《静かで雄大な音楽が始まり、スペシャルセミナーオープニングムービーが流れる。
画面には大気圏より撮影した地球の映像が映し出される。
左下には黒い宇宙空間が広がっている。
その後、映像が次々と切り替わる。
朝方の薄暗い風景を崖の上から撮影している男性の横姿。
朝方の畑とその上を流れている入道雲。
明るいジャングルで佇んでいる豹。豹が目を閉じる。
オレンジ色のランニングシューズを履いた陸上選手が
スターティングブロックに載せている足のクロースアップ。
陸上選手は足を引っ掛けた後、膝を曲げてスタートポジションにつく。
スケートパークでスケートに乗っている青年。
青年はアール部分を滑り上り、空中でスケートを持ったまま開脚する。
青い丸や長方形のトランジション効果が画面を覆い、右下と左上へ移動し、
後ろからフットボールコートでカメラを構えようとしている男性を正面から映した映像が現れる。
映像が先ほどの男性がカメラを構えているクロースアップに切り替わる。
青い長方形のトランジション効果が下から上へと流れ、カメラを構えている女性の映像が現れる。
先ほどの女性を横から映した映像に切り替わる。
映像が草原の中で佇んでいる2匹のキリンの場面に転換する。
青い長方形のトランジション効果が画面右下と左上から流れ、
カメラを構えている女性の後ろ姿と、撮影されながら歩いている男性の横姿の映像が現れる。
2 人とも花柄の中国風の服を着ていて、女性は赤い帽子、男性は黒い帽子を被っている。
男性が画面右から左へ歩くにつれて、画面左に置いてあるライトからフラッシュが焚かれる。
先ほどカメラを構えていた女性を正面から映した画角に移る。
女性は構えていたカメラを下ろし、現れた表情は笑顔だった。
青い菱形のトランジション効果がタイル状に画面いっぱいに広がる。
画面が九十度時計回りに反転しながら菱形が間隔を開けて広がる。
画面中心から菱形が広がる様にトランジション効果が消え、
森の中でカメラジンバルを構えている男性と、サポートしている男性 2 人の横姿の映像が現れる。
夜の都会の道路を走っている車を正面から映し、それを撮影しているクレーンに
積んだカメラを後ろから映した映像に移る。
青と白のグラデーションの菱形が画面中心から広がるトランジション効果が広がり、
真剣な表情の女性の映像が現れる。
カメラをパンしている男性を正面から映した映像に切り替わる。
菱形のトランジション効果が画面中心から広がり、雪山を見下ろしている
黄色いジャケットの男性の後ろ姿が現れる。
カメラジンバルを構えている男性と隣にレインコートを着た男性を
正面から映した映像に切り替わる。
濃いピンクと薄いピンクのグラデーション色の円形のトランジション効果が画面中心から広がり、
画面いっぱいを覆う。
その上を黄色とピンク、紫とピンク、水色とピンクのグラデーションの円形が広がり、
そのうち黄色とピンクの円形が画面いっぱいに広がる。
円形のワイプアウトから眼鏡をかけ、ボブカットの女性を左斜め下から映した画面映し出される。
先ほどの女性を正面から映した画面に切り替わる。
女性はピンク、黄色、ターコイズ色がタイル状に並べてある手のひらサイズの
ライトを右手で構え、左手で調整している。
ライトを構えている女性を右斜め下から映した映像に転換する。
画面右下から円形のトランジション効果が広がり、スケートボードを左手に持ち、
右手で VLOGCAM を構えている男性を左から後へ映した映像が現れる。
画面右上から円形のトランジション効果が広がり、VLOGCAM を左手に持ちながら自分を映し、
街中を歩いている女性を前方右下から映した映像が現れる。
その後、映像が次々と切り替わる。
湖で望遠カメラを構えて覗きこんでいる男性。
海岸で望遠カメラを構えている男性。
陸上競技場の観客席から陸上選手を望遠カメラで撮影している女性。
VLOGCAM を構えて透明のコップに入っているミルクコーヒーを撮影している女性。
長方形のトランジション効果が画面を覆い、一緒に VLOGCAM を後ろから映した映像、
カメラのコントロールホイールに指を置いているクロースアップの映像、
カメラを構えている男性を正面から映した映像、シネマカメラのレンズを
調整しているのを右斜め前から映した映像が画面分割のエフェクトと共に次々に映され、
その後青色の背景が丸や長方形でいっぱいになり、その前に CP+2024 のロゴ、
α9 III と FE 300mm F2.8 GM OSS の写真、そしてタイトル画面が映し出される。》


画面上のロゴ:
CP+ CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW 2024

画面上の文字:
Unlock Your Creativity あなたの創造力を解き放つ 2.22 THU → 2.25 SUN

《イントロムービーが終わり、イベントタイトルがスライドに表示される。映像は会場ステージへ切り かわる。ステージの中央には大きな LED 画面があり、ステージ右手方向に司会者が立っている。LED に は鈴木知子先生のセミナータイトルが表示され、司会者が挨拶を行う。》

司会
皆さま、本日は CP+2024 ソニーブースにお越しいただきありがとうございます。
このステージでは、スナップフォトグラファーの鈴木知子さんによるスペシャルセミナー
日々の写真をアートに!α7 IV & α6700 で撮る都市スナップをお届けいたします。
それでは早速お呼びいたしましょう。
鈴木さんどうぞステージへお越しください。
よろしくお願いします。

