旅先で「毎日見ている番組が見たい」、「今ここで予約録画の操作ができれば」と思ったことはありませんか? スマートフォン・タブレット向けアプリ「TV SideView」は、インターネットを通じて対応ブルーレイディスクレコーダーを遠隔操作することで、外出先からテレビ番組の視聴や予約録画の設定ができます。また、ランキングから話題の番組を調べることや、スマートフォンやタブレットをリモコンとしてブルーレイディスクレコーダーを操作することも可能です。家の内外を問わずいつでもお気に入りの番組を見る・録る・調べることができるTV SideView。ふだん見なれたテレビの“見方”を変えるかもしれません。
※ 対応するブルーレイディスクレコーダーやnasne™をネットワークに接続する必要があります
録画予約を忘れてしまった時も外出先からスマホで手軽に予約できるのでとても便利です。テレビもブラビアですし、PS3も繋いでいるので、リモコンが少なくて楽です。久しぶりに家電で生活が変わった気がします!
外出先からの予約に対応していたり、オススメの紹介で出会えた番組があったり。
番組検索が便利で録画予約する機会が多くなった。モバイル視聴で2台目のテレビになり裏番組の視聴が可能になった。
録画がとても簡単になり便利になった。録画番組の再生の起動も早いし、申し分ない。とてもいいアプリケーションだと思います。
『番組表』は画面を縦横になぞって操作する。地デジはもちろんBS、110度CS放送の番組表を表示でき、有料チャンネルも登録できる。
『番組表』で気になる番組をタッチして、予約設定をインターネットからブルーレイディスクレコーダーに登録。出先からも録画予約ができる。
放送中の番組や録画した番組をホームネットワークに配信する『家じゅうどこでも視聴』。防水構造のXperia™ならお風呂でもテレビが見られる。
インターネットを経由してブルーレイディスクレコーダーを操作、番組を配信する。日本はもちろん海外でも最高720pのHD画質で番組を視聴できる。
録画した番組をスマートフォンやタブレットに保存する。外出先でネットワーク接続せずに保存したテレビ番組を視聴できる。
家じゅうどこでも、外からでもテレビ番組を見る、録ることのできるTV SideView。スマートフォン、タブレットでテレビ番組を見るユニークな機能はどのように生まれたのでしょうか。そしてTV SideViewならではとも言えるテレビの新しい楽しみかたとは。TV SideViewの開発に携わった鶴見、満生、Xperia™ Z4 Tabletの導入に携わった上木に話を聞きました。
──テレビの番組表や『家じゅうどこでも視聴』をはじめ、TV SideViewは数多くの機能を備えています。豊富な機能が生まれた背景について教えてください。
満生:TV SideViewの登場以前はレコーダー用のリモコンアプリ「RECOPLA」や録画予約アプリ「Chan-Toru」、テレビ用のリモコンアプリ「Media Remote」など、機能ごとにブルーレイディスクレコーダーやブラビアと連携するアプリがある状態でした。TV SideViewももとはブラビアと組み合わせるアプリのひとつでした。
鶴見:機器ごとに使用するアプリが異なる状態は煩雑でわかりにくい、ということで「RECOPLA」など、ブルーレイディスクレコーダーやブラビアと連携するいろいろな機能(アプリ)をひとつに統合したものが今のTV SideViewになります。
TV SideViewはもともと、今見ている番組の詳細情報や番組表をスマートフォン・タブレットに表示するブラビアのセカンドスクリーンアプリでした。TV SideViewの名前も“ブラビア(テレビ)の横(サイド)にあるもうひとつの画面(ビュー)”が由来です。
満生:TV SideViewに初めて触れたとき、ネイティブアプリで操作性にも優れ、これはテレビとだけと組み合わせるのはもったいない。ブルーレイディスクレコーダーやインターネットと、いろいろな機器と連携しておもしろいことができると感じました。
ソニーは長年にわたってテレビをはじめとするAV機器とネットワーク、モバイル機器の連携を模索してきました。たとえばインターネットでテレビ番組を配信するロケーションフリーやPSP®「プレイステーション・ポータブル」/ウォークマンと連携したおでかけ転送、「Chan-Toru」「RECOPLA」と、さまざまな機器や機能を送り出してきました。もともとのTV SideViewもそのひとつであり、現在のTV SideViewはそれらの機能の集大成とも言えますね。
──ブルーレイディスクレコーダーとの連携にくわえて、旬の番組を紹介する『みどころピックアップ』もTV SideViewの特長的な機能のひとつです。
鶴見:“みどころピックアップ”のトップにある“予約ランキング”は、TV SideViewを使って録画予約した数を集計しています。インターネットから最新の情報を入手できるスマートフォン・タブレットならではの機能ですね。ランキングは実際の予約数を元にしているので、今まさに話題になっている人物やできごとと連動した結果があらわれます。ふだんは圏外の番組が突然ランクインしたときなど、番組情報をチェックしてみると「なるほど」と思うことがありますね。
YouTubeの人気ランキングや、テレビ局が運営しているビデオオンデマンドサービスの最新番組といったネット動画をチェックできるのも“みどころピックアップ”の特長です。2015年7月のアップデートではニコニコ動画との連携機能を実装しました。
映像コンテンツとインターネットは今や切っても切れない関係にあり、多くの配信サービスが登場していますし、これからも新しいサービスが登場するでしょう。TV SideViewもアップデートを通じて新サービスへの対応や新しい機能を搭載していきます。
満生:TV SideViewの機能の人気トップ5は、1位が“番組表”、2位が“外から録画予約”、3位“家じゅうどこでも視聴”です。そして“外からどこでも視聴”、“ワイヤレスおでかけ転送”と続きます。
鶴見:生放送に代表されるようにテレビ番組には昔から“一期一会”的なところがあります。「番組の見逃し・録り逃し」を防ぎたいというニーズは高く、番組をチェックする『番組表』と、気になったときにすぐ予約ができる『外から録画予約』は、TV SideViewの登場以来、不動のツートップになっています。
──TV SideViewがもっとも多く使われる時間帯は何時ごろでしょうか?
