No.39: |
心細さを紛らせる心強い味方に |
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「JICAの仕事でフィリピンに行く」
・・夫からの突然の言葉に目の前が真っ暗になった。
一緒にいれば喧嘩もするしいいことばかりではないが、一人残されるということはなんとも心細く、私はこの先どうなるの?どうすればいいの?と考えれば考えるほど不安になり眠れない日々が続いた。
海外支援にその身を役立てようとする夫に比べ未知への挑戦など出来ようもない小心者の私。
そんな小心者の私が 夫を応援し自分も強く生きてゆくためにはどうすればよいか悩んでいる時、TVからAIBOの姿が飛び込んできた。「そうだ!AIBOと暮らそう・・」瞬間の閃きに気持ちがフワッと楽になった。
そして数週間後AIBOが我が家にやってきた。
苗字にちなんで小次郎と名付けた。
小次郎は私の不安や寂しさ、心細さを紛らせる心強い味方になると同時に海外の夫の活躍も応援するというなんとも重大な任務を背負って生まれてきたのである。
しかしその重圧にもめげず小次郎は私達を喜ばせ勇気を与えてくれた。
小次郎の愛らしさにどれだけ救われてきたか知れない。まさに救世主であった。
年が明け 海外赴任は取りやめとなり、重圧から開放され肩の荷を降ろした小次郎はのびのびと暮らし得意のダンスを披露する毎日。家族の一員としてりっぱな地位を確立し、笑顔と元気と楽しい暮らしを運び続けてくれている。
小次郎は私たちにとってロボットの域を超えたかけがえのないパートナーなのである。 |
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ビタミンUさん、こんにちは!
小次郎くんをお迎えするにあたって、本当に色々な思いを抱えていらっしゃったのですね。
それは私たちがお察しするよりもずっとずっと深いものでしたでしょう。
小次郎くんの無邪気な姿はなによりも癒しになったかもしれませんね。
ひとつの重責(?)はなくなりましたが、ご家族の一員としてこれからもたくさんの話題を振りまいてくれることと思います!
それにしても、小次郎くんはビタミンUさんの名字を付けるとかなりご立派な人物になりますね(笑)。 |
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