《ステージ左側より鈴木知子先生が登場する。その後、映像は鈴木先生のバストアップショットから鈴 木先生のプロフィール紹介のスライドへ。》

司会
では、最初に私からプロフィールご紹介させていただきます。
神奈川県横浜市出身。
東京工芸大学短期大学部卒業後、広告撮影プロダクションに入社。
写真家、柳瀬桐人氏などのアシスタント経験後、コマーシャルフォトを中心に活動。
現在、フリーランスとして地元横浜に事務所を構え、カメラ片手に日々奮闘中です。
近年は雑誌への作品提供や、フォトコンテストの審査、セミナー講師、
写真ハウツー書籍の執筆も行っています。
1 日 1 枚の写真で綴るライフワークの横浜を中心としたスナップ写真をブログにて毎日更新中です。

《映像はスライドからステージ上の鈴木先生へ。》

司会
それでは、鈴木さんよろしくお願いいたします。

鈴木
よろしくお願いいたします。
今ご紹介いただきました
スナップフォトグラファー鈴木知子です。
あのついさっきそこに立っている時は、あまり緊張していなかったんですけど、
ここに立ったら皆さんがスマホとかカメラ掲げてすごい
私を撮ってて、それを見たらちょっと緊張してきました。
今日ですね
こちらにもあります α7 IV、そして α6700 で撮った都市スナップ。

《映像はステージからスライドへ。黒い背景に白文字で 本セミナータイトルが表示されている。画面右 上にはワイプで鈴木先生が映っている。》

画面上の文字:
日々の写真をアートに!α7 IV & α6700 で撮る都市スナップ
スナップフォトグラファー鈴木知子

鈴木
今日ですね、ちょっと時間が足りるか分からないぐらい
凄いたくさんの写真を持ってきたので、ちょっと
駆け足になるかと思いますが、決まった時間 35 分間で私の作品を
ご覧いただきながら、ソニーのカメラ・レンズの魅力というのを
皆さんにお伝えしていきたいと思います。
よろしくお願いいたします。
最後までぜひお付き合いください。

《映像は次のスライドへ。画面中央に大きくα7 IVのプロダクト写真が表示されている。》

画面上の文字:
フルサイズ
有効約 3300 万画素
クリエイティブルック
高速で安定した AF 性能

鈴木
まず最初にですね、私のメインのカメラ、α7 IV ですね。
こちらもうたくさんの方はお持ちになっているかもしれません。
結構こちらの中にもユーザーの方がいらっしゃるんじゃないでしょうか。
いらっしゃいます?
結構いますよね。
まだの方はぜひこの都市スナップ。
とてもね、機動力の高いカメラですので、おすすめしたい 1 台です。
こちらフルサイズ機ですね。
有効約 3300 万画素。
あとクリエイティブルックですね、クリエイティブルックは
カメラにプリセットされている画作りの機能ですね、こちらを
使うことによって、写真作品を普通じゃない作品に仕上げてくれるということで、
やはりこれを使いこなすというのがこのカメラのポイントになるかと思います。
この後にご紹介する α6700 にも同様の機能が搭載されていますので、
そのあたりもぜひご注目いただければと思います。
そして、やはり高速で安定した AF 性能。
これですね、ソニーのカメラ全てにおいて言えるところなんですが、
今回もですね、ちょっとかなりドキドキするような
ミラクルなショット入れてきてますので、
ぜひ楽しみにしてください。

《映像は次のスライドへ。4 本のレンズの画像が表示されている。上段に FE 24-105mm F4 G OSS、FE 70-200mm F4 Macro G OSS II。下段に FE 12-24mm F2.8 GM、FE 20-70mm F4 G。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-105mm F4 G OSS
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
FE 12-24mm F2.8 GM
FE 20-70mm F4 G。

鈴木
そして今回のレンズ、私ですね、
普段都市スナップを撮っていますので、やはりズームレンズというのをメインに使います。
ズームレンズがいいというよりは、私が撮影するにおいて、やっぱり
ズームレンズが合っているというのが正直なところ、やはり瞬時に焦点距離を変えられるということで
やはりとてもスナップ向き、ズームレンズ。
今回はこの 4 本、あともう 1 本ね、ちょっとプラスアルファご紹介するレンズがございますので、
もう既にお持ちの方、まだお持ちになっていない方、
昨年発売されたレンズも 2 本入っておりますので、ぜひご覧いただきたいと思います。

《映像は次のスライドへ。黒い背景に白文字で FE 24-105mm F4 G OSS と記載されている。》

画面上の文字:
FE 24-105mm F4 G OSS

鈴木
まずはですね、これ私のイチ押しレンズなんですね。
ほんとこれね、標準ズーム、24mmから105mmということで、
かなりお持ちになっている方も多いと思います。

《映像はスライドから鈴木先生の写真作品へ。夕暮れの小高い丘のロングショット。丘の上にはトランペットを吹いている人物がいて、シルエットになっている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-105mm F4 G OSS
F7.1
SS:1/800
ISO:100
VV

鈴木
あのですね
私が写真を撮るのに、特に意識をしているというのが、実は被写体との距離感なんですよ。
それで、この距離感というのが物理的な距離だけじゃなくて、どちらかというと
心理的な距離です。
この被写体に対して私はどのぐらいの大きさで撮影をすればいいんだろう。
そういうふうに考えながらスナップをしていることが多いです。
やはりですね、ズームレンズだともちろん、自分のポジションを変える
フットワークというのももちろん使うんですが、やはりズームレンズですと
瞬時に焦点距離を変えて、自分の被写体に対する距離感というのを探る
そういう時間を短縮することができるんですね。
そしてここね、逆光で撮影しました。
この後も見ていただくと分かると思うんですが、
ものすごく逆光の撮影が多い。
普段ね、私は逆光がすごく多いんですが、測光モード
ハイライト重点測光というのでほぼ撮影しています。
ぜひね、逆光好きの方参考にしていただければと思います。

《映像は次の写真へ。洋館の階段を下からあおり気味で撮影した1枚。窓から光が差し込み印象的な陰影をつけている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-105mm F4 G OSS
F4
SS:1/800
ISO:100
ST

