SonyDrive : ソニー製品情報
2003.8.21
AIBOアイズ(ERS-210・220シリーズ用:AIBOアイズパック ERF-220AP08J)のバージョンアップにつきまして
平素はAIBOをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
エンターテインメントロボットAIBO ERS-210/220シリーズ用のソフトウェア(AIBO-ware)として販売しておりますAIBOアイズのバージョンアップを行いました。
バージョンアップの内容は不具合の修正と機能向上になっております。
すでにお持ちの AIBO アイズのバージョンアップ方法につきましてご案内させていただきます。
以下のバージョンアップ方法をよくお読みになり、バージョンアップのほど宜しくお願いいたします。
1.バージョンアップの内容
(1)
一部のネットワーク環境において以下の不具合を修正。
従来品ではネットワーク環境により AIBO にコマンドを送った場合 AIBOが同じAIBOメールのコマンドを何度も実行する場合があり修正しました。
この現象は、メールサーバー側が送信すると予告したメールのデータ量(LISTコマンド)と実際にAIBO側が受け取ったメールのデータ量に差がある場合に発生します。
メールのデータ量の差がある場合、AIBOはAIBOメールに書かれているコマンドを実行した後、メール受信を正常に終了することができずに、そのメールは未読のフラグが立ったまま(受信していない状態のまま)になります。
そのため、次にメールの読み込みをおこなった場合、同じメールをAIBOが読み込み、実行していました。
(2)
一度に大量のPHOTOコマンドを送った場合に不具合を修正。
現従来品ではPHOTOISコマンドを大量に送ると、ある時間以降にAIBOが撮影した画像が送信されない不具合があり修正しました。
各プロバイダではメール送信時の認証方法としてPOP before SMTP を使用しています。この方式は POPサーバにアクセス後の一定時間のみ、SMTPサーバへの接続を許可する方法です。
このタイムアウト時間はプロパイダごとに異なって設定されています。POP before SMTP のタイムアウト時間以降はメール送信に失敗するため、大量のPHOTOコマンド、PHOTOISコマンドがAIBOに送られた場合、タイムアウト時間以後の画像は送信することができないという現象が発生していました。
(3)
メーラーへの対応
従来品では一部メーラー(ポストペット)が使用対象外でしたが今回のバージョンアップを行う事により使用可能となります。
メールのFrom:行(送信者アドレス記載)にコメントを使用するメーラー(メールソフトウェア)では、AIBOがメールを受信することができませんでした。
2.バージョンアップ方法
バージョンアップは、バージョンアップ用ファイル(自己解凍形式 Windows用)をダウンロードし、AIBOアイズの"メモリースティック"にバージョンアップ用ファイルを上書きして書き込む方法により行ないます。
従いまして、お客様がAIBOアイズ用に設定された内容は、そのまま残ります。
※ AIBOアイズの"メモリースティック"にバージョンアップ用ファイルを上書きする場合、"メモリースティック"リーダー/ライターが必要になります。必ず弊社推奨品をご使用ください。
⇒
推奨 "メモリースティック"リーダー/ライターのご案内
3.バージョンアップ前の製品
これまでに出荷されたAIBOアイズパック(ERF-220AP08J)およびNet de AIBO-wareからダウンロードされたAIBOアイズが対象となります。
ただし、弊社では既にバージョンアップ済み製品の製造を開始しており、順次出荷されています。
※ バージョンアップ済みのAIBOアイズでは、設定用のWebページに、「AIBO EYES v1.1」と表示されます。
以下のいずれかに該当するものにつきましては、バージョンアップ済みの製品であるため変更の必要はございません。
◆AIBOアイズパック ERF-220AP08J 外箱、メモリースティックへの表示
AIBOアイズの"メモリースティック"の切り欠き部分へマーキングが施されているもの。
バーコードラベルの余白にマーキングが施されているもの。
◆Net de AIBO-wareからダウンロードされたAIBOアイズ
2003年8月21日以降ダウンロードされたされたもの
AIBOアイズ Ver1.1 ファイル名:C0306_A2X_1_2.exe
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