定評あるクイックレスポンスメカニズムを採用し、スムーズで、スピーディな操作が可能。ジョグやサーチによる編集ポイントの位置決め、再生時の音の立ち上がりをスピードアップするとともに本体前面のコントロールパネルには応答性に優れたジョグ/シャトルダイアルを備え、快適な操作環境を提供します。
DSR-2000Aは、家庭用DVのSP/LP記録テープ、DVCPROテープを含む各種25Mbps DV記録テープの再生をサポート。スタンダード、ミニ、DVCPRO Mカセットにアダプターなしで対応するとともに、記録フォーマットを自動的に検出して再生を行います。
DSR-2000Aは、家庭用DVのLP記録、DVCPROを含む各種25MbpsDVフォーマットに対応したノイズレススロー再生機能を備えています。±1倍速までのスローモーション映像を1%きざみでノイズレス再生可能なため、家庭用DVテープやDVCPROテープをダビングなしに、そのまま編集用素材として活用することができます。
ノントラッキング再生機能とは、2つのヘッドを1組として、2組のヘッド(4ヘッド)でトラックをトレースし、データを読み取って再生する機能です。例えば万一テープ上の記録トラックが曲がってしまい、1組のヘッドではデータを読み取れない場合でも、もう1組のヘッドで補完したデータと合成して再生することができます。これにより、気温の変化や、落下、衝撃などによるカメラのダメージなどで、状態が悪くなったテープ(ブロックノイズ発生、タイムコードが読み取れない、音声が途切れるなど)でも通常どおり使用することができます。
編集用VTRとしての使いやすさを追求し、ハイクオリティなノイズレスジョグオーディオを実現。家庭用DVのLP記録テープ、DVCPROを含む各種25Mbps DVフォーマットに対応するとともに、ピッチコントロールON/OFFの2つのモードが選択できるため、ジョグオーディオによる編集点のサーチが容易に行え、効率のよい編集作業をサポートします。
再生時にテープの再生状態をLED表示で知らせる、チャンネルコンディションモニター機能を装備。コントロールパネル上のLEDをモニターすることによって、テープの再生状態をチェックできるため、常に安定した編集環境を提供します。
DSR-2000Aは、DMC編集機能を装備しており、本体コントロールパネルの操作ボタンで指定したスロー範囲、スロースピードで外部VTRをコントロールすることが可能です。これによりスロー編集がVTR2台で行えます(プレーヤー側にはDMCに対応した機種が必要です)。
プレーヤー側にDSR-2000Aを使用すれば、各種25Mbps DVフォーマットテープを±1倍速までのスロー編集素材として使用可能です。
また、再生・送出時のスローポイント、スロースピードを指定するDMC再生機能も備えており、プレーヤーから直接スローモーションピクチャーの再生が可能です。
映像はカラーバー、またはブラックバースト、音声は1kHzオーディオ基準信号または無音のシグナルジェネレーターを内蔵。ベーステープの作成が、簡単な操作で行えます。
DSR-2000Aは、各種入力信号の選択を行うセレクトボタンを装備。コントロールパネル上のボタンを押すことによって、入力信号を選択することができるとともに、選択された信号の種類をインジケーターで表示します。
メニュー画面は、コントロールパネル上のMENUボタンによって呼び出し可能。画面表示を確認しながら各種設定が行え、的確なオペレーションをサポートします。
内蔵のタイムコードジェネレーターで発生するVITC信号をTCと独立して記録可能。入力ビデオ信号にVITC信号が挿入されている場合、DSR-2000Aにそのまま記録されます。また出力ビデオ信号にVITC信号またはTCを変換したVITC信号のいずれかを付加して出力することができます。
RS-422A(×2)やAES/EBUオーディオ、SDI、SDTI(QSDI)、i.LINKなど各種インターフェースを標準装備。
DSR-2000Aは、ビデオプロセスコントロール機能を内蔵しており、ビデオ出力レベル、クロマ信号出力レベル、セットアップレベル、クロマ位相の調整が本体から可能。調整はアナログ出力だけでなく、SDI出力にも有効です。
DSR-2000Aは16 : 9 ID信号に対応しており、ワイド画像情報の記録および再生が可能。ワイド画像情報を含む映像の記録/再生時は、ワイド画像情報を含むビデオ信号を出力します。
◆クリップリンク対応
◆レックインヒビット・キーインヒビット
標準装備のSDIを使用し、ベータカムSXやデジタルベータカムとの編集システムが構築できます。これにより、上位フォーマットで、家庭用DVフォーマットの素材をダイレクトに編集することが可能になります。
標準装備のi.LINKを使用し、DSR-570WSなどのi.LINK付カムコーダーとの編集精度±0フレームのカット編集システムが構築できます。
標準装備のSDI入出力を使用することにより、DMEスイッチャーDFS-700Aともシステムアップが可能。
プリリード、ワイド信号にも対応するコストパフォーマンスに優れたA/Bロール編集システムを構築できます。