ビデオカメラの中には、映像と音を徐々に出したり（フェードイン）、逆に徐々に消したり（フェードアウト）して効果的に場面転換ができるフェーダー機能があります。今回は比較的使われる機会の多い白フェーダーについてご紹介します。 　フェードイン 　フェードアウト ◇操作のポイント フェードインは「撮影スタンバイ中」に、フェードアウトは「撮影中」にフェーダーボタンを押して希望のフェーダーモードを表示してください。詳しくはお手持ちのビデオカメラの取り扱い説明書をご覧ください。 ◇白フェーダーの効果的な使い方 ●一つのテーマが始まるときや終わるとき ［旅行の例］ ・ 1日の行程が始まる最初のカットはフェードインを、終わる最後のカットはフェードアウトを使う。 ・ 観光地を移動するとき、その場所の最後のカットはフェードアウトを、次の場所の最初のカットはフェードインを使う。 フェーダーボタンの例 ◇使い過ぎに注意 最終的には撮影者の感性の及ぶところで特に決まりはありませんが、作品的にはあまりこまめに使うと逆に邪魔になることもありますので注意しましょう。 映像に変化と面白さを加えるフェーダー機能、ビデオカメラによってはバウンド、ワイプ、オーバーラップなどの場面転換ができる機種もあります。 映像のスパイスとして皆さんのテクニックの一つに加えられてはいかがでしょうか。