パソコンブラウザでの読書サービス(β版)の提供を開始し、さらに手軽に読書を楽しめるようになったReader™ Store。新しい本との出会いやお得な本の読みかたなど、Reader™ Storeの今をご案内します。
小説や政治・科学などの書籍はもちろん、雑誌、コミック、写真集と多彩なジャンルの本を扱う電子書籍ストア Reader™ Store。インターネットに接続すれば思いたったときにすぐ本を入手でき、移動中の車内やベッドの中など自由なスタイルで読書が楽しめます。
スマートフォンやタブレット、電子書籍端末“Reader”など、Reader™ Storeの電子書籍はさまざまな機器で読むことができます。
Reader™ Storeならではのユニークな“コミュニケーション”機能は、本が好きな人たちと本の情報を共有できます。他のユーザーの「読んだ」「読みたい」本リストや、ふと目にしたレビューをきっかけに、自然とお気に入りの一冊に出会えるはず。
Reader™ Storeでは、本のご購入金額100円(税抜)ごとにソニーポイント1ポイントが貯まります。また、ソニーポイントがお得に貯まるキャンペーンも毎月多数実施しています。貯まったソニーポイントはReader™ Storeでの使用はもちろん、ソニーストアでの購入やオリジナルグッズとの交換にもご利用になれます。
ご購入金額(税込)に応じて、レギュラー、ブロンズ、シルバー、ゴールドの4段階の優待プログラムをご用意しています。会員ランクが上がると、本のご購入時のソニーポイント還元率がUP!買えば買うほどお得になる優待プログラムにご参加ください。
Reader™ Storeでは映画やアニメ化された旬の作品、名作や懐かしい作品など、数々のテーマで特集を開催しています。また、読者投稿のブックレビューは流行とはひと味ちがうお気に入りの一冊を探すのに重宝します。これらReader™ Storeならではの、本との出会いをアシストする機能やイベントはどのように企画され、どのような特長があるのでしょう。特集の企画・運営を担当する大島、前川両氏に話を聞きました。
──Reader™ Storeは、いわば“電子書籍の本屋さん”ですが、お二人は普段どういったお仕事をされているのでしょう?
前川:手で本に触れることこそありませんが、本と直接かかわっているという点では街の本屋さんとそれほど大きく変わらないと思います。たとえば新入荷の本は、内容や前評判などをチェックしてReader™ Storeのトップページの見やすい場所に配置します。これはレジ前で表紙を上にして積み上げる“平積み”をするのと似ていますね。
大島:Reader™ Storeには、一週間に1,000冊以上、多いときは週に2,000冊を超える本が入荷します。右から左へと機械的にアップロードするだけでは作品が埋もれてしまいますから、注目ドラマの原作や人気作家さんの新作など、話題の新刊はしっかりとアピールできるように人の手で配置を決めています。
前川:新刊だけでなく、少し古い作品でも人気が上昇している作家さんの本は目につきやすい場所に配置するなど、ストアの顔であるトップページの本の並びを決めることは重要な仕事のひとつですね。「絶景を楽しむ本」や「人気作家のデビュー作品」のようなミニテーマを設けて、各ジャンルの本を紹介したりもしています。
──書店には「小説に強い」、「美術書が豊富」といったように、得意とするジャンルを明確にして、それを強みとしているお店もありますが、Reader™ Storeの書店としての方針とは?
大島:Reader™Store は、あるジャンル/分野の本に集中するのではなく、お客様の好みに合わせてさまざまな種類の本に出会える総合書店を目指しています。Reader™ Storeには“本好き”の担当者が多く携わっていますが、熱心にブックレビューを書いてくださる“本好き”のお客様もたくさんいらっしゃいます。店員とお客様、両方の力を合わせて、専門性も備えた総合書店としてお店を盛りあげていく、というのが方針ですね。
前川:我々担当者は、コミック好き、SF小説マニア、ビジネス書が得意など、好みは異なっていてもみんな本が好きです。「この本がおもしろかった」「オススメだよ」と毎日おたがいに話しあっています。その影響で、以前は読まなかった分野の本を読むことが多くなって、個人的にも興味の幅が広がりましたね。
大島:好きなジャンルだと勘所(かんどころ)というか、「ここがおもしろい」というポイントがわかるので、作品の深いところにまで踏みこめますね。「この女子コミックスは知ってもらいたい!」と強めにプッシュしたり。どの特集・キャンペーンも公平に手をかけたいと思っているのですが、ちょっと私情が入ることもあります(笑)。ただ、本というものは趣味のコンテンツですから、“好き”という情熱があるからこそ、より深く伝えることができるのではないかとも感じています。
──Reader™ Storeは旬の話題などをテーマにしたさまざまな“特集”が公開され、訪れるたびに発見があります。“特集”はどのように企画、制作しているのでしょうか?