鶴見:一番利用されているのは、仕事が終わってプライベートな時間が始まる夕方から夜にかけてになりますね。次いで朝の通勤・通学時間帯になります。朝は“みどころピックアップ”の予約ランキングが更新される時間帯になりますので、旬の番組のチェックと録画予約を設定するのにおすすめです。
──外出先で番組を見るということでは、“外からどこでも視聴”、“ワイヤレスおでかけ転送”の2種類の機能がありますね。
鶴見:車での移動など通信が安定しない環境では、『ワイヤレスおでかけ転送』で番組を保存することをおすすめします。また、スマートフォンで使用できる通信パケット量にあわせて使い分けていらっしゃる方が多いようです。何度も見たいお気に入りのタイトルは『ワイヤレスおでかけ転送』で、速報性が必要なニュースや1回見ればじゅうぶんという番組は『外からどこでも視聴』と、使い分ければ通信量も節約できます。
満生:Xperia™ Z4 TabletをはじめとするXpetia Tablet、Xperia™ スマートフォンの一部機種は、「外からどこでも視聴」以上に精細なフルHD画質の「ワイヤレスおでかけ転送フルHD」ができます(*)。画質にこだわって『ワイヤレスおでかけ転送」を選ぶ、といった使いかたもおすすめです。
上木:Xperia™はmicroSDカードで保存容量を増やすことができますし、大好きなドラマを1シーズンまるごと持ち歩いて、通信パケット量を気にせず見るということもできます。また、お気に入りの映画や録りためた番組を「ワイヤレスおでかけ転送」しておいて、ふとしたことでぽっかりと空いた時間に見るというのも楽しいですね。
* 『ワイヤレスおでかけ転送フルHD』に対応するスマートフォン/タブレットは、Xperia™ A、Xperia™ A2、Xperia™ UL、Xperia™ Z、Xperia™ ZL2、Xperia™ Z Ultra、Xperia™ Z1、Xperia™ Z1f、Xperia™ Z2、Xperia™ Tablet Z(SGP311JP/B、SGP312JP/B・Wのみ対応)、Xperia™ Z2 Tablet、Xperia™ Z3、Xperia™ Z3 Compact、Xperia™ Z3 Tablet Compact、Xperia™ J1 Compact、Xperia™ Z4、Xperia™ Z4 Tablet です
──「家じゅうどこでも視聴」はどういった状況で活用されているのでしょう。
鶴見:以前おこなったアンケートでは、寝室やお風呂と、リビング以外の場所で「家じゅうどこでも視聴」を使うという声が多く寄せられました。
上木:私がよくやるんですが、“テレビを持ち歩いてBGMのように見る”という使いかたもできます。家にいるときは、寝室でごろ寝をしていたりお風呂に入っていたり家事をしていたりと、いろいろな場所で過ごしていますよね。そんなとき、タブレットを持ち歩いて好みの場所でテレビが見られる「家じゅうどこでも視聴」はすごく重宝するんですよ。ベランダで洗濯物を干しながらテレビを見ることもできて、休日のスポーツ観戦と家事が両立できるようになりました。
満生:お風呂をはじめ、水場で安心してテレビが見られるのも防水構造のXperia™ Tabletの魅力ですね。
上木:Xperia™ Z4 Tabletはタッチ感度を向上させたことで、画面が濡れた状態でも水滴を気にすることなく、操作することができます。タッチ感度の向上は、とくに番組表の操作で実感しますね。30分や15分といった短い番組を選ぶとき、指先や画面が濡れていても番組表を拡大表示せずにワンタッチで選択できるんです。
──そうすると、テレビのない場所でテレビを見るというのが『家じゅうどこでも視聴』の使いかたのベースになるんでしょうか?
