わかりやすくするため、少し極端な例を用いて説明しよう。写真(2)を見て欲しい。写真(2)は高輝度部分の階調再現をコントロールするKNEE(ニー)の設定を通常のオートからマニュアルに切り替え、ニーポイントを50(一番低いレベル)にした場合のものだ。(この機能の詳細は「カメラ機能活用集」を参照ください。)
写真(1)と比べると、白つぶれがかなり軽減されているな。白のつぶれが軽減されると、雪の立体感が表現されてきたことが確認できる。ただ、これはニーポイントを下げすぎているので、コントラストが無さ過ぎる画柄になってるぞ。
また、写真(1)の青空はかなり明るい色だったので、実際の見た目より空の色が淡く映りこんでいるな。さらに、木々の緑が実際より黒ずんで見えているし、画面中央にあるリュックサックの色もくすんで見えている。
それぞれの色を調整して思い通りの映像に近づけていこう。
|
|
写真(2) ニーポイントを50(一番低いレベル)に設定したもの |