前川:特集のテーマは企画・運営担当の私たちが中心となって決めていまして、紹介する本を選ぶのはそのジャンルが得意な担当者がおこなっています。人気が急浮上している作品など、テーマや時期によっては「前回は入れてなかったけれども、これは外せないよね」というものがあるので、テーマと選ぶ本のすりあわせをしながら、同時に紹介文などを作成していきます。
大島:特集で取り上げる本や作家さんは、ドラマや映画化などで話題になっている作品のほか、Reader™ Storeの販売データなどをもとに選んでいます。たとえばアニメ化で盛りあがっていたり、ドラマの続編となったりする小説やコミックはやはり注目度が上がります。また、上半期ベストセラー特集といったかたちの定期的な人気ランキングなども実施しています。
──24時間好きなときにアクセスできるReader™ Storeでは、最新ニュースに連動したテーマなど、リアルタイム性も重要になりますよね。
前川:映画と連動した特集は封切りに合わせて公開しています。7月に直木賞・芥川賞が発表されたときは、「ニコニコ生放送」の受賞作発表の生中継をじっと見守っていて、結果が判明してすぐに受賞作をストアに並べました。
大島:Reader™ Storeのトップページも週に一度は必ず変更しています。特集やキャンペーンをタイムリーにお届けしたいという思いがあるので、ときには毎日のように変わることもありますね。文芸賞の受賞作品や、ドラマ/映画化する作品などの話題を目にしたときには、ぜひReader™ Storeのトップページをチェックしてみてください。
前川:映画と連動した特集は封切りに合わせて公開しています。7月に直木賞・芥川賞が発表されたときは、「ニコニコ生放送」の受賞作発表の生中継をじっと見守っていて、結果が判明してすぐに受賞作をストアに並べました。
大島:Reader™ Storeのトップページも週に一度は必ず変更しています。特集やキャンペーンをタイムリーにお届けしたいという思いがあるので、ときには毎日のように変わることもありますね。文芸賞の受賞作品や、ドラマ/映画化する作品などの話題を目にしたときには、ぜひReader™ Storeのトップページをチェックしてみてください。
月刊少女野崎くん(1)〜(4)椿いづみ スクウェア・エニックス
アニメも放送中なので、知っている方もいるかも。身長190センチ、クールな見た目だけど実は人気少女マンガ家の男子高校生、野崎君を中心にした4コマギャグ漫画。毎回オチに至る起承転結が芸術的に素晴らしいのです!いわゆる「少女マンガ」に冷静にツッコミを入れる目線に、男性もクスリとしてしまうに違いありません。この作品を読んで、私は4コマ漫画に対する評価が変わりました…!(大島)
合本 池袋ウエストゲートパークI〜X
【文春e-Books】石田衣良 文藝春秋
池袋駅西口公園を根城にする少年少女たちの現在を鮮烈に描く大人気シリーズ第1シーズンの合本版。過去ドラマ化もされているのでご存知の方も多い本作。とはいってもドラマ化されたのはこのシリーズのほんの一部。1997年の初掲載から2010年までの作品がまとめられているため登場人物の成長や変化していく世の中をありありと感じられます。
池袋で起こるトラブルはその時代を映し出す鏡。7月に第2シーズンも配信が開始されましたのでそちらもぜひ。
(前川)
実はこの作品、内容をチェックする必要があってパラパラめくっていたら、いつのまにか夢中で読んでいて…すぐに自分で購入しました(笑)。冴えない男子大学生が、あこがれの 女子高校生と体が入れ替わってしまうというストーリー。そう聞いて、ドタバタちょいエロ展開を予想してはいけません。この作品はもしそんな状況になったら…をとてつもなくリアルに描きます。なんかもう、コレ以上は勘弁してください、と言いたくなるくらい心理描写が生々しい。読んで衝撃を受けた一冊です。(大島)
二人の天才女優が役をめぐり火花を散らす演劇をテーマにした物語。特にオーディションや舞台のシーンは熱く、実際にその公演をとても見てみたくなってしまいます。
一気読み必至!小説はもちろん、舞台などの公演が好きな人には絶対おすすめの1冊です。
(前川)
──読者投稿によるブックレビューはReader™ Storeの特長のひとつになっています。
