卓 : |
ワイヤレスマイク一式、ガンマイクが2本で1本はステレオ、もう1本はモノラル。無指向性マイクが1本、それにヘッドフォンにイヤホン。
今僕が持っているのはこれだけです。 |
機材群 |
正ちゃん : |
おおっ、一通りの機材を持っているじゃないか。それでは、まずはよく使うガンマイクから勉強していこう。
卓、カムコーダーにマイクを装着してごらん。
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(ホルダーに布を詰めて、がっちりマイクをつけている。 キャノンコネクターが半挿しで、ケーブル処理もひどい状態。)
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正ちゃん : |
ほほぅ、このつけ方を見る限り、教え甲斐がありそうだな。 |
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カムコーダーに付属しているマイクだけでなく、ガンマイクには上下で感度を違えているものがあるんだ。
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これは、レンズの操作音を極力拾いにくくするようになっているんだよ。マイクの取り付け位置がレンズのすぐ上に置かれることが多いからね。
卓のつけ方を見ると・・ゴムのマイクスペーサーで、装着する向きの目印となるUPの文字がかくれているなぁ、ほら、UP面が横を向いているぞ。これじゃ良い状態で音を撮れないぞ。
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UP面(画像中央)をきちんと上に向けた状態
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それと、マイクホルダーはマイクにカメラ振動を伝えにくくするために、写真のように、マイクを浮かせた状態になるよう、ラバー素材でルーズにホールドしているんだ。
ルーズな状態を嫌うカメラマンが時として下の写真のように布を挟み込んでがっちり固定しているのを見るけど、特にテープ・ディスク記録のカムコーダーではモーターの振動が伝わりやすくなるから、これはNGなんだ。 |
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マイクのホールド部分(ラバー素材) |
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布を用いて固定してしまっている様子 |
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それに、卓、マイクケーブルがロックされていないぞ。
最近のガンマイクに付属されているケーブルは、このジョイント部分の防滴性能、防塵性能を高めるために、ケーブル側のコネクターにゴムパッキンを持つものがあるんだ。だから、最後まできちんと差し込んで、コネクターのロックがされていることを確認しないと、途中でケーブル抜けなんてことにもなりかねないぞ。 |
上:マイクケーブルがロックされている状態
下:マイクケーブルがロックされていない状態 |
卓 : |
ひゃー、まるで、僕のマイクセッティングはダメ出し用のサンプルみたいですね。じゃあやり直してみます。これでどうですか? |
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正ちゃん : |
うん、いいぞ。この当たり前のことがとても大切なんだ。 |