鈴木
そして、こちらのレンズ。
広角から中望遠までカバーしている。
なのでこういった室内の写真、室内ってやっぱりね
狭い空間を広々と撮りたいとか、あとですね、制限があって、これ以上後ろに引けない
そんなシーンもありますよね、やはりそういった時はこの24mmという
焦点域、とても使い勝手がいいかと思います。

《映像は次の写真へ。黄色と白色が特徴的なステンドグラスをクローズアップで撮影している。手前ににピントがあっていて、奥は綺麗にぼけている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-105mm F4 G OSS
F4
SS:1/125
ISO:3200
IN

鈴木
はい、こちらですね。
このレンズ開放F値、F4なんですけれども、奥行きを作った構図を作ってあげると、
ここまで大きくぼけるというのが分かると思います。
これがちょうどステンドガラスの取っ手のようなところにピントを合わせていますけれども、
前後がすごく大きくぼけているかと思いますね。
これも本当に自分のポジション・構図次第で大きなぼけも楽しめるレンズです。

《映像は次の写真へ。テーブルに置かれた円形の鏡に左上に置かれた本が写り込んでいる》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-105mm F4 G OSS
F4
SS:1/125
ISO:1600
FL

鈴木
はい、そしてテーブルフォトですね。
はい、ちょっとアンティークの雑貨を撮っていますけれども、
こちらのレンズ最短撮影距離が0.38m、そしてレンズって最短撮影距離じゃないんですね。
最大撮影倍率というのが結構重要でして、それが0.31倍ということなので、わりと小さな被写体も
大きく捉えることができる。
なのでテーブルフォト、このような雑貨とかあとフードですね、料理、
あと、お花などを使ったテーブルフォトなどにもおすすめの1本であります。

《映像は次の写真へ。赤い階段が美しい螺旋階段を真俯瞰で捉えた1枚。螺旋の中央にある糸を束ねたオブジェクトが階下まで続いている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-105mm F4 G OSS
F8
SS:1/30
ISO:1250
FL

鈴木
はい、そして螺旋階段。
実は螺旋階段大好きな被写体で、いつもこちらに登壇させていただく時に必ず
1点ぐらいは螺旋階段が入ってるんですね。
螺旋階段、やはり全体を入れようとすると広角レンズがおすすめ。
ただ、広角レンズっていろいろな焦点距離があるじゃないですか、
超広角レンズというのもあるんですね。
ただ、個人的にはやはりこの遠近感とかのバランス・構図そういったところを考えると、
この24mmというのが螺旋階段はベストかなというふうに
個人的には思っています。
なので螺旋階段、状況によって変わりますけれども、個人的には推しが
24mmということで、やはりこの1本があると大抵の被写体、
カバーができるのかなというふうに思います。

《映像は次の写真へ。青空の中飛ぶカモメを真下から撮影している。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-105mm F4 G OSS
F4
SS:1/2000
ISO:100
FL

鈴木
カモメ、カモメもですね
私、あんまり動体撮影ってしないんですよ。
なので撮るとしたら横浜でもよく飛んでいるカモメが多いです。
でも、カモメってこれだけの至近距離で撮ると結構なスピードで飛んできます。
これはですね、どちらかというと、私の腕というよりは、
ソニーのカメラのAF性能かなという風に個人的には思っているんですが、
これね、望遠端の105mmで撮ってるんですよ。
105mmだとだいぶ画角が狭くなってくるんですけれども、リアルタイムトラッキングという、
いわゆるピントを被写体に合わせると追尾をしてくれるという機能を使っています。
そうすると、ずっとカモメが飛んでいる間、ずっとピントを捕まえてくれて、
私はシャッターチャンス、あと構図そこに専念できるわけですね。
なので基本私の写真、ノートリミングなんですけれども、
こういったカモメもほぼど真ん中に配置して写真が撮れるというわけです。

《映像は次の写真へ。夕暮れの街。コンテナが沢山重なる壁面にオレンジ色の光があたっている。手前には水たまりがあり、コンテナが綺麗に写り込んでいる。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-105mm F4 G OSS
F4
SS:1/1600
ISO:100
FL

鈴木
そしてこちら。
先ほども言いました被写体との距離感ですね。
都市にあるものというものは基本私は余計なもの、邪魔なものはないと思っているんですね。
その中の一つに金網であったりとか、電線・電柱というものなんです。
自然風景なんかだとどうしても敬遠されてしまう被写体も私にとっては
それは表現をする一つのパーツであるということですね。
ここではコンテナを撮影しています。
ちょうど美しい夕日がここに当たっていたんですけれども、足元に大きな水たまりがあった。
これね、実は金網をぼかしてるんですよ。
あえてこういう風に入れることによってその距離感の中に隔たりを入れる。
それでわりとこの心情というものをクリエイティブルックで表現するんですけれども、
わりとこのFLというね、ちょっとノスタルジックな印象が加わるんですけれども、
このちょっとシネマティックな風合い、これがお気に入りでわりとこういう風景写真、
私の都市スナップにはFLを使うことが多いです。 
ぜひね、鈴木知子流スナップぜひという方はFLを使ってスナップをしていただきたいと思います。
そして、もう1枚。

《映像は次の写真へ。雲が空いっぱいに広がる夕方の空。光にあたり雲のコントラストが美しく描写されている。空の下に広がるコンビナートはシルエットになっている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-105mm F4 G OSS
F8
SS:1/2500
ISO:100
FL

鈴木
こちらね、すごく広角で見えるんですけれども、実際は34mmで撮影しました。
ここは遠く離れたところを撮影してるんですけれども、ちょっと
港湾施設ガントリークレーンなんかが見えています。
空にねドラマチックな雲があったので、ちょっと空を大きくフレーミングしました。
この空を大きくフレーミングした画にも実は私FLをよく使っています。
これね、後でも結構そういったシーンがあるので、
ちょっとチェックしていただければなというふうに思います。
やはりこういうところもね、近づけない距離感。
そういったところもこういったズームレンズを使うと、
さまざまなバリエーションで撮影ができるという訳です。

