SRM-L560
56型高解像度液晶モニター

SRM-L560

商品の特長

●SRM専用開発の56型LCDパネル搭載
SRM-L560専用に開発したQFHD(フルHDの4倍の解像度)対応、10ビットドライバーを搭載した56V型液晶パネルを採用し、高解像度、高階調表現を実現しています。

●高純度LEDを使用したプレシジョンバックライトシステム搭載
高純度LEDの採用により、広色域を実現するとともに、ユニフォミティーと色の変化をフィードバック補正するメカニズムを搭載しています。

●12ビット精度の業務用ディスプレイエンジン搭載
業務用モニター向けに独自に開発した信号処理エンジンです。12ビットの信号出力精度をもち、I/P変換処理、スケーリング処理、パネルドライブなどを行っています。また高精度のカラーマネージメントシステムを実装しています。

4K/QFHD モード、Quad View(クワッドビュー)モード、2K/HD Zoomモードの3種類の表示モードに対応しています。

●4K/QFHDモード
4096×2160または3840×2160の信号を表示できます。デジタルシネマなどの高解像度の動画、デジタルカメラなどで撮影した静止画の確認や評価などに利用することができます。

  • ※ 非同期の信号を入力する場合は強制同期により画像の乱れを軽減することができます

●Quad View(クワッドビュー)モード
4つのHD信号を同時に確認したい場合などに使います。色や階調などを加工した画像の比較や、物体を異なるアングルから同時に見比べたい場合などに利用することができます。

●2K/HD Zoomモード
2048×1080または1920×1080の信号を全画面表示するときに使います。信号をアップコンバートして確認したい場合に利用することができます。

  • ※ DVI、HDMI信号入力時は2K/HD Zoomモードでは使用できません

高純度LED を使用したプレシジョンバックライトと独自の3D LUT(Look Up Table)を使用したカラーマネジメントシステムにより、放送規格ITU-R BT.709、EBU、SMPTE-C の色域を正確に再現します。また、より広色域のデジタルシネマ向けの色域(*)にも対応しています。

  • * SMPTE RP 431-2 の色域を参照していますが、RGB 色度点は完全には包含されません

細分化されたブロック単位で画像の特徴を検出し、最適な処理をすることで、原画に忠実でジャギーや変換エラーを抑えた高画質を実現します。過去の映像信号から動画・静止画の判別を行うことで、信号遅延を抑えた動き適応処理を実現しています。また、2−2、2−3、2−3−3−2プルダウンで構成される信号を原画に忠実にI/P 変換を行う、フィルムケイデンス処理を選択することもできます。

●高精度のパネルキャリブレーション機能搭載
工場出荷時に、色度、ガンマ、色温度やユニフォミティー特性のパネル個体差を個々に測定管理し、その個体差を吸収して適切な調整を行うことで、精度の高い画質を実現しています。また市販のプローブ(*)を使ったホワイトバランスの自動調整も可能です。

CA-210
CA-210
  • * コニカミノルタ社…ディスプレイカラーアナライザCA-210、標準測定プローブ CA-PU12またはCA-PU15
    * エックスライト社…標準測定プローブ i1 Pro
    ※ i1 Proを使用するには、USB端子を装備したパソコンと、色温度調整ソフトウェアが必要です。詳しくは、エックスライト社にお問い合せください
i1 Pro
i1 Pro

デジタルシネマ(D-Cine)の4096×2160/24p、3840×2160/24p、2048×1080/24p、さらに、1920×1080 までの各種コンピューター信号まで多様な入力信号に対応します。
インターフェースにはDVI-D(HDCP 対応)とHDMI 入力、8 つのオプションスロットを装備しています。別売の入力オプションボードを組み合わせて、3G-SDIやHD-SDI、デュアルリンクHD-SDI信号入力に対応します。

  • ※ 入力オプションボードを4枚または8枚使用する場合
    表示モードにより使用するボードや入力信号を組み合わせることができます
    ※ BKM-243HSとBKM-244CCを組み合わせて使用することはできません

バックライトの光漏れによる黒浮きを抑え、低階調側をより詳細に確認することができます。黒レベルは、通常表示時(100% 信号時100 cd/m2)の40%程度まで下げることが可能です。高階調部(約75IRE以上)は回路のダイナミックレンジによりクリップされますが、クリップされる部分はゼブラパターンを表示することができます(切り換え可能)。

●GUIによる、直感的で効率的な操作性(Ethernetコントロール)
SRM-L560のコントロールには、パソコン上のアプリケーションソフトウェアSRM Manager(付属)を使います。
ソフトウェア上で色温度、ガンマ設定などの調整、画面表示モードの設定などモニターの操作を直感的に行えるため、効率的なオペレーションをサポートします。

  • ※ Ethernet(10BASE-T/100BASE-TX)によりSRM Managerは最大32台のモニターを制御することができます
    ※ 付属のSRM Managerを動作させるには、次の推奨環境が必要です

・OS
Windows XP SP3、Professional Edition、Windows Vista SP1、Ultimate Edition、
Business Edition
・パソコン
CPU:Intel Celeron 1 GHz以上
メモリー:512MB以上(Windows XP)、1 GB以上(Windows Vista)
ディスプレイ:1,024×768以上(Hi Color 16ビット以上)
HDD:IDE接続、700MB以上の空き容量があること
光学ドライブ:CD-ROM 8倍速以上
・ブラウザー
Internet Explorer 6.0以降
・ネットワーク
10BASE-T/100BASE-TX
・インターネットに接続できること
・.NET Framework 3.5 SP1

●その他の機能
・スキャン切り換え/ネイティブ表示(Quad Viewモードのみ)
・アスペクト切り換え機能
・セーフエリアマーカー/アスペクトマーカー(Quad Viewモードのみ)
・ガマットエラー機能
・クローズドキャプション表示機能(4K/QFHDモードを除く、BKM-244CC装着時)
・D65/D93/D61/D56/D-Cine/Userの色温度切り換え機能
・内蔵信号表示(100%白信号、20%グレー信号、0%黒信号、PLUGE、カラーバー、5段グレースケジュール表示、ランプ表示のテストパターンを内蔵