音声の圧縮・伸長などの信号処理をしない、24bitリニアPCMデジタル伝送により、有線マイクに迫る高音質・高帯域伝送を実現しています。
免許不要の2.4GHz帯を使用し、多彩な機能を備えつつも直感的な操作性を可能にしました。
ギターアンプやベースアンプに接続するメイン出力(フォーンジャック)、そして、ミキサーなどに接続するバランス出力(XLR端子)、更にチューニングメーターに接続するチューナー出力(フォーンジャック)を搭載しています。(送信機のミューティング機能がONになっている場合でも、チューナー出力端子からは音が出続けます。)
DWZシリーズは、Wide bandとNarrow bandという2つのRFモード(チャンネルモード)を用意しています。どちらのRFモードも6チャンネルで構成(同時使用が6波)されているので、用途に応じて適切なチャンネルを選択できます。(2つのモードを同時に使うことはできません)
Wide bandと、Narrow bandを選択することにより、使用場所での他の無線機器への影響を最小限に抑える事が可能です。
ギター/ベースと、ボディーパックトランスミッターを接続するケーブルを付属しています。
ケーブル長:73cm(プラグ含まず)
ケーブルを使用して有線接続をしたときのような音質の変化を、再現します。
ケーブルトーンスイッチを、目盛の数字(m)に合わせることで、1m-25mまでのケーブル特性にあった音質を再現します。
想定ケーブル長(m):OFF/1/3/5/8/12/18/25
受信機の内側に2系統のアンテナを搭載したスペースダイバーシティ方式を採用しており、安定した受信状態を維持できます。
ボディーパックトランスミッターは、単3形アルカリ乾電池2本で連続約10時間、動作させる事ができます。また、充電式ニッケル水素電池、リチウム電池も使用可能です。
ボディーパックトランスミッターの側面に、ギターなどを接続するINST、ラベリアマイクなどを接続するMICの切替、そして、0、10、20dBのアッテネーター切替も、備えています。
コンパクトレシーバーは、12V、9Vの外部電源に加えて、角形9V電池にも対応しています。
Ver.1.1のワイドモードは、データを複数回、送って伝送する安定性を確保したモードです。
Ver.1.0のワイドモード(リニアPCM伝送:6ms)に比べて、遅延を1ms縮め、5msとなっています。
送受信機の組み合わせが、Ver.1.0とVer.1.1で混在する場合、ワイドモードにおいては、通信の互換性がありませんので、お気をつけください。ナローモード(リニアPCM伝送:3ms)は、Ver.1.0でもVer.1.1でも変更は無く、通信の互換性があります。
送受信機のバージョンは、PC(Windows)を市販のUSBケーブル(A type - Micro B type)で接続してインストーラーを立ち上げた時点で検知が可能です。(送受信機自体に、バージョンは表示されません。)
●バージョンを調べる目安
ワイドモードにして、chを合わせたにもかかわらず、電波は来ているが音が出ない時、上記のVer.1.0と、Ver.1.1の違いの可能性があります。
24bitリニアPCM伝送は、RFモードをNarrow Bandに設定したときに有効です。