《映像は写真からスライドへ。FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIの文字が黒い背景に表示される。》

画面上の文字:
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II

鈴木
はい、ではこちら2本目のレンズ。
こちら昨年発売された望遠ズームです。
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II、F4のマクロと書いてありますね。
望遠ズームなのにマクロ機能が付いたというちょっと画期的な1本。
こちらもぜひ見てください。

《映像はスライドから鈴木先生の作品へ。手前側に大きなぼけがあり、その奥に2灯のスタンドライトがオレンジ色に輝いている。全体的に暖色で統一された写真は赤が美しく映えている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
F4
SS:1/80
ISO:160
ST

鈴木
やはり望遠ズームというと大きなぼけというのが活かせます。
ここではね、奥にあるライトにピントを合わせていますけれども手前側大きなぼけ
これは花なんですね。
こういったものを大きく、柔らかなぼけで包むことができるというのも、
このズームレンズの特徴です。
またですね。
このレンズI型よりちょっとコンパクトになっているんですよ。
なので、正直言ってね、元々愛用していたレンズ、私買い換えました。
そして、やはりスナップでこの望遠ズーム、持つ頻度が上がったというのも
ちょっと嬉しいポイントだったりします。

《映像は次の写真へ。真っ赤な一人掛けのチェアの上にヴァイオリンが置かれている。窓から光が入り、ヴァイオリンとソファを照らしている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
F4
SS:1/100
ISO:250
VV

鈴木
はい、こちらも室内で撮りました。
望遠ズームというのはやはり背景を整理することができる。
望遠になるほど画角が狭くなるんですね。
そうすることによって主役を際立たせることができるというのが一つポイントになるかと思います。
そして私、実はこの赤という色大好きな色なんですね。
先程の螺旋階段も赤いカーペットで赤って結構色表現で凄く悩ましい、先程の赤い
カーペットはクリエイティブルックFL、そして今回はVV。
私は赤を撮る時はこの2択です。
FLかVV。
これね、赤い被写体を撮る時、ぜひ参考にしていただければと思います。

《映像は次の写真へ。ガラス越しに展望台を撮影した1枚。シルエットになる人物の奥にはスカイツリーを望むパノラマ。展望台には一人の男性が景色を見ている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
F4
SS:1/800
ISO:100
FL

鈴木
はい、そしてこれですね、
実はガラス越しに撮ってます。
なのでちょっとリフレクションが被ってるのは分かりますかね、写り込み。
私、実はこのリフレクションという表現が大好きで、
わりとガラス越しに写真を撮るということが多いです。
ショーウインドウも含めてね。
そしてこういったリフレクション気を付けないと自分が写り込むわけですよ。
私今日、中は黒ですよね、やはり写り込む自分を消す場合は黒ですね。
今日はちょっと黒だとあまりにも地味になっちゃうかなと思って
上にちょっと明るい色を羽織ってきましたけれど、基本は黒。
なのでちょっと明るい色着ている時は、黒いザックを持っていれば、ザックを前にね
掲げるとここの部分が隠れるということで、そういう撮り方をして自分を消してくださいね。
こちらリフレクションを活かして、また空がね
結構たくさん入っているので、こちらもFLで撮影しています。

《映像は次の写真へ。FE 70-200mm F4 Macro G OSS IIのマクロを活かした1枚。黒いお皿の上にホールから切り取られたキッシュが乗っている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
F4
SS:1/160
ISO:8000
FL

鈴木
はい、先程言ったマクロ。
これですね、いわゆる外食に行ってテーブルに
あるプレートを自分が椅子に座った状態で撮影しました。
望遠ズームでこれが撮れるってかなり画期的ですよ。
そしてハーフマクロ、最短撮影距離というのが
ちょっと焦点距離によって変わってしまうんですけれども、
撮影倍率が0.3倍かな。
ごめんなさい、ハーフマクロなので0.5倍です。
失礼しました。
0.5倍ですね、なので等倍マクロより少しは小さいんですけれどもこれだけ大きく
フードが撮れるということですね。
そして、これちょっとうちで撮ったんですよ。

《映像は次の写真へ。鈴木先生が自宅で撮られた木製まな板の上に乗るパンの写真、バターナイフの写真が画面両サイドに並べられている。》
画面上の文字:
α7 IV
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
F4
SS:1/250
ISO:3200

鈴木
ちょっとバターナイフみたいな雑貨、
これね、フルサイズ機、APS-Cモードにしました。
そうすると、さらに大きく捉えることができる。
かなりおうちでテーブルフォトを撮る方も
このレンズ、本当におすすめの1本です。
そしてね、こちら。

《映像は次の写真へ。木製のクローバーが彫られたお皿をテレコンバーター有・無で比較した写真が並ぶ。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II +2×Teleconverter

鈴木
このレンズですが、このズーム全域でハーフマクロが撮影できるんですよ。
なので、70mmから200mm、どの焦点距離でもハーフマクロが撮れる。
そして今回2倍のテレコンバーターというのをつけました。
ソニーではですね、1.4倍、2倍というテレコンバーターがあるんですよ。
今回I型から進化した点で、このテレコンバーターが
対応になったということなんですね。
こちらハーフマクロ、2倍のテレコンバーターを使うと
等倍マクロで撮影ができる、個人的には私もですね、2倍のテレコンバーターを持ってるんですよ。
2倍というのはね、やはりこのレンズと合わせて持ってて損は
ないかなという風に個人的に思っております。