大島:“本好き”のお客様の生の声を知ることができるブックレビューは、まだ話題になっていない、自分に合ったおもしろい一冊を見つけるのに重宝しますね。特集でもこれから注目したい作品を紹介していますが、新刊のすべてを読破することはさすがに不可能です。レビュー機能を通じておおぜいの本好きの仲間がおすすめする本をチェックすることで、ダイヤモンドの原石のような一冊を見つけやすくなっていると感じます。
前川:好きな作品の話題だったら知らない人どうしでも盛りあがれる、というのもレビューの楽しさのひとつなんです。人気のあるコミックの場合、午前0時に発売されて、夜中の1時には早くもレビューがアップされている、ということもあるんですよ。本当に驚くようなスピードで感想が次々にあがってきて。早く読んでみんなと一緒に盛りあがろうという気持ちが伝わってきます。
──新着のレビューはReader™ Storeトップと各ジャンルのトップページのわかりやすい場所に表示されていますね。
前川:皆さんからのレビューをサイト内の目につきやすい場所に表示するようになってから、Reader™ Storeを訪れる人たちの流れは確実に変わってきました。発売直後よりもレビューがアップされたことをきっかけに売り上げに動きが出てくる本もたくさんあります。やっぱり実際に本を読んだ人がおもしろかったところを「こうこうで〜」と、情熱をこめて表現する“生の声”は身近に感じてもらえるのではないかと思いますね。
大島:「初めて知った作家だけど、このレビュアーが五つ星の評価をしているから買う」といったケースもありますね。レビューをチェックしていると自分と好みの近い読者が見つかります。そのレビューを書いた人をフォローして、「読んだ」、「読みたい」の情報をチェックしたり、新しいレビューのアップを通知機能で受けとったり。ブックレビューと趣味の近い読者をフォローする機能は、見逃していたおもしろい本を見つけるきっかけになると思います。私をはじめReader™ Store店員のなかにも、レビューを確認してから本を買う人が大勢います。表紙だけ見てスルーしていた本でも、レビューがいっぱいついていたり、星の数が多かったりするとやっぱり気になります(笑)。
──レビューを投稿する読者にとっては、本の内容ももちろんですが、自分の感想への評価も気になるところですね。
大島:投稿したレビューがきっかけで本が売れると、投稿した読者に売り上げの5パーセント分のソニーポイントが還元されるほか、レビュアーのランキングもあります。また、自分のレビューが何人に読まれた、というデータも確認することができます。このように、自分が書いたものへの反響を数字で確認できるのは、レビューを書きこむことへの励みになると思います。しかもレビューの人気が高まってくると、貯まったポイントで次の本を買うこともできて。まさに一石二鳥ですね。
何かを言いたいことが思いついた本のみ読んだ&レビューします。ほとんどは高評価のものになりますが、時々低評価もあり。 やっとスケジュールがひと段落したのでどんどんレビューの数を増やしていこうと思いましたが、すぐに忙しくなりました。無念。
──最後に、この記事を読まれる方にメッセージをお願いします。
大島:手に取った一冊から次々に興味のある本が見つかるのは、本選びの醍醐味のひとつであると同時に本屋さんに行く楽しさのひとつだと思います。Reader™ Storeでは雑誌やコミック、小説と、幅広いジャンルの特集やキャンペーンを常にご用意しています。まずは一度、気になった特集をのぞいてみてください。その本に関連するレビューや特集をきっかけに、お目当ての本とは別の、新しいお気に入りの一冊との出会いがきっとありますよ。
前川:電子書籍は、気になる本をすぐに手に取ることができるのが良いところ。そしてMy Sony Clubの会員の皆さんならIDをすでにお持ちなので、いますぐにReader™ Storeをご利用いただけます。一冊まるごと無料の本もたくさんあるので、まずは一度Reader™ Storeを訪ねてみてください。
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※ 本ページに掲載している情報は2014年9月4日現在の情報であり、予告なく変更される場合がございます