真はあまりお見受けしないですよね? 重松 : 出していないですね。カタログの撮影だけになります。 AMIY : それで世間のブランドイメージを維持していけるのは、すごいですよね。 重松 : もう20年もやってますから(笑)。やっとユナイテッドアローズを知らない人が、いなくなったという感じですね。 AMIY : いやいや、ずいぶん前からみんな知っていますよ(笑)。素晴らしいことです。話は変わりますが、海外の出張とかは結構あるんですか? 重松 : 今年はないですね。 AMIY : じゃ、また写真を何かお撮りになったらぜひ見せてください。楽しんで撮ってくださいね。宿題だと思われたら困りますので(笑)。被写体はお好きなもので結構ですので。 |