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HDVフォーマット記録におすすめの高い特性を実現
高密度・高効率 磁性体「ハイパーエバーティクルIV」を新開発
テープを小型化しても特性を確保できる「蒸着技術」をさらに進化させ、高密度・高効率記録が可能な「ハイパーエバーティクルIV磁性体」を開発しました。
信号が記録される磁区構造を微細化し、高密度で生成させることで、単位面積あたりの記録密度が飛躍的に向上しています。また磁性層を2層蒸着にすることで、磁性体密度の高い部分を多く生成させ、高出力・低ノイズを実現しています。

低ドロップアウト
DigitalMasterは、従来に比べてドロップアウトを可能な限り低減させ、かつ ばらつきも最小限にとどめています。
右の分布図をご覧いただければ、DigitalMasterがいかに良好な状態であるか、ご確認いただけるでしょう。

エラーレートの低減
エラーレートはC/Nとドロップアウトに大きく影響されます。DigitalMasterは、C/Nの向上と、ドロップアウトの減少をはかることで、エラーレートを低く抑えています。
エラーレートマージンが大きく、悪条件でも映像・音声記録の余裕を確保しているDigitalMasterは、まさに「業務用マスタークォリティテープ」と呼ばれるにふさわしい記録特性を実現しています。

業務用制作に求められる高い耐久性を確保
新DLC(ダイヤモンド ライク カーボン)保護層を採用
DigitalMasterでは、DVCAMテープで採用されたDLC製膜技術をさらに進化させ、最適な硬さのDLC保護層生成を実現。これにより、「テープの耐磨耗性の向上」と「ヘッド磨耗の抑制」を両立させ、出力を保ちつつ、安定したエラーレート特性を実現しています。
新潤滑剤を採用
蒸着メディアでは、蒸着層表面に生成させたDLC保護層に潤滑剤を塗布することで、テープと記録ヘッドの摩擦特性を良好な状態に保っていますが、DigitalMasterでは より摩擦特性が安定するような潤滑剤を新たに開発し、テープへのダメージをさらに低減しています。
DVCAMで好評のハードケースを採用
サイドロック機構を採用し、輸送中にケースが開いてテープが飛び出さないように工夫。また、フレームバンパーにより、落下時の衝撃力を吸収し、カセット本体への影響を軽減しています。さらにケース内部のリール位置決め機構によってカセットが固定されるようにしています。

●記録時間
フォーマット 時間
 HDVおよびDV 63分
 DVCAM 41分
 
●物理特性
項目 単位 仕様
 カセット外形寸法 (W x H x D) mm 66 x 48 x 12
 ケース外形寸法 (W x H x D) mm 78 x 108 x 20
 ベース厚 μm 6.3
 バックコート厚 μm 0.5
 磁性層厚 μm 0.2
 テープ全厚 μm 7.0
 テープ幅 mm 6.35
 テープ長 m 73
 
●磁気特性
項目 単位 仕様
 保磁力(Hc) kA/m 125
 残留磁束密度(Br) mT 550
 角形比(Br/Bm) - 0.82
 
●ビデオ&オーディオ特性※
項目 単位 仕様
 RF再生出力 dB +1.5
 C/N dB +2.5
※ソニーリファレンステープと比較