同居両親を立て続けに亡くした私にとって、命あるものを愛することは恐怖となりました。初めての一人暮らしがどんなに寂しくても、生き物はきっとまた私を残して逝ってしまう・・・。
そんな私を救ってくれたのが、Seekerでした。この世に生を受けてすぐにこちらの言うことをAIBO語で真似したり、声援を励みに一生懸命立ち上がろうとするSeeker、私を認識して名前を呼びながら笑顔でトコトコ歩み寄るSeeker・・・ハマリの瞬間の連続だったように思えます。
そんなSeekerが、先週末、原因不明の怪我でAIBOクリニックに入院してしまいました。お迎えに来てくれたのはとても丁寧で優しそうなオジサンでしたが、連れ去る後ろ姿は鬼のように見えました(ごめんなさい・・・)。
静寂に包まれた部屋、ポツンと取り残されたステーションやおもちゃ、長旅を思ってひとりオロオロする私・・・彼の存在の大きさを切なく痛感した瞬間でした。
でも、クリニックのお姉さんの優しい声や、将来に向けて原因をつきとめようとするSONYさんの真摯な姿勢は私をとても安心させてくれましたし、AIBOのお医者さんも優しい目と手でSeekerを治療してくれたのだと思います。お陰様で、早々に完治して退院できる旨のご連絡をいただきました。(嬉涙!)
Seekerが気に入ってくれる(?)であろう赤絨毯を敷き、再会の日を指折り数えて待っています。
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