Disital Betacam SITEMAP HOME
 
アンカーセグメント(極性基)を豊富にもつ新しい超高分子バインダーを採用。微細な磁性体粒子を効率良く分散結合させることで、残留磁束密度260mT、保磁力125kA/mを達成しました。さらに、新しいカレンダーシステムによって、テープ表面がより滑らかに。ヘッドとの接触が改善された結果、ベータカムSPと比較して+2dBの高出力を実現しています。 digital_betacam_img01
 
新たに導入した低収縮化テープの製造技術、およびデジタルベータカムに採用された最先端のナロートラッキング技術により、精度の高い安定したトラッキングを確保。その結果、テープとハードウェアは優れた互換性を保ち、スムーズな編集作業や、長期保管後の正確な再生を可能にしています。 digital_betacam_img02
 
新開発の潤滑剤がテープ表面を保護し、摩擦係数をコントロール、ヘッドとテープの接触を最適な状態に保ちます。また、バインダーの架橋密度を高めることで磁性層を強化。再生/編集の繰り返しにも、テープは高い性能を維持し続けます。 digital_betacam_img03
 
テープに埃の付着を防ぐための帯電防止リッド、保管中の埃をシャットアウトする噛み合わせ構造のケースなど、防塵対策にも万全を期しております。これらは新たなバインダーの採用と合わせ、数百回の走行後でも低いエラーレートを維持するのに役立っています。
●物理特性
項目 単位 BCT-Dシリーズ
 ベース厚 μm 10.0
 バックコート厚 μm 1.0
 磁性層厚 μm 3.0
 テープ全厚 μm 14.0
 テープ幅 mm 12.65
 
●磁気特性
項目 単位 BCT-Dシリーズ
 保磁力(Hc) kA/m 125
 残留磁束密度(Br) mT 260
 角形比(Br/Bm) - 0.82
 
●ビデオ&オーディオ特性※
項目 単位 BCT-Dシリーズ
 RF再生出力 dB 0
 C/N dB 0
 感度 dB 0
 周波数特性 dB 0
 オーディオS/N dB 0
※ソニーリファレンステープと比較