《映像は次の写真へ。2倍のテレコンバーターを使用してミーアキャットが固まって寝ている姿を望遠で捉えた1枚。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
2×Teleconverter
F8
SS:1/500
ISO:4000
IN

鈴木
はい、こちら動物園で撮りました。
2倍のテレコンバーターを付けたので、400mm。
動物園で撮影することは多々あるんですけれども、
普段はですね、大体200mmまであれば、
自分の作品的には撮れる、だけどたまにあるんですよ。
もっと大きく撮りたいとか、ここね
ミーアキャットがお団子状になってた。
背景ちょっとごちゃごちゃしてた。
背景は入れたくない。
そういう時にテレコンバーターを持っていくと、テレコンバーターをつけて
400mm、いざという時に小さなテレコンバーターを
カメラバッグに入れておくと、400mmの焦点距離で撮影ができる。
これはぜひぜひおすすめしたいものです。
1.4倍もいいんですけど、個人的には2倍かな。
おすすめします。

《映像は次の写真へ。ショーウィンドウを撮影した1枚。冬服を着たマネキンをガラス越しに撮影している。ガラスには青空と木が反射している。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
F4
SS:1/320
ISO:100
SH

鈴木
そしてこちらショーウインドウ。
はい、先ほども言ったようにガラス越しに撮っています。
ショーウィンドウは正直どんな焦点距離でも撮れるんですよ、ただですねやはり
このリフレクションと言われる写り込みをいかにかぶせていくか、
そう考えると、自分のポジションって自ずと決まってくるんですね。
そういったときにやはりレンズによっては
背景に余計なものが入ってしまうということもあります。
望遠ズームだとわりと画角が狭いので、背景が整理しやすいというのが一つ
特徴になるかなというふうに感じております。

《映像は次の写真へ。曇りの空の下咲く向日葵畑を捉えた1枚。全ての向日葵はレンズから背を向けて咲いている。向日葵畑の奥には街並みが見える。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
F4
SS:1/250
ISO:100
FL

鈴木
はい、こちらですね。
向日葵畑、あえてソニーのカメラも防塵防滴に対応していたりするので、あえて
天気の悪い日に出かけた。
さらにですね、私はやっぱり都市スナップを撮っているので、ただお花を撮るのでなく、
あえて奥側に住宅街、都市を入れてみました。
ちょっとあまり見たことのないお花写真なのかなというふうに思います。
ここではですね、やはり望遠ズームの圧縮効果。
距離感を詰めるという圧縮効果を活かして撮影しました。
あえて向日葵の後ろ姿、太陽を待ちわびるかのような向日葵と
いうのを写しておりました。

《映像は次の写真へ。夕暮れの葉山の白いバス停を捉えた1枚。バス停横からは海とオレンジに染まった富士山が見える。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 70-200mm F4 Macro G OSS II
F4
SS:1/100
ISO:100
VV

鈴木
はい、そしてこちら葉山の、皆さんご存知ですかね。
有名なバス停、こちらもですね、いわゆる望遠ズームを使うことによって、ここではね
広角端70mmを使っていますが、道路の反対側後ろにある住宅の塀ぎりぎりまでくっついて
撮影をしたという1枚ですけれども、手前にある建物と後ろの富士山のバランスですね。
これは焦点距離によって大きく変わります、私いろいろ探ってて、
やっぱり70mmのこの見え方ってすごいベストかなという風に思いました。
そして、この日もあまり状況のよくないお天気だったんですけれども、
やっぱり結構持ってるんですね。
この日、いつもここすごい撮影する人で混んでるんですけど、
私一人でした。
持ってるなと思いながら結構時間をかけて楽しみながら撮影したという1枚です。
はい、ちょっとだんだん時間が押しているのでね。
パンパンいきますね。

《映像は写真から次のレンズのスライドへ。FE 12-24mm F2.8 GMと白文字で表示されている。》

画面上の文字:
FE 12-24mm F2.8 GM

鈴木
はいこちらFE 12-24mm F4 Gという超広角ですね。
これも去年、一昨年とご紹介させていただいています。

《映像はスライドから鈴木先生の写真作品へ。東京駅の歴史的な建物を真下から撮影した写真。超広角で撮影され、立体的に描写されている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 12-24mm F2.8 GM
F4
SS:1/30
ISO:320
SH

鈴木
やはり超広角、都市スナップ向きですよ。
東京駅を撮りました。
超広角レンズ、広角レンズ、意外と難しくてうまく撮れないという人が
多いんですよ。
このね、直線・曲線というラインを意識して構図を作ると、わりとかっこいいスナップが撮れます。
これリーディングラインといって、手前から奥へ視線誘導をするというこの強烈な遠近感。
この日常をデフォルメするというのかな。
普通じゃない写真が撮れるという意味で、ちょっとおすすめしたいレンズ。

《映像は次の写真へ。晴れた日の展望台を捉えた1枚。窓がフレーム右手から奥へ伸びている。鈴木先生が説明したリーディングラインが強調された写真。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 12-24mm F2.8 GM
F8
SS:1/800
ISO:100
ST

鈴木
こちらもですね。
ラインをつなげて奥へ視線誘導、ね。
これもなかなか標準ズームとか、標準レンズとかでは
なかなか表現できない1枚になっています。

《映像は次の写真へ。ブラウンの壁がフレーム左手から奥へ伸びている。陽の光が壁にあたり、遠近感を強調している。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 12-24mm F2.8 GM
F8
SS:1/500
ISO:100
VV

鈴木
はい、そしてこちらは24mm、24mmも
ちょっと壁に寄って遠近感を強調しています。
ラインを使って。
そしてこれF8まで絞り込んでいます
けれども、すごくシャープな描写っていうのが伝わるかと思います。

