法人のお客様 ニュースリリース一覧 31型4K HDR対応マスターモニター最上位機種発売。独自技術で更なる高輝度、高速動画応答を実現

2023年4月13日
2023年11月6日改訂

新商品

31型4K HDR対応マスターモニターの最上位機種を発売

〜更なる高輝度や高速動画応答を実現するソニー独自の新パネルを用いたTRIMASTER HX技術搭載〜

31型4K液晶マスターモニター 『BVM-HX3110』
31型4K液晶マスターモニター 『BVM-HX3110』

ソニーは、厳密な色評価やカラーグレーディングが可能で、ライブ制作やポストプロダクションなど幅広い現場でクリエイターの制作活動を支える、31型 4K(4096 × 2160ピクセル)HDR対応のマスターモニター『BVM-HX3110』を発売します。本商品は、ソニーが設計した新型二層液晶パネルとソニー独自の信号処理を用い、4000cd/m2の高いピーク輝度※1や高速動画応答機能を実現するTRIMASTER HX(トライマスター HX)技術を搭載します。「TRIMASTER HX」は、長年ソニーが業務用モニター開発で培った映像評価の基準となる画質と、高い信頼性を結集させた技術で、今回ソニーが設計する新型パネルを活用することで、更に進化しています。加えて、コンテンツクリエイターから要望が多いSMPTE ST 2110信号用の標準 IPインターフェイスにもソニーの業務用モニターとして初対応し、ライブ制作を効率的に実現するソニーのオンプレミスクラウド・ライブプロダクション「Networked Live」で活用する際の利便性を向上します。
また、この『BVM-HX3110』と同じ色域の18型マルチフォーマット液晶モニター『LMD-A180』も発売します。

型名 発売日 希望小売価格(税別)
31型4K液晶マスターモニター『BVM-HX3110』 2023年11月
2024年2月
3,980,000円
18型マルチフォーマット液晶モニター『LMD-A180』 2023年秋 参考予定価格 40万円台〜

『BVM-HX3110』は、BVMシリーズのモニターの特長である正確な深い黒色や色再現、画質の一貫性、緻密な画面描写などを継承しながら、従来※2の四倍以上の高輝度部分まで色表現、階調表現を実現します。新たに高速動画応答のオプションライセンスを導入することで、高輝度を維持しながら動画のブレを低減することが可能です。また、より広い視野角に対応すると共に、パネル表面の反射を大幅に抑制します。さらに、BVMシリーズのマスターモニターとして、高い評価を得てきた『BVM-HX310』(既存モデル)の販売も継続し、同じガンマカーブや操作の一貫性を有する『BVM-HX3110』と併用して利用することが可能です。また、『BVM-HX3110』は、『BVM-HX310』に加え、『PVM-X』および『LMD-A』シリーズのモニターなど、ソニー製の複数のモニターと同じ色域を利用しており、シームレスに連携することができます。

18型マルチフォーマット液晶モニター『LMD-A180』
18型マルチフォーマット液晶モニター『LMD-A180』

新たに発売する、広色域液晶モニターを備えた18型マルチフォーマット液晶モニター『LMD-A180』も、『BVM-HX3110』と同じ広色域を採用し、連携して使用することができます。『LMD-A180』は、撮影現場に持ち込んでの画質確認に適しており、また一般的なモニタリングの目的で、ラックに固定して使用することもできます。『LMD-A180』は、狭ベゼル化により、画面サイズは従来モデル※3に比べ対角線で1.9インチの大型化をしつつも、従来モデルと同じラックスペース※4に設置が可能です。

『BVM-HX3110』の主な特長

1. 正確な色再現に加え、4000cd/m2の高輝度※1や高速動画応答を実現

ソニーが設計した新型二層液晶パネルと、ソニー独自の信号処理を用いたTRIMASTER HX技術を搭載。
これにより、正確な深い黒色や色再現をしながら、4000cd/m2の高いピーク輝度※1や、高速動画応答を実現します。

パネル構成イメージ
パネル構成イメージ

2. ソニーの業務用モニター初のIP化を実現

SMPTE ST 2110信号用の標準 IPインターフェイスにソニーの業務用モニターとして初対応します。ライブ制作を効率的に実現するソニーのオンプレミスクラウド・ライブプロダクション「Networked Live」で、生放送の前や放送中に撮影チームが画質やスイッチング状況を確認することができます。

3. パネルの外光反射の大幅な低減と広視野角を実現

外光反射を抑える技術により、パネル表面の外光反射を大幅に抑制します。また、光学設計を最適化したことにより、広い視野角を実現します。

4. 機能拡張により、操作性を拡充

本モニターの新しい標準ツールセットには、WF/VS※5、フォールス カラー、フォーカス アシスト、クローズドキャプション、3D LUT処理、画面の四分割・二分割表示モードなどの便利な機能が搭載されています。加えて、オプションのライセンスでは、ST 2110-22(JPEG-XS)のデコードおよびSNMP(Simple Network Management Protocol)のサポートも可能です。追加のライセンスにより、HDR/SDR変換やユーザー 3D LUT信号出力などの他のオプションツールが有効になります。

5. モニターシリーズ間での一貫した色再現を実現

『BVM-HX310』や『PVM-X』および『LMD-A』シリーズのモニターと同じ色再現を採用しており、シームレスに連携が可能です。

モニターシリーズ間での色再現領域
モニターシリーズ間での色再現領域

米国ラスベガスで現地時間2023年4月16日(日)〜 19日(水)に展示が開催される 国際放送機器展「NAB (National Associations of Broadcasters) Show 2023」のソニーのブースで、『BVM-HX3110』の試作機の展示を予定しています。
ソニーブースの詳細は、こちら(※英語のみ)をご覧ください。

NAB Show 2023: Creativity Connected

製品詳細については、ウェブサイトをご覧ください

『BVM-HX3110』製品ページ
『LMD-A180』製品ページ

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