鶴見:じつはテレビのあるリビングでも『家じゅうどこでも視聴』は役に立つんです。テレビを見ながらごろ寝をすると、体全体が横になるので目線からテレビ画面が90度傾いちゃいますよね。
上木:でも、タブレットで「家じゅうどこでも視聴」をしていると、持っているタブレットをちょっと動かして傾ければ、ごろ寝をしていても正しい角度で画面が見えますね。
鶴見:そのとおりです。さらに再生中の設定で画面の向きを固定にしておけば、寝返りを打ってもタブレットの画面表示が回転することなく、本を読む感覚でテレビが見られますよ。
満生:“家じゅうどこでも視聴”からは離れますが、TV SideViewはリモコン機能でブルーレイディスクレコーダーを操作することもできます。たとえば“みどころピックアップ”で話題の番組を録画予約、続いて録画番組のリストから昨日録画した番組をリビングのテレビで再生と、タブレットとブルーレイディスクレコーダーのリモコンを持ち替えることなく、大画面での番組再生ができるんです。
──タブレットやスマートフォンでウェブサイトやメールをチェックしつつ、そのままの流れでテレビ番組が見られるんですね。お気に入りの映画やスポーツ中継はテレビの大画面で見たいという時に便利ですね。
──TV SideViewの中で、あまり気づかれていないけれどおすすめ!という機能があれば教えてください。
鶴見:ホーム画面に置くウィジェットが私のおすすめです。TV SideViewのメイン画面に切り替えることなく、ホーム画面から現在放送中の地デジ番組や、最近録画した番組にワンタッチでアクセスできるんです。ちょっと時間が空いたときに「どんな番組がやっているんだろう?」と、気になったときに素早くチェックできますよ。
満生: 『もくじでジャンプ』という機能はいかがでしょうか。地デジの録画番組を解析し、内容をもくじで区切ります。もくじにタッチするとそのシーンから再生をスタートするんです。たくさんのコーナーがあるバラエティー番組や情報番組で重宝しますね。見たいシーンだけをよりぬいて見られるので、時間がないときに助かります。
上木:Xperia™ Z4 Tabletなどノイズキャンセリング機能を備えたXperia™での使いかたになりますが、『外からどこでも視聴』をするときはぜひノイズキャンセリング対応ヘッドホンを使ってみてください。鉄道や自動車の騒音がすーっと消えて映像に集中できるようになります。集中するあまり私は移動中に何度か駅を乗り過ごしたことがあります(笑)。
鶴見:『みどころピックアップ』の画面を下にスクロールしてあらわれる“現在放送中”の項目にも注目してみてください。番組のイメージ画像の下に表示された“視聴数”の数字はブラビアの視聴者数を集計したものです。数分おきに更新しているので、予約数ランキングとはひと味違うリアルタイムならではの人気番組をチェックするのに役立ちます。スポーツの大会などで、どの競技が、どの対戦カードが人気なのかを知ることもできますね。
──最後にMy Sony読者へのメッセージをお願いします。
満生: ロケーションフリーやその前身のエアボード、おでかけ転送など、ソニーは以前からAV機器とモバイル機器の連携に力を入れてきました。タブレットやスマートフォンでテレビ番組を見ることが本格的にスタートしたのは数年前のことですが、ソニーにはすでに十年を超えるノウハウの積み重ねがあります。多くのノウハウをもつソニーだから実現できる『番組表』や『外からどこでも視聴』、『家じゅうどこでも視聴』『おでかけ転送』の使いやすさ、TV SideViewならではの楽しさを体験してください。
上木:Xperia™ Z4 Tabletは、自然な発色のトリルミナスディスプレイ for mobile、精細感のある映像を再生するX-Reality for mobileと、ソニーが長年培ってきたAV技術の粋を集めています。ブラビアを持ち運ぶことは難しいですが、Xperia™ Z4 Tabletは気軽に持ち運んで手の中にブラビアがあるような美しい映像と音が楽しめます。TV SideViewとXperia™ Z4 Tabletで、いつでもどこでも自由にテレビを見る楽しさをぜひ味わってください。Xperia™ Z4 Tabletがもたらす“どこでもテレビ”の体験は、テレビ好きならやみつきになること請け合いです。
鶴見:この記事を読んで「TV SideViewっていったいどんなものなんだろう?」と興味を感じたら、一度インストールして使い勝手や機能をご自身の手で確かめてみてください。TV SideViewは無料で提供しています。そして番組表やリモコン機能を使ってみて、気に入ったらプラグインを購入して『外からどこでも視聴』、『家じゅうどこでも視聴』へとステップアップしてみてください。使うほどにテレビの新しい楽しみ方を見つけられると思います。
※ 本ページに掲載している情報は2015年8月20日現在の情報であり、予告なく変更される場合がございます