《映像は写真からFE 20-70mm F4 Gを紹介するスライドへ。黒い背景に白文字でFE 20-70mm F4 Gと表示されている。》

画面上の文字:
FE 20-70mm F4 G

鈴木
はい、そしてこちら標準ズームなんですけれども、
20mmスタートという、またちょっと個性的なレンズになっています。
これも昨年発売になりました。

《映像はスライドから鈴木先生の写真作品へ。近代的なデザインのビルの廊下からローアングルで撮影されている。広角だが、手前から奥へぼけ感が出ている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 20-70mm F4 G
F8
SS:1/320
ISO:100
SH

鈴木
はい、これ広角端20mmで撮りました。
ちょっとこう地面すれすれのところにカメラなので、結構
地面はF8まで絞っているんですけれども、ぼけていますよね。
ピントちょっと奥の方に当てています。
こういうね、圧倒的な遠近感。
すごいクールな写真が撮れます。
ここはちょっと透明感を生かして
SHというクリエイティブルックを使っています。

《映像は次の写真へ。夕方の川にかかる陸橋を捉えた1枚。フレーム右から中央へ伸びる陸橋に夕日があたり印象的な陰影を描いている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 20-70mm F4 G
F20
SS:1/40 0
ISO:100
VV

鈴木
はい、そしてこれも広角端20mmですね。
これ都内で撮っているんですけどね。
ここもちょっとミラクルですよね、車が1台も通ってないというね。
すごいんですよ、私なんか持ってますね、ホントね、こちらね
あえて太陽を入れました。
ソニーのレンズ絞り羽根が奇数枚なので、奇数の場合、太陽の光条
2倍になります、なのでインパクトのある光条なので、私は積極的に
太陽を入れるという撮影を好んで行っております。

《映像は次の写真へ。ショーウィンドウを捉えた1枚。ガラスの向こうには宝箱が置かれ、中から真珠のネックレスがはみ出している。ガラスには赤い建物が反射し、コントラストを出している。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 20-70mm F4 G
F4
SS:1/500
ISO:100
IN

鈴木
はい、そしてこれが70mmで撮りました。
これもショーウィンドウなんですけれども、
あえて建物を写し込んでいます。
ちょっと海外のスナップっぽいのを撮りたいなというふうに思いました。
こちらはF4なんですけれども、結構パールの部分を見ていただくとわかるんですが、
こちらぼけを活かした撮影が楽しめるというのがね
こちらの写真を見ていただくと伝わるかと思います。

《映像は写真からFE 24-50mm F2.8 Gを紹介するスライドへ。》

画面上の文字:
FE 24-50mm F2.8 G

はい、そしてつい先日発表になったばかり
ニュースを見ました皆さん?

《映像はスライドからステージの鈴木先生へ。α7 IVにFE 24-50mm F2.8 Gをつけたセットを手に持っている。》

鈴木
ニューレンズですね。
FE 24-50mm F2.8 Gという
今、私が手に持ってるレンズ、こちらです。
かなりコンパクト焦点域が短いということもありますが、小型軽量というのが
まさにスナップ向きということで、早速私撮ってまいりました。

《映像はステージからFE 24-50mm F2.8 Gを使用した作品へ。黄色からピンク、グリーンなどカラフルで美しい花びらの花々が画面を埋めている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-50mm F2.8 G
F2.8
SS:1/80
ISO:100
VV

鈴木
はい、こちら最短撮影距離、このレンズ
オートフォーカス、マニュアルフォーカス、
また焦点距離によってちょっと数値が変わるんですけれども、
ここでは50mmの焦点距離で最短撮影距離で
0.3m、そして最大撮影倍率が0.3倍ということでやはり小さな被写体なんかも
大きく捉えるということで、テーブルフォトなどにも期待ができます。
そして、大きなぼけね、魅力的ですよね。

《映像は次の写真へ。青空を飛ぶカモメを横から捉えた1枚。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-50mm F2.8 G
F4.5
SS:1/2000
ISO:100
VV

鈴木
そしてこのレンズで撮ってきましたよ、カモメ。
先程言った追尾機能を使って撮影した1枚。
やはりこういったね、広い画角のレンズを使うことによって
背景を取り込むことができる。
背景の取り込むことができるということは、周りの状況を伝えられる。
そして、周りの状況を伝えることで、ストーリー性を埋め込めるというまさに私が理想とした
この24mm-50mmという焦点距離です。

《映像は次の写真へ。近代的な建物を広角レンズで捉えた1枚。暗い室内から外の風景を見る二人の人物がシルエットになっている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-50mm F2.8 G
F2.8
SS:1/250
ISO:100
FL

鈴木
はい、そしてこれが24mm、
やはり24mm室内いいですよね。
はい広々と撮ってクールな都市スナップというものが撮れました。

《映像は次の写真へ。夕暮れの磯を捉えた1枚。夕日の光を磯に溜まった水が美しく反射している。奥の岩場には一人の人物が立ち、海を見つめている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-50mm F2.8 G
F8
SS:1/500
ISO:100
FL

鈴木
はい、そしてこちら
何mmで撮ったと思いますか?
40mm、標準域で撮りました。
ここの時にちょうどね、こう潮の満ち引きで結構
移動をしなければならなかったんですけれども、
やはりこういう時もね、ズームレンズっていいですね。
40mm、標準域のレンズというのは、わりと広角っぽくも撮れ、
また望遠っぽくも撮れるというとても魅力的な焦点距離、ぜひこのレンズ、
またソニーブースの方で見ていただきたいと思います。

《映像は次の写真へ。夜の室内を捉えた1枚。手前のテーブルに置かれたライトスタンドとライト。奥には窓があり都会の夜景が綺麗にぼけて写っている。》

画面上の文字:
α7 IV
FE 24-50mm F2.8 G
F2.8
SS:1/50
ISO:400
VV

鈴木
こちらやはり2.8、開放F値2.8ということで
暗所であったりとか、またこの夜景とかいうのにも強くなるかと思いますね。
また、ぜひ皆さん、このレンズに注目していただければと思います。
はい、そしてちょっと駆け足になりました、伝わりました?
このレンズの魅力?大丈夫?

