広角29.5mm(35mm換算値)ながら光学20倍ズームを搭載。高感度・高解像度を実現し、幅広いフィールドを拡大するHDVカムコーダー
●新開発1/3型3クリアビットCMOSセンサー“Exmor”の技術を融合
画素を45度回転させ、1画素の面積を広く取り、高感度と高解像度を両立する3クリアビッドCMOSセンサーに、カラムA/Dコンバーターとデュアルノイズリダクションにより暗部の撮影においても低ノイズを実現する“Exmor”の技術を融合。最低被写体照度1.5lux(*)の高感度と高解像度を実現。
“Exmor”:CMOSイメージャー・チップにカラムA/D 変換コンバーターを集積化。アナログ伝送中に混入するノイズによる画質の劣化を抑えると同時に、高速での信号読み出しを可能にしています。また、アナログ・デジタルの両回路によるデュアルノイズリダクションにより低ノイズレベルを実現します。
*1/30シャッタースピード固定、オートアイリス、オートゲイン時
●広角・20倍ズームで高画質を実現
広角29.5mm(35mm換算値)を実現するとともに、光学20倍ズームを実現し、幅広いズーム領域を生かした撮影を可能にしています。さらに、光学20倍ズームを高速でズーミングすることが可能な「ハイスピードモード」を搭載。最広角から20倍ズームまでハイスピードでズームすることが可能です。
また、搭載したレンズは特殊低分散ガラスを2枚使用し、光の屈折により生じる色収差を低減し、色にじみの少ない映像を実現しています。ソニーのイメージャー性能を最大限に生かす光学設計技術により、低照度下でも高解像度かつノイズの少ない鮮明な映像を実現しています。さらに、絞りの形状が真円に近い6枚羽根構造の虹彩絞りを採用したアイリス機構により、美しいボケ味を演出します。
●ソニー独自技術をベースに開発した“Gレンズ”を搭載
“Gレンズ”はソニーの設計思想・品質管理基準に基づき、ソニー独自の技術を凝縮した高性能レンズです。ソニーの先進イメージセンサーや画像処理技術との最適化を図ることにより、優れた描写力を実現しています。卓越した光学性能が高レベルの映像表現を可能にします。
●HVR-MRC1Kとの連携でハイブリッド記録を実現
メモリーレコーディングユニットHVR-MRC1K(別売)やハードディスクレコーディングユニットHVR-DR60(別売)と組み合わせることで、カムコーダーのテープ記録に加え、コンパクトフラッシュカードやハードディスクへ同時記録可能な、ハイブリッド記録を実現します。
HVR-MRC1Kは、別売のコンパクトフラッシュカードにHDV/DVCAM/DV(SP)での映像をファイルとして記録が可能です。
また、テープと同時記録が可能なため、テープによるマスター映像の保管とファイルを用いた効率的なノンリニア編集が可能です。HVR-MRC1Kは、カムコーダー本体に取り付けてワンパッケージでの運用が可能です。
●多彩なオーディオ機能を搭載
・広指向性モノラルマイクのように使えるステレオマイクを内蔵しています。
・モノラルマイク入力や、ライン入力としても機能させることができるXLRタイプ入力端子を装備しています。
・オーディオ入力スイッチは内側側面に配置され容易に切り換え・確認することができます。
・オーディオ出力はカメラモードではライブ音声を、再生時は記録されたチャンネルの入替、ミックスが可能です。
・接続するマイクの種類によって異なる出力レベルを調整するINPUT TRIM(入力トリム)機能を搭載しています。設定は、実際のライブ音量を表示するレベルメーターを見ながら手早く行うことができます。
※INPUT TRIMはメニューで−18dBから+12dBまで6dBステップで設定できます。
※LINE 入力には機能しません。
●操作性の良いIRISリング機構 IRIS/EXPOSUREモードを搭載
IRIS は操作性に優れたリング式を採用。操作方向の切り換えが可能なので、ローアングル、ハイアングルのどちらの撮影でも自然に操作することができます。
HVR-V1Jに搭載されたEXPOSUREがさらに進化。IRISリングを通常のレンズ絞り操作に使う「IRISモード」と、SHUTTER、IRIS、GAINを併用してIRISリングで連続的にコントロールできる「EXPOSUREモード」を新たに搭載し、選択することができます。
●マイナスゲイン機能を搭載
0dBから+21dBのAGC範囲に加えてハイライト撮影時には−3dBと−6dBのマイナスゲイン機能を装備しています。また、3枚のNDフィルターも内蔵しているので、1.5ルクスの高感度撮影から昼間の屋外撮影まで、柔軟に対応することができます。
●充実したカメラマニュアル機能
NDフィルターを3枚搭載、シャッタースピード、アイリス、ゲイン、ホワイトバランスがマニュアルで設定できます。
●3フォーマット対応
HDV1080i 方式のほか、業務用DVフォーマットのDVCAMとDV(SP)フォーマットによる撮影にも対応。業界で広く流通しているDVCAMフォーマットでの記録が可能なため、リニア編集やノンリニア編集など従来のDVCAMによる映像制作環境での利用も可能です。また再生時はフォーマットを自動判別します。使用するカセットはミニカセットサイズとなります。
●“XtraFine”LCD&EVFパネル搭載
LCDパネルとEVFは、HDのシビアなフォーカシングにも対応するVGAパネル(*)を採用。
*LCDパネルは3.2型1920×480ドット、EVFは0.45型852×480ドット
●豊富な映像表現を可能にするショットトランジション
HVR-Z1Jに搭載されていたショットトランジションが、さらに進化。フォーカス/アイリス/ズームなどの値をあらかじめ登録しておくと、2つの設定値間を自動的に滑らかに変化させることができます。また、フォーカス/アイリス/ズームを設定から外して、マニュアル調整が可能になりました。
●より進化した「アドバンスドヒストグラム」
従来のヒストグラムに加え、センター枠内の被写体が輝度分布のどこを表示しているかを表示します。これにより、撮りたい被写体の露出度や、全体輝度分布でどこに位置しているかがわかりやすくなりました。
●プログレッシブ記録・再生に対応
HDV1080/60i、 DVCAM/DV 480/60i記録に加え、HDVの1080/24p(*)、30p(*)プログレッシブ記録に対応。ピクチャープロファイルのガンマ設定など、多彩な映像設定を併用することで、映画のような映像を撮影することができます。また、インターレースに変換して記録するプログレッシブスキャンモードも搭載しています。
*記録はそれぞれ23.98p、29.97pになります
●映像の質を高める進化した「ピクチャープロファイル」
映像を調整するピクチャープロファイルがさらに進化。ガンマカーブや色調整など、より細かな設定が可能になりました。また、既存のソニー製HDVカムコーダーや、上位フォーマット・カムコーダーの色再現も、プリセットとして登録されています。
●美しいスローモーションに進化したSmooth Slow Rec.機能
HVR-V1Jで好評のSmooth Slow Rec.機能は、信号処理プロセスを改善することで一段と美しいスローモーションに進化しました。
※ 電気用品安全法の定めによりNP-F970/B あるいは 2NP-F970/B を使用できる製品のシリアル番号が限定されています。詳しくはこちらをご覧ください