プロフェッショナル/業務用製品情報>業務用プリンター>事例紹介>学校法人愛知学院 愛知学院大学歯学部様
名古屋市千種区に位置する愛知学院大学様の歯学部写真室では、直感的に操作できる使いやすさと高速プリントを決め手として、2006年3月にデジタルフォトプリンターUP-CR10L(スナップラボ)を導入されました。ビジネス向けプリンターとしての耐久性の高さは、連日に渡る大量プリントにも十分に応えています。また、昇華型熱転写方式による美しい写真画質にも高い評価をいただきました。
歯学部写真室は、愛知学院大学歯学部附属病院の中にあります。
愛知学院大学様の歯学部写真室は、大学歯学部に所属する部署です。業務範囲には教育研究だけでなく附属病院の業務に関する部分も含まれ、実際の撮影、画像処理、プリントアウト、データの整理・保存などを行っています。
写真室内には、多くの撮影機器とともに用途に合わせたプリンターが用意されています。スナップラボは、主に診療カルテに貼付する写真用プリンターとして導入されました。
●診療カルテ用には、患者様の全身、顔面、口腔、オペ写真などを貼付します。初診時はもちろんのこと、手術直前、術後、術後の経過など、同じ部位をずっと撮り続けるのです。
歯学部写真室 原田崇様
カメラ・PC・プリンター・画像処理などいずれの分野も造詣が深く、取材中も貴重なご意見をたくさんいただきました。
もともと診療カルテ用写真には、インスタントカメラを利用していました。しかし、「現像に時間がかかる」「現像ムラが生じやすい」「劣化が早い」などの諸問題のほかに、メーカーの日本撤退が発表され、それを機にデジタル機器を導入することになりました。これが3年ほど前のことです。
その時導入したのは、ペーパー自体が発色するタイプのプリンターです。このプリンターの課題は、本来の色合いが出しにくいことと、Lサイズをプリントするのに約100秒かかることでした。患者様の来院が多い日にはお待たせしてしまうことが多く、スタッフが焦ってかえって効率が悪くなることもありました。また、コンシューマー向けプリンターだったため、使用頻度が高い当写真室ではトラブルが起こりやすく、さらに最近では専用ペーパーが販売終了になる問題なども生じたのです。
そこで、「プリントスピードが速い」「操作が簡単」「高画質」「PCと繋がずにプリンターだけで操作できる」ことを条件に、新しいプリンターを検討し、スナップラボを選択しました。(原田様)
タッチパネルの表示を見ながら直感的に操作でき、誰でも簡単にプリントできます。
スナップラボのプリントスピードは、Lサイズで約13秒と非常に高速です。また、誰もが使える簡単な操作性を実現し、PCと繋ぐことなく、本体の8インチ液晶タッチパネルを見ながら写真を選んだり、プリント指示が行えます。さらに昇華型熱転写方式の美しい画質は、約1,677万色処理を実現し、銀塩写真に迫るクオリティです。
これらはスナップラボの大きな特長であり、原田様が挙げられた新しいプリンターの条件に合致するものでした。それに加えて、コンパクトなボディもスペースの効率化に有効です。
●他社製品とも比較しましたが、一番の決め手は操作性でした。スタッフが忙しい中で使用することを考慮すると、直感的に使える操作性の良さは大きな長所です。それからスピードが速いこと、以前のプリンターと比べてランニングコストが安いことなども魅力でした。
導入後の1〜2週間で、診療カルテ用写真のプリントアウトはすべてスナップラボになりました。画質には満足しています。診療カルテ用だけでなく、大学の先生方の学会論文に使用できるレベルの画質です。実際に論文用写真にも、何度か使っていただいています。
また、耐久性も非常に高いです。患者様の来院が多い曜日には、約40人の撮影を行います。症例にもよりますが一人当り7〜20枚、一番多い人で24〜25枚の写真を撮影し、このうち半分以上をプリントします。それでもトラブルなく稼動しているのはうれしいです。ビジネス向けプリンターの利点でもありますね。
近いうちに、バックアップ機としてもう1台導入する予定です。(原田様)
タッチパネルの表示を見ながら直感的に操作でき、誰でも簡単にプリントできます。
最後に、製品に対するご意見を伺いました。
●機能にはほぼ満足してますが、使用していると「この点がもう少し改善されたらさらにいいな」と思うことが出てきます。
◇色補正の設定を記録できるようにして欲しい
色補正やガンマ値などを管理画面で調整しますが、2〜3パターンでもいいので登録機能が欲しいです。当写真室では何種類もあるカメラを目的に応じて使い分けますが、カメラによって色作りがそれぞれ異なります。そこでプリント写真を同一条件にするために、カメラごとに色合いを毎回調整するのです。ここで登録したパターンを選択できれば、業務の効率化に繋がります。通常のプリントアウト画面で選択できればベストですね。
◇ペーパーをシールにして欲しい
診療カルテに貼り付けますので、シールタイプの方が便利だと思います。
これは余談ですが、スナップラボのペーパーでは文具のりが使えます。普通の写真用ペーパーは、写真専用のりじゃないとすぐに剥がれてしまいますから。この点は長所だと思っています。実はスナップラボの決め手の1つにもなりました。(原田様)
原田様は、歯科医師・スタッフ・学生の方々に向けて、口腔内撮影テクニック+マナー・デジタル写真・画像処理・プリントなどのセミナーを開催されております。
そのようなセミナーにも、スナップラボをご活用いただく予定です。
2分割ないし4分割で1枚にまとめ、Lサイズでプリントします。診療カルテにそのまま貼り付けます。
歯学部写真室の皆さま。取材中も大学の先生や医師の方による多方面の相談が持ち込まれていました。
追加の分割プリント用テンプレートデータは以下のページよりダウンロードできます。
http://www.sony.co.jp/Products/DP-driver/digitalphoto_printer/UP-CR10L/download_layouts.html
※テンプレートデータのご利用方法などにつきましては、ダウンロードページ記載の「使用方法/注意/制限事項」をご参照ください。