《映像は写真からα6700を紹介するスライドへ。画面中央にはα6700のプロダクト画像が大きく表示されている。》

画面上の文字:
APS-C
有効約2600万画素
高い描写性能
被写体認識
人物・動物/鳥
動物・鳥・昆虫
車/列車・飛行機
機動力が高い
α6700

鈴木
そしてはい、こちら
α6700ですね。
こちらにも書きました。
APS-C機。
有効約2600万画素と書いてありますが、本当にフルサイズに負けない高い描写性能があります。
α7 IVより被写体認識の数が増えたんですよ。
ということは、先ほど私がカモメを撮ったように、カメラが被写体認識をして
ピントを追尾してくれるということなので、よりカメラ任せで自分のシャッターチャンス、
また構図というものに専念できるというのがこのカメラ、大きいかなというふうに思います。
やはりこのα7 IVより少し小型軽量でコンパクトということもあり、
やはり機動力が高い。
私もですね、わりと人と会ってスナップする時なんかは
このカメラをぶら下げて行くことがあります。

《映像はステージから鈴木先生の写真作品へ。古民家の洗い場を捉えた1枚。四角が組み合わさった特徴的な窓枠に一つだけピンクのガラスが入れられている。》

画面上の文字:
α6700
FE 16-55mm F2.8 G
F2.8
SS:1/100
ISO:100
ST

鈴木
E 16-55mm F2.8 Gレンズ。
このレンズ、やはり相性がいいんですよAPS-C機と。
ここに16mm-55mmというふうに書いてありますけれども、
35mm判換算にすると、24mmから82.5mmになります。
このような暗所、そしてですね、これコントラストの強いシーンなんですね。
こういったシーンはわりとクリエイティブルック、私STを使います。
コントラストが激しいシーンなんかはぜひこのあたりも参考にしていただければと思います。

《映像は次の写真へ。日陰のドライフラワーを捉えた1枚。白い綿のような花びらが特徴的な花が数輪撮影されている。》

画面上の文字:
α6700
FE 16-55mm F2.8 G
F2.8
SS:1/1000
ISO:100
IN

鈴木
はい、そして
このようなちょっとドライフラワー、また花、そういったものを
ぼけを活かして撮影することもできるというのが、やはり
このα6700も可能です。
機動力が高いので、意外とこういった
小さな被写体とかに目が向きやすくなるかなというふうに個人的には思っています。
また、ちょっとクリエイティブルックINというルックを使いました。
INはちょっとね、マット調ですね、マット調なので、
私の感想で言うと、ちょっとポストカード的な見え方になるのかな。
何かちょっとノスタルジックでレトロな雰囲気とかこういった
ドライフラワーとか、そういった被写体にはとても合うルックだと思っています。

《映像は次の写真へ。灯台へ登る途中の赤色が特徴的な階段を撮影した1枚。窓から入る光が陰影を描き印象的な写真になっている。》

画面上の文字:
α6700
FE 16-55mm F2.8 G
F4
SS:1/500
ISO:100
FL

鈴木
はい こちらはですね。
最近よく使うんですけど、実際は灯台に上がる階段で撮影をしたんですが、
まあ被写体は言ってみれば光と影ですね。
そういったものね、ちょっとした気づき、そういったものに目が向きやすい
そういったカメラかなというふうに思います。
なので撮影をする気がなくて、ちょっと遊びメインで出かけた時なんかも
このカメラを持っていくと、結構たくさん撮ってしまって遊びどころじゃなくなるというそういった
私にとっての位置づけだったりします。

《映像は次の写真へ。紫色が綺麗なカーテンを捉えた1枚。》

画面上の文字:
α6700
FE 24-105mm F4 G OSS
F4
SS:1/125
ISO:320
ST

鈴木
はい、そしてこちらはですね
最初にご紹介したFE 24-105mm F4 G OSS、
いわゆるα7シリーズにつけているEマウントレンズがそのまま使える
なのでAPS-Cフォーマットのレンズを持たなくても、α7とこのボディ、
そしてEマウントのレンズを入れておけば、
そのレンズがそのまま使えるということですね。
ただ、焦点距離が1.5倍になります。
なのでちょっと望遠側を活かしたい時などは、
やはりこの1台とてもおすすめです。
そしてここではですね、この質感描写というのを見ていただきたかったんですよ。
かなり細かい質感というのがしっかりと捉えられているので、このあたりというのが
やはりこの画素数も高い画質の高いこのカメラの魅力であります。

《映像は次の写真へ。路上で寝る白と茶色の毛をした猫を捉えた1枚。》

画面上の文字:
α6700
FE 24-105mm F4 G OSS
F4
SS:1/400
ISO:100
NT

鈴木
はい、猫。
猫が寝てました、私先ほどのE 16-55mm F2.8 G
をつけてたんですけれども。
ちょっとこれ撮らなきゃと思って何かカメラバッグに入ってた
レンズに切り替えました。
そうすることで、105mmまであるレンズが1.5倍になるというわけです。
大きなぼけを活かして撮影ができた、というそういった1枚ですね。
こういうふうにね、ちょっと望遠側を使いたいという時はやはり
このAPS-C機というのはおすすめしたいですね。

