●高解像度と優れた色再現性を実現する「3クリアビッドCMOSセンサー」
一つひとつの画素を45度回転させたソニー独自の画素配列により、1画素あたりの受光面積を拡大。HD解像度でありながら高感度を実現し、色彩豊かな高精細映像が得られます。この新開発した総画素数112万画素のクリアビッドCMOSセンサーを3枚使用。それぞれのセンサーで光の三原色(R・G・B)を独立して撮影することによって、高解像度と優れた色再現性を実現しています。
●エンハンスド・イメージング・プロセッサー
3クリアビッドCMOSセンサーのもつ性能を最大限に引き出すために開発した映像処理エンジン。3クリアビッドCMOSセンサーが取りこむ映像信号を、1,920×1,080/60p、4:2:2カラースペースで処理しています。「絵柄」と「明るさ」に分割して処理する独自の信号処理システムにより、暗部から明部まで鮮明に再現したリアルな映像記録を可能にします。
●特殊低分散ガラスを使用した光学20倍、カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」レンズ
光学20倍ズームにより、臨場感のある映像を撮影できます。レンズには、カールツァイス「バリオ・ゾナーT*」を採用し、さらに新開発の色収差を低減する特殊低分散ガラスを使用することで、描写力の向上を図っています。また、撮影中の映像を約1.5倍に拡大できる「デジタルエクステンダー」機能を搭載し、最大30倍ズームの迫力ある映像を記録できます。
●用途に合わせた2つの24pスキャンモードを搭載
HVR-V1Jで24pスキャンされた信号は、既存のソニー製HDV機器(60i)での再生および編集が可能な60i信号として記録されます。また、用途に合わせて2つのモードを搭載しています。
◆24A
映画制作の場合など、本モードに対応した編集ソフトを用いて24コマ/秒での編集および出力を行う際に使用するモード(*1)。クイックRec同様、HDV機器で撮影済みの素材を確認する場合、記録のつなぎ目では映像・音声・タイムコードが不連続になります。また、24コマ/秒の動きを持った60iの素材として、従来どおりの編集も可能です(*2)。
◆24
テレビ視聴用コンテンツなど、24コマ/秒の動きを持たせた60iの素材として使用する際に使用するモード(*3)。HVR-Z1J/A1Jの「シネフレーム24」と同様の使用方法です。記録のつなぎ目で映像・音声・タイムコードは連続します。
●業務用モデルならではの機能
DVCAM記録再生、XLRタイプオーディオコネクター、タイムコード設定などの映像制作業務に必要な基本機能に加え、新たに以下の機能を搭載しました。
・設定値の共有が可能な「カメラプロファイル」
メモリースティック デュオを使うことで、メニュー設定やピクチャープロファイル等の設定値を本機の内部メモリーに2個、メモリースティック デュオに最大20個まで保存できます。また、複数のHVR-V1Jに同じ設定値をセッティングすることができます。
・別のカムコーダーとタイムコードを同期できる「TC LINK」
本機と別のカムコーダーをi.LINKで接続することで、複数のカムコーダーで同じタイムコード記録が可能なマルチカメラ運用が行えます。
・ドラマや映画などの製作現場での映像確認に適した「ラストシーンレビュー」
ボタンを押すだけで、最後に撮影した映像を先頭まで自動で巻き戻し、カメラモードのまま、その場で映像を確認できます。
・スポーツなどの撮影に便利な「Smooth Slow Rec」機能
ボールがバットに当たる瞬間や鳥の羽ばたきなど、肉眼で捕えられない速い動きを通常撮影の4倍となる毎秒240フィールドの滑らかなスローモーション映像を最大12秒記録できます(*)。またHVR-V1Jならではの機能として、より高解像度の3秒記録モードも搭載しています。
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記録時間:12秒
再生時間:48秒
キャプチャーサイズ:512(水平)×320(垂直)
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記録時間:6秒
再生時間:24秒
キャプチャーサイズ:512(水平)×320(垂直)
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記録時間:3秒
再生時間:12秒
キャプチャーサイズ:640(水平)×360(垂直)
・HD画質で記録可能な「インターバル記録」
自動的に一定間隔で記録動作が行え、雲の動きや日照変化等を高画質で撮影できます。
●エッジクロップでのダウンコンバートにも対応
i.LINK端子からのエッジクロップでのダウンコンバート出力に対応しました。これにより幅広い業務用途でご使用頂けます。