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ライブ制作ワークフロー

ライブ制作におけるHDRコンテンツの制作は、ポストプロダクションを伴うワークフローと大きく異なります。グレーディングにかける時間は無く、リアルタイムでの制作を行うためのシステムが必要です。また、現行HD放送とのサイマル制作を行うことも考慮する必要があります。
これらの課題を解決するため、ソニーがご提案しているのが“SR Live for HDR”ワークフローです。

ソニーは、スポーツ中継や音楽ライブなどのライブ映像制作領域において、高画質な映像を効率的に制作するソリューション“SR Live for HDR”を推進しています。カメラ性能を最大限に生かすシンプルなシステム構成で、4K HDR / HD SDR の映像を同時に制作することが可能です。HDR制作に欠かせないソリューションとして、国内外での制作事例・採用実績が増えています。

SR Live for HDR ワークフローの特長

ソニーのカメラシステムからは、4K HDR / HD SDRをそれぞれ出力できるため、HDRとSDRを独立した制作システムでオペレートすることも可能ですが、そうした場合、システム機材の増加・オペレーターの増員が避けられません。そこで、「シンプルなシステム構成で、かつオペレーターの増員や負担をなるべく最小限にする」ために、ソニーはHDRライブ制作手法として”SR Live for HDR”ワークフローを提案します。システム設計の考え方として以下の2点が挙げられます。

  • プロダクションフォーマットは4K HDRとし、最終段で必要なフォーマットへ変換する
  • 撮影時のVEオペレーション用には、HD SDR出力を使用すること

システム内は4K HDRでプロダクションを行い、最終段のコンバーターユニットにより、各種の放送・配信フォーマットに変換することで、1システムでのマルチ制作を実現します。
このようなシステムの場合、最終段のコンバーターユニットの性能が、放送本線のクオリティーに直結することとなりますが、ソニーは、カメラ性能を最大限に生かすことができるHDRプロダクションコンバーターユニット「HDRC-4000」を中核とし、最高画質の映像制作を行うことができます。

詳しいワークフローはWhite Paperをご覧ください