白い壁、白いソファー、白い衣装。
僕が表現したかったのはストレートな清楚さ。
お気づきのように、ほとんどがハイライト部分となってしまって、
飛んじゃうかノッペリしちゃうのは覚悟の上でのトライです。ご覧の通りの一面“白”の世界(苦笑)でも、どうですか。
これ見事に“白”の世界を美しく立体感豊かに描写してくれちゃってます。
これには、ただただ驚きました。それと、もうひとつ。
このカメラのオートフォーカスの合わせ易さと、その結果です。
僕はマニュアルで合わせることが殆どなんですが、このカメラでは敢えて全てのカットをオートに任せてみました。
手前の右目の下睫毛が僕が狙ったポイントなんですが、しっかりと合焦して、
僕が狙ったまさにその瞳の位置でスパっと合わせられたんです。この1枚が、たまたまじゃないですよ!
全てのカットがスパッ!って感じでした。ポートレートは人間相手です。
モデルは常に表情は変わり、「あっ!その表情」って思っても、逃したらそれっきりアウトです。
このカメラを使ってみて、改めて信頼できるカメラで撮るってカメラマンにとって、重要なことなんだと感じました。
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魚住 誠一氏 ![Seiichi Uozumi](img/uozumi_profile_name.png)
1963年、愛知県生まれ。高校時代はインディーズ・ロック・バンドで活動。その後、ロサンゼルスでアンセル・アダムスの写真に出会い、風景写真を撮り始める。渡米を繰り返し、スタジオ・アシスタントを経て94年よりフリーとして活動。98年より拠点を東京に移す。現在はポートレートを中心に雑誌や広告で活躍中。
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