A型、B型受信のUHFシンセサイザーポータブルダイバーシティチューナーWRR-860C、WRR-860、またはA2型受信のWRR-860C/9A2、WRR-860/9A2をそれぞれ最大6台まで装着して、放送ロケやホール・PAで可搬型、設置型で運用できる6チャンネル同時運用システムを構成することができます。
本体背面のBAND(受信帯域切り換え)スイッチをFULLポジションに切り換えることで、A型、A2型、B型の混在運用が可能です。また、複数のPB-860を使用し、多チャンネル同時運用システムを構成する場合や、使用する帯域外からの妨害電波の影響を排除する場合は、装着するチューナーの帯域やチャンネルプランに応じたバンド設定が可能です。
アンテナディバイダーを内蔵しているため、複数チャンネルの受信も2本のアンテナで運用可能です。
アンテナのカスケード出力端子を装備し、PB-860をもう1台接続することによってA型、A2型、B型の各帯域の全てを使用した、最大12チャンネル同時運用のダイバーシティ受信システムを構成することができます。また、アンテナディバイダーWD-880を使用し、BANDスイッチを設定することで、最大34チャンネルを受信可能なシステムを構成することもできます。
AC100V電源のほか、DC12Vにも対応し、屋外での運用も可能です。
オーディオ出力は、LINE出力レベル(-20dBm)とMIC出力レベル(-58dBm)の切り換えが可能です。
本体前面に、各スロット用のアンテナ入力、オーディオ出力、送信機側のバッテリーアラーム(*)の確認インジケーターが装備されています。
本体側面に足を装備し、横置き設置も可能です。複数のPB-860を縦積みすることで収納スペースを確保し、転倒防止にも有効です。
液晶表示、操作ボタンなどWRR-860シリーズを単独で使用する場合と同等の操作性を確保しました。