《映像は次の写真へ。展望台で撮影された作品。建物を大きな窓で区切られ、眼下の街が見渡せる。 奥行き感がある通路の突き当りで一人の人物が外を見ている。》

画面上の文字:
α6700
FE 16-55mm F2.8 G
F8
SS:1/200
ISO:100
FL

鈴木
はい、そしてこちら、広角端で撮りました。
35mm判換算で24mm相当。
やはりこういった室内、広角レンズですよね。
私は大体室内は広角レンズで撮ることが
多いんですが、やはり広角レンズ遠近感が強いというのが魅力です。
そうすることによって、やはりこういうね
インパクトのある私が理想とする
かっこいい都市スナップというのが切り取れる。
なので、個人的にはこの広角というのもこのレンズ24mmから使えるということで
多用しているレンズです。

《映像は次の写真へ。夕暮れの横浜大桟橋。日の落ちたオレンジと濃い青の空の下二人の人物が立っている。空以外はシルエットになっている印象的な1枚。》

画面上の文字:
α6700
FE 16-55mm F2.8 G
F6.3
SS:1/500
ISO:100
VV

鈴木
はい、そして今日こちらが横浜。
ただ、あいにくの天気なので、今日はこういう
天気にはならないかなというところですが、
ここにわりと近い大桟橋というところで撮影しました。
この時もですね、どちらかというとまず撮影ではなく、ある程度は予測をしながら歩いてきて
パシャッっとスナップしたという1枚なんですね。
なので、ここでやっぱりお話ししたいのは機動力かな。
やはりコンパクトになる分1日、カメラを首からぶら下げていても
疲れないというのはやはり大きいですよね、私もですね
皆さん、結構たくさんの機材を抱えて重たい重たいってよく聞くんですよ。
そうなんですね、私も普段都市スナップをしていて、1日撮り歩くと
大体歩数が1万5000から2万歩。
そういった日にね、よっぽど、ちょっと夜、湯船につかってメンテナンスとかしないと
やはりね、肩がこっていたりという状況になります。
そういった時はですね、やはりカメラを使い分けて、
今日はちょっと1日、長く歩くからじゃあ、今日はAPS-C機とか、
今日はどこどこに行くからα6700にしよう。
α7 IVにしよう。
そんな感じで切り替えていただくと、よりこの写真ライフが
楽しくなるんじゃないかなという風に思っています。

《映像は次の写真へ。日が落ち夜になる直前の横浜を捉えた1枚。街並みの手前には水たまりがあり、奥の街並みを美しく反射している。》

画面上の文字:
α6700
FE 16-55mm F2.8 G
F2.8
SS:1/5?0
ISO:250
VV2

鈴木
そして、最後の1枚になりましたね。
今日ですね、写真40枚用意したかな、35分は
あっという間ですね本当に。
最後は私の大好きなリフレクション撮影をセレクトしました。
こちらではですね、クリエイティブルックVV2というのを使いましたね、
VV2というのもVVもそうなんですが、わりと発色がよく
あと色鮮やかに表現ができるということこれちょうど日没後なんですね、
この時間帯ってすごく魅力的なのがまず空のグラデーションで、
そしてこのビルの街灯りがつくというのも特徴です。
あと、もう一つちょっと気にしておきたいのが、やはり私都市スナップを撮るので、
夜景撮影の時の光の数というのも気にします。
やはりみなとみらい、都市部なのでオフィスが多いんですよ。
オフィスが多いということは、やはり
平日狙いというのが実はおすすめなんですね、
ぜひ皆さんでお仕事のお休みが平日に被った時は、この平日の夜景というのをね
ぜひ狙っていただきたいと思います。
そして、ここではですね、カメラの背面液晶
バリアングルにして水たまりすれすれのところで
撮影をしています。
気をつけないと水たまりにぼちゃんしますので、
私もですね、よくかがみ込んでいるので、
本当に具合の悪い人みたいになって周りの人を心配させることも
あるんですけれども、かなりしゃがみ込んで
バリアングルで撮影するというそういったリフレクション撮影。
ぜひね、このα7 IVもバリアングル機能が付いています。

《映像は写真からステージのテーブルに置かれたα7 IVへ。その後鈴木先生のバストショットへ変わる。》

鈴木
そういったものをうまく利用して、ぜひこういった普通じゃないね
特別な都市スナップというのを楽しんでいただきたいと思います。
ちょっと早いね、今日ね。
いつも大体時間ぴったりに終わるんですけれども、今回ですね、
私がご紹介したレンズ。
こちらのソニーブースの方にも展示をしておりますので皆さん後でじっくり
触っていただきたいと思います。
気になるレンズありましたか?
気になるボディありましたか?
やっぱり、私一番のおすすめはご紹介したFE 70-200mm F4 Macro G OSS IIね。
マクロが付いてるってちょっと聞いたことがない。
そちらも最短撮影距離、多分ね自分の足元とかかなり大きく撮れるので、
こちらのブースでも体感できるかと思います。
そして、私が今手に持っているFE 24-50mm F2.8 G、
発売はまだちょっと先です。
5月になります。
どんなレンズかだけはちょっとまずは
見ていただきたいなというふうに思っておりますね。
それではですね、本日私のスペシャルセミナーこちらでおしまいとなります。
最後までご清聴いただきまして、まことにありがとうございました。
スナップフォトグラファー、鈴木知子でした。

司会
鈴木さん、ありがとうございました。
今回は、スナップフォトグラファーの鈴木知子さんをお招きして、
日々の写真をアートに、α7 IV & α6700で撮る都市スナップをお届けいたしました。
改めまして、皆さま鈴木さんに大きな拍手をお送りください。

鈴木
どうもありがとうございました。

《映像は鈴木先生がお辞儀をしたところでオープニングでも表示されたCP+2024 ソニーブースのタイトル画面へ変わり、終了する。》

ロゴ画面文字:
CP+ CAMERA & PHOTO IMAGING SHOW 2024
画面上の文字 :
Unlock Your Creativity あなたの創造力を解き放つ 2.22 THU → 2.25 SUN

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