家庭用デジタルビデオとして普及するDVフォーマットに対応。DVCAM/DVフォーマットいずれも記録・再生が可能です。また、DVフォーマットでは最長4.5時間の記録ができます。
DSR-25は幅21.2cm、高さ9.8cm(2U)のコンパクトな設計で、ベータカムVTRやDVCAMスタジオVTRの1/2サイズ。一般的なVTR機器等のラックに効率良くマウントでき、またデスクトップでの使用時にも場所をとりません。質量においても軽量化を計りました。
外部モニターを接続することなく記録/再生映像をモニターできます。映像のほかVTRステイタスやメニュー、タイムコード、オーディオレベルなどの情報を表示でき、確認、設定、切り替え、調整時の操作をサポート。フロントパネルのスイッチによりオン/オフ、表示情報の切り替えも可能です。
i.LINK(DV)端子を装備する機器とケーブル1本で映像・音声・コントロール信号を伝送できます。DVCAM機器間で画像・音声の劣化のないダビングが行えます。
デュアルサイズカセットメカニズムを搭載。コンパクトサイズながらDVCAM/DVスタンダードカセットおよび、ミニカセットの使用が可能です。スタンダードカセットでは、DVCAMモードで最長184分、DV(SP)モードで270分の記録・再生が行えます。
タイムコードジェネレーターを内蔵。ドロップフレーム/ノンドロップフレームモード、REC RUN / FREE RUN、REGEN / PRESETのタイムコード発生が可能です。またユーザービットとして任意の情報(16進数8桁)をタイムコードトラックに記録することができます。
記録中に、編集時の頭出しに便利なインデックス信号の打ち込みが可能です。カセットメモリー付きのテープを使用している場合には、同時にカセットメモリーにもインデックス情報が書き込まれます。
DSR-25は、DVCAM/DVフォーマットの4:1:1(NTSC方式)および4:2:0(PAL方式)の両信号方式の記録・再生に対応。テープ再生時およびi.LINK(DV)入力時はNTSC/PALを自動判別します。アナログ信号入力時はリアパネルの切り換えスイッチで対応可能。VTRを接続しての記録/再生はもちろん、PCとのi.LINK(DV)接続ではダウンロード/アップロード時にどちらの方式にも対応できます。また、LCDモニターを使用して両方式の映像確認も行えます。
アナログ入出力とデジタル入出力間で、相互の信号変換が可能です。DSR-25ではS-Video(Y/C)およびコンポジット信号とi.LINK(DV)信号の相互変換が可能です。これにより素材のデジタル化、アナログ化が容易に行えます。
編集機やリモートコントロールユニットDSRM-20(別売)を使用することにより、ジョグモードによるサーチの際、音声をモニターすることが可能。また、約+14倍速から−14倍速(*)の範囲内でカラー再生を行いながらのピクチャーサーチもできます。
さまざまな入力レベルに対応するAUDIO INPUT LEVELスイッチ(固定ゲイン:−10/− 2/+4dB)およびAUDIO REC LEVELつまみ(可変)を装備。ダビングやアフレコ時に入力信号レベルの調整が可能(*)です。
再生時の一時停止画像を、静止画として出力可能。画像タイプはメニュー設定によりフレームまたはフィールドから選択でき、ビデオプリンターに出力することで、絵コンテ作成等にご利用いただけます。
消費電力約16W(*)(再生時)を達成。システムへの負担を軽減するとともに、環境に配慮した設計です。
ワイヤレスリモコンの標準装備により頻度の高い操作をはじめ、INDEX打ち込みや変速再生、ピクチャーサーチなどが手元で行えます。
タイムコードジェネレーターを内蔵し、ドロップフレーム/ノンドロップフレームモード、REC RUN/FREE RUN、REGEN/PRESETの選択・設定が可能です。また日付け/時刻/シーン番号など任意の情報(16進数8桁)をユーザービットとして記録でき、複数本のテープを使用するなどの際に便利です。
外部ACタイマー(別売)を使用して、タイマー録画やオートリピート(くり返し)再生が可能です。
コントロールSやLANC端子を備える他の編集機やリモートコントロールユニットなどと接続することで、簡易編集や他のソニー製AV機器と連動した操作が可能です。
i.LINK(DV)接続により、タイムコードやカセットメモリー情報を含めたテープ複製が行えます。また、テープの無記録部分を自動スキップしての複製にも対応。同一タイムコードのワークテープ作成の際に威力を発揮します。
テープの任意の位置でゼロリセットが可能なタイムカウンター機能を装備。リセット位置のタイムコードを元に±12